NY発:ビルマ政治囚釈放署名イベントの報告(その1)2010/07/01 03:43


                                                                                            (c) 2010 JWT
日本の皆さん、こんにちは。在NYインターンのカネコマイコです。

これまでもブログ上でお知らせしていた通り、先週6月22日(火)に、ビルマ政治囚の釈放を求める一日署名イベントが、ニューヨークのグランドセントラル駅で行われました。

そこで、実際どのように一日が過ぎていったのか、写真を交えながら3回に分けてお伝えしたいと思います。当日の朝8時から夜7時までのイベント・スケジュール詳細はこちら

イベント当日はHRWのスタッフ、インターン共々、早朝7時にグランドセントラル駅(通称グラセン)に集合です。前日インターン同士で、「何が怖いって、明日12時間近く立ちっぱなしってことより、6時前に起きなきゃいけないことだよね」なんて言い合っていたのですが、何とか時間通りに(それでも走って汗だくで)到着。グラセンには、何度も足を運んでいたつもりが、実は私は会場となるバンダービルト・ホールの存在を知りませんでした。着いてみると中央広場からすぐの、いかにも終着駅らしい堂々とした作りのホール(といっても広場のイメージに近い)でした。

午前8時からのオープニングに合わせ、International Burma Monks Organizationの僧侶の方たちも到着し、イベントは定刻どおりに始まります。


Burma2

写真は、ビルマの政治囚の写真でできたインスタレーションの前でお経を唱えているところです。中央でピンク色の僧衣をまとうのは女性僧侶。ビルマ仏教の読経は、私たちが慣れ親しんだ低音でうねるように響くそれとは大きく異なり、歌のメロディーのように広場を流れていきました。厳かさと軽やかさが共存する独特の旋律は、あわただしい朝のグラセンの空気を一瞬にして変えてしまう力を持っていたようで、思わず通勤中の人びとも足を止めて聞き入っていました。


続いて、HRW代表ケネス・ロスのオープニング・スピーチ(逆光で暗くてごめんなさい…)です。ビルマで9月に行われるとみられている20年ぶりの国政選挙が、いかに見せ掛けだけのものであるかについて語り、ビルマに2100人以上いるといわれる政治囚釈放運動への市民の参加を呼びかけました。その後、ロス代表が独房の鉄格子に見立てたペンを取り、最初の署名をしました。

                                                                                            (c) 2010 JWT
この問題に深い関心を寄せるチェコの国連大使、マーティン・パロウス氏が続いてスピーチをした後、同様にペンを取ろうとしたところ、なかなか取れなくて立ち往生というハプニングも。隣にいたHRWメディア・ディレクターのミンキー・ウーデンがやおらペンを取ってパロウス大使に手渡すと、「ほら、ビルマの民主化運動ではこうやって女性がすごい力を発揮しているんだ」と、おどけながらも中々どうして核心を突く鋭いコメント。インスタレーションの写真構成からも分かるように、ビルマの民主化運動では女性の存在感がとても大きいのです。

ビルマ民主化運動を担う勇敢な旗手たちのストーリーは、HRW報告書「忘れられたビルマの政治囚たち」(日本語)で、ぜひお読みください!(次回に続く)

※ビルマ民主化運動で「あなたができること」とは?
※ビルマの政治囚釈放キャンペーンのオンライン署名(英語)にご協力ください!
※2100 in 2010 Free Burmaキャンペーン詳細はこちら(日本語)から

NHK番組“MISSION”収録現場レポート①2010/07/02 11:09


こんにちは、インターンの栗本です。

私達、東京オフィスのインターン生は、土井さんがナビゲーターをしている、NHK BSハイビジョン 「地球ドキュメント ミッション」の収録へ同行しました。

ちなみに、NHK 地球ドキュメントミッションのウェブサイトはこちら

収録現場の裏側をみなさんにお伝えします!



まずは、

競歩選手の様に足が速い土井さんに、インターンは小走りでついていき、午後7時15分にNHKに到着しました。


そして、土井さんは準備のため控え室へ。


その間に、インターン達はリハーサル前のスタジオに潜入!!


その周辺には...


4・5台のカメラや照明がいくつもありました!
これだけでもインターンは感激!!



収録1時間前、
プロデューサーの方達とリハーサルが行われ、収録の流れの打ち合わせをします。


みなさん、とても真剣な表情です。



次回はいよいよ本番以降の様子をお届けします☆

お楽しみに!

NHK 地球ドキュメントミッションのウェブサイトはこちら

地球ドキュメント ミッション
NHK BShi(日)21:00~  翌(水)8:00~
BS2  翌(月)23:00~  翌(金)15:00~




ビルマ女性国際法廷:裁判官の勧告の全文2010/07/03 20:42

6月27日に行なわれたビルマ女性国際法廷

裁判所の勧告的意見の全文をご紹介いたします。5番の勧告に御注目ください。

====================

 

裁判所の勧告的意見

 

まず裁判官団から意見を述べるのに先立って、今回の法廷の実現に努力されたすべての関係者の皆様に心から敬意を表したいと思います。また、本日傍聴席で、私たちと同じように、歴史の目撃者となるべく参加してくださった方々にもお礼を申し上げます。

特に、証人として参加してくださったビルマの女性の方々に心からお礼を申しあげたいと思います。未だ残る心の傷を抱えながら、つらい経験を法廷で話してくださって本当にありがとうございました。みなさんの証言は私たちの心に強く響きました。遠くから本法廷のために来日してくださったことに、心から感謝します。

 

本法廷では、ビルマにおいて、女性に対する「人道に対する罪」にあたる事実が存在するどうか、その責任を被告人であるタンシュエ氏が負うべきかを判断することになります。

 

人道に対する罪が認められるためには、起訴状に掲げられた行為が行われたことだけではなく、これが「文民たる住民に対する攻撃」であって、「広範又は組織的なものの一部として」行われることが必要となります。

 

本法廷で証言されたみなさんが、経験された、女性に対する人権侵害行為、すなわち、殺人、奴隷化、拷問、自由の剥奪、レイプ・性的虐待は、単なる個人的な経験ではなく、多くのビルマ女性が経験したであろうことは、本法廷に証拠として提出された、国連におけるビルマ特別報告者による報告書等数多くの書証からも十分に窺うことができます。

 

このことは、ビルマで起こっている女性に対する人権侵害行為が、みなさんのような戦闘員ではない、一般住民に対して、「広範又は組織的なものの一部として」行われている蓋然性を示唆しています。

 

検察官は、このような人権侵害行為の責任を、タンシュエ氏が負うべきだとしています。

しかし、本法廷で示された証拠のみでは、タンシュエ氏が、上官として人道に対する罪を犯したとまでは判断することはできませんでした。

 

ただ、そうだとしても、タンシュエ氏が責任ある地位にある、ビルマ軍事政権下で、人権侵害行為が継続的に「広範又は組織的なものの一部として」行われているということは、本法廷に提出された証拠から容易に推察することができます。したがって、ビルマでの女性の人権侵害状況は、人道に対する罪に該当する蓋然性が極めて高いということができます。

 

以上のことを前提として、私たち裁判官団は、日本を含めた国際社会や、私たち国際社会の構成員が、ビルマの女性に対する人権侵害行為に対して、次のことを行うことを求めます。

 

1 国際社会は、女性に対する暴力は、どこで誰によって行われても犯罪であることを改めて確認し、特に、ビルマが女性差別撤廃条約を批准しているということを重視すること。

 

2 国際社会は、ビルマの女性に対する人権侵害状況について、今後もあらゆる形でその情報を共有する努力を行うこと。

 

3 ビルマの女性に対する人権侵害状況が、人道に対する罪に該当する蓋然性が極めて高いことから、国際社会として、情報共有の段階を超えた、何らかの対応が必要であることを確認すること。

 

4 これまで国連が数多くの決議・勧告を行っているにもかかわらず、現在もビルマの女性に対する人権侵害行為が改善されていない状況にあることが強く疑われる以上、ビルマ政府の自主的な対応にゆだねる段階を超える状況にあること。

 

 

6 この独立した国際調査団の調査・派遣によっても事態に改善が見られない場合には、さらなる段階として、国連安全保障理事会が、ビルマにおける人道に対する罪について、討議し、国際刑事裁判所検察官に事態を付託する決議を行うことなどを検討すること。

 

7 たとえ、国連がこのような積極的な行動を開始したとしても、人道に対する罪が強く疑われる女性に対する人権侵害状況は継続的していく可能性が高いため、私たちは、ビルマの女性たちに何らかの支援を行うための有効な方法を模索するさらなる努力を行うこと。

 

8 最後に、アジアの一員として、日本国政府及び日本国民は、より的確な情報を共有し、ビルマの女性に対する人権侵害状況について理解を深めることにより、圧政と闘うビルマ国内・国外にいる人々に対して、可能な限りの人道的支援を行う義務があることを確認すること。

 

2010627

 

    ビルマ女性国際法廷

        裁判長裁判官 後藤 弘子

        裁判官     久保利英明

         同       敷田 みほ

         同       新倉 修

         同       濱田 邦夫

 

まず裁判官団から意見を述べるのに先立って、今回の法廷の実現に努力されたすべての関係者の皆様に心から敬意を表したいと思います。また、本日傍聴席で、私たちと同じように、歴史の目撃者となるべく参加してくださった方々にもお礼を申し上げます。

特に、証人として参加してくださったビルマの女性の方々に心からお礼を申しあげたいと思います。未だ残る心の傷を抱えながら、つらい経験を法廷で話してくださって本当にありがとうございました。みなさんの証言は私たちの心に強く響きました。遠くから本法廷のために来日してくださったことに、心から感謝します。

 

本法廷では、ビルマにおいて、女性に対する「人道に対する罪」にあたる事実が存在するどうか、その責任を被告人であるタンシュエ氏が負うべきかを判断することになります。

 

人道に対する罪が認められるためには、起訴状に掲げられた行為が行われたことだけではなく、これが「文民たる住民に対する攻撃」であって、「広範又は組織的なものの一部として」行われることが必要となります。

 

本法廷で証言されたみなさんが、経験された、女性に対する人権侵害行為、すなわち、殺人、奴隷化、拷問、自由の剥奪、レイプ・性的虐待は、単なる個人的な経験ではなく、多くのビルマ女性が経験したであろうことは、本法廷に証拠として提出された、国連におけるビルマ特別報告者による報告書等数多くの書証からも十分に窺うことができます。

 

このことは、ビルマで起こっている女性に対する人権侵害行為が、みなさんのような戦闘員ではない、一般住民に対して、「広範又は組織的なものの一部として」行われている蓋然性を示唆しています。

 

検察官は、このような人権侵害行為の責任を、タンシュエ氏が負うべきだとしています。

しかし、本法廷で示された証拠のみでは、タンシュエ氏が、上官として人道に対する罪を犯したとまでは判断することはできませんでした。

 

ただ、そうだとしても、タンシュエ氏が責任ある地位にある、ビルマ軍事政権下で、人権侵害行為が継続的に「広範又は組織的なものの一部として」行われているということは、本法廷に提出された証拠から容易に推察することができます。したがって、ビルマでの女性の人権侵害状況は、人道に対する罪に該当する蓋然性が極めて高いということができます。

 

以上のことを前提として、私たち裁判官団は、日本を含めた国際社会や、私たち国際社会の構成員が、ビルマの女性に対する人権侵害行為に対して、次のことを行うことを求めます。

 

1 国際社会は、女性に対する暴力は、どこで誰によって行われても犯罪であることを改めて確認し、特に、ビルマが女性差別撤廃条約を批准しているということを重視すること。

 

2 国際社会は、ビルマの女性に対する人権侵害状況について、今後もあらゆる形でその情報を共有する努力を行うこと。

 

3 ビルマの女性に対する人権侵害状況が、人道に対する罪に該当する蓋然性が極めて高いことから、国際社会として、情報共有の段階を超えた、何らかの対応が必要であることを確認すること。

 

4 これまで国連が数多くの決議・勧告を行っているにもかかわらず、現在もビルマの女性に対する人権侵害行為が改善されていない状況にあることが強く疑われる以上、ビルマ政府の自主的な対応にゆだねる段階を超える状況にあること。

 

5 したがって、国際社会は、国連事務総長の権限または国連人権理事会の決議により、ビルマに対し、独立した国際調査団を結成し、これを派遣することが必要な状況に達していることを確認すること。

 

6 この独立した国際調査団の調査・派遣によっても事態に改善が見られない場合には、さらなる段階として、国連安全保障理事会が、ビルマにおける人道に対する罪について、討議し、国際刑事裁判所検察官に事態を付託する決議を行うことなどを検討すること。

 

7 たとえ、国連がこのような積極的な行動を開始したとしても、人道に対する罪が強く疑われる女性に対する人権侵害状況は継続的していく可能性が高いため、私たちは、ビルマの女性たちに何らかの支援を行うための有効な方法を模索するさらなる努力を行うこと。

 

8 最後に、アジアの一員として、日本国政府及び日本国民は、より的確な情報を共有し、ビルマの女性に対する人権侵害状況について理解を深めることにより、圧政と闘うビルマ国内・国外にいる人々に対して、可能な限りの人道的支援を行う義務があることを確認すること。

 

2010627

 

    ビルマ女性国際法廷

        裁判長裁判官 後藤 弘子

        裁判官     久保利英明

         同       敷田 みほ

         同       新倉 修

         同       濱田 邦夫

 

NHK番組“MISSION”収録現場レポート②2010/07/05 13:00

今日は収録本番の様子をお伝えします!

地球ドキュメント“MISSION”は、世界を変えるミッションの挑戦者達と一緒に
「困難の壁を乗り越える方法」を考えていく番組です。


ナビゲーターの、堀尾さん、サヘルさん、そして土井さんです。
バッチリきまって、いよいよ本番スタート!!




今回のMISSIONでは、ホームレスの人達に雑誌販売の仕事を提供し、自立支援をするTHE BIG ISSUEの活動がテーマです。皆さん、ご存知の方も多いかと思います。




カメラマンさんの後ろから見てみると、こんな感じです。
ビデオカメラに映っているのが見えますよね?




土井さんのスタイリストさんです。
とっても真剣な眼差しで、モニターチェックをしていました。




収録は、とても多くの方々に支えられて行われます。




無事収録も終わり、土井さんと写真を一枚。
皆さん、お疲れ様でした!!




今回、実際の収録現場を見て、一つの番組を作り出すのに、本当に多くの方々が力を合わせ、お一人お一人が真剣に自分の役割を全うし、とても細かい所まで気を遣っていらしたのが、本当にすごいなと感じました。今回撮影した「ホームレス脱出への二人三脚」回は、7月11日に放送予定です!

次回からは、番組に携わる方々のインタビューをお伝えします!!

NHK 地球ドキュメントミッションのウェブサイトはこちら

地球ドキュメント ミッション
NHK BShi(日)21:00~  翌(水)8:00~
BS2  翌(月)23:00~  翌(金)15:00~



NHKとTBS映像: シンポ 日本の人身売買の課題2010/07/06 10:52

先日、私たちがオフィスをおいている明治大学で、
日本の人身売買についてのシンポが開催されたことを
こちらのブログでもご報告いたしました。
http://hrw.asablo.jp/blog/2010/06/28/5188878

私たちヒューマンライツウォッチも協賛する
このシンポの様子が、TBSやNHKでも放映されました。

TBSニュース 人身売買の実態伝えるシンポジウム
http://news.tbs.co.jp/20100703/newseye/tbs_newseye4468357.html

NHKニュース 人身売買の実態伝えるシンポ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100703/t10015518371000.html

10日までご覧いただけるとのこと、どうぞ、お楽しみ下さい。

主催されたみなさま、本当にお疲れ様でした。

「ミッション」の特集記事がNHKステラに掲載!2010/07/07 10:23

私(土井)がキャスターをつとめるNHKの地球ドキュメントミッションが6月23日(水)に発売されたNHKウィークリーステラの今週号に3ページにわたって特集されています。

この記事は、ステラ編集部の一瀬寛明さんがこの番組を大変気に入ってくださったことから、編集部内で熱心に交渉してくださったおかげで掲載が実現したとのこと!一瀬さん本当に感謝です。

地球ドキュメント ミッション
NHK BShi(日)21:00~  翌(水)8:00~
BS2  翌(月)23:00~  翌(金)15:00~








NHK "MISSION"収録現場レポート③:堀尾正明アナウンサーのマネージャー川越さんに突撃!2010/07/08 11:12

  こんにちは。NYオフィスでのインターンから戻りました奥村真知子です。先日、土井さんが出演している地球ドキュメントMISSIONの収録現場に私も他のインターンの皆さんと同行させていただきました。そこで収録の裏方と一部始終を見せていただいたとともに、共演者やスタッフの方からも貴重なお話を伺うことができましたので、何回かに分けてご紹介していきたいと思います!


  まずこの番組の司会者である堀尾正明アナウンサーのマネージャーを務めていらっしゃる川越彩さんに、堀尾さんの人物像と”MISSION”への思い、さらには川越さんご自身が務めるマネージャーさんというお仕事について聞いてきました。

***
Q.1: 堀尾さんはどんな方ですか。
A.1:  楽しむ時は子供のように楽しみ、まじめに取り組む時はとことんまじめに取り組む。そんな「純粋」な人です。

Q.2: 堀尾さんがこの”MISSION”という番組に抱かれている思いとはどういうものだと思われますか。
A.2: 他の人が普通目を向けないようなテーマを視聴者の皆さんに伝えていきたいという気持ちがあると思います。


Q.3: 多忙を極める堀尾さんですが、常に幅広いトピックを網羅されているように思います。どのようなタイムマネージメントで情報収集をされているんでしょうか。
A.3: タイムマネージメントは正直大変ですが(笑)。でも堀尾さんはとても勉強家で、番組で取り上げる話題の資料をいつも出演ぎりぎりまで読み込んでいるし、出演者の情報も細かいところまで調べていますよ。仕事に関するスケジュールを管理するのが私の仕事ですが、それ以外のプライベートな時間でも情報収集をいつもしている人です。

Q.4: では、そんな堀尾さんを支えるマネージャーのお仕事についてどんなものなのかもう少し教えてください。
A.4: 実は私は23歳から25歳にかけてマネージャーの経験をしたのですが、その後6年間広告代理店で働きました。そして1年半ほど前から御縁があって堀尾さんのマネージャーをさせていただいています。マネージャーの仕事とは一言で言うと「人に気を遣う仕事」です。番組制作にはいろいろな人が関わっていますが、そういう人と人との間に立って、それぞれに違う希望を調整していく役割と言えます。実は私は人の意見に流されがちなところがあるので、この調整に苦労することも多いのですが・・・。とはいえ、やはりこの仕事が好きですね。

 
Q.5: では、川越さんから見た土井香苗さんの印象はどうですか?
A.5: 志が高い方。自分と年齢があまりかわらないのに、すごいことをやっている人だと思います。ただ、飲み会で一度ご一緒した時には、土井さんのお茶目な面も見ることができ、かわいい人だなと思いましたよ。

***
 堀尾さんが抱くこの番組への思いは、実はADの方がおっしゃっていたことにも共通するところがあって、一般の人が見逃しがちになっている話題に焦点を当てていくのというのにこの番組の特徴があるようです。一般的に民報では高視聴率を過敏に気にする傾向があるため、関心を持たれにくいテーマに光を当てていくということが少ないようです。だからこそこういった番組は珍しく、視聴者に新鮮な刺激を与えることができるのではないかと思います。

 また堀尾さんの活躍の陰には、川越さんという方の支えがあるということがお話を通してよく分かりました。そして川越さんもおっしゃっていた土井さんのお茶目な面は、番組内での堀尾さんとのやりとりでも垣間見られることがあるので、それもこの番組のひそかな楽しみの一つかもしれません。こうした出演者の意外な一面を引き出していくのも司会者の力量と言えるでしょう。今回の「雑誌販売でホームレス脱出」の冒頭、堀尾さんのボケに対するかなえさんのコメントにも注目してみてください!

NHK 地球ドキュメントミッションのウェブサイトはこちら

今回撮影した「ホームレス脱出への二人三脚」回は、7月11日に放送予定です!
どうぞご覧くださいませ

地球ドキュメント ミッション
NHK BShi(日)21:00~  翌(水)8:00~
BS2  翌(月)23:00~  翌(金)15:00~


NHK番組“MISSION”収録現場レポート④:フロアを仕切る加治木さんに直撃!2010/07/09 16:48

今回のNHK地球ドキュメントMISSIONの現場突撃レポートは、
フロアディレクターの加治木さんのインタビューについてお伝えします。



とっても気さくで面白い方で、フランクにインタビューを受けて頂きました。
そして、こんなお茶目なポーズも!!




加治木さんは、収録がスムーズに進むように、収録現場の環境を整えたり、出演者の方々が収録をし易くできるように、フロアを統括するお仕事をされています。

“この仕事は気遣いと気づきが大事”とおっしゃった加治木さんは、
色んな視点から収録現場を見る事を心掛けてお仕事に取り組んでいる様子を、とても真剣にお話してくれました。




例えば、収録でとても重要な“カンペ”。
加治木さんは、カンペ一つにも、とても沢山の気遣いをしていらっしゃいます。

台本に書いてある台詞を、出演者の方にとって言い易いように変えて書いたり、カンペを一目見て分かる様に、色を使ってどの出演者の方が話しているのか分かるようにしたり、読み易いように手書きに手書きにこだわったり...などなど、本当に細かい所まで注意をして、収録現場を支えていらっしゃいます。




“この番組は本当にやっている事が大きくて、絶対に民報ではできない事をやっている”
と加治木さんご自身も、番組の内容に刺激を受けていらっしゃるご様子です。


そんな加治木さんが感じた土井さんの印象は、
“とても大きな志を持っていて、地球を動かすことができる人”
だそうです。


そんなパワフルな印象を与えた土井さんもまさかのハプニングがあったようです!

“以前、海外出張で喉の調子が悪く、声が出なかった事があってね。
 ビックリしたけど、そんな時こそ工夫して、加湿器を置いたり、お茶は喉を痛める成分
 が入っているから水に変えたり、のど飴を用意したりして乗り切ったんだ。
 出演者の方が海外によく行く人であれば、そんなハプニングにもしっかり対応できるよ
 うにしておく。そんな気遣いが本当に大事なんだ。”


(土井香苗コメント:加治木さん、そこまでやってくださっていたんですね!!ほんとうにすみませんでした。そしてありがとうございました!!!)

収録現場にある細かいニーズに常にアンテナをのばし、ベストな収録環境をつくる。
そこに加治木さんは“MISSION”を感じてるんだなという事が伝わってきました。




番組収録に対して、本当にアツく語って頂いた加治木さん。
本当にありがとうございました!!

NHK 地球ドキュメントミッションのウェブサイトはこちら

今回撮影した「ホームレス脱出への二人三脚」回は、7月11日に放送予定です!
どうぞご覧くださいませ

地球ドキュメント ミッション
NHK BShi(日)21:00~  翌(水)8:00~
BS2  翌(月)23:00~  翌(金)15:00~










セミナー 「世界を舞台にNGOで働く」ためのキャリアプラン のお知らせ2010/07/10 19:49

土井香苗です。マガ9学校の講師をつとめることに。
そのタイトルも 「世界を舞台にNGOで働く」ためのキャリアプラン

こういうお題の講演は初めてです。内容をしっかりかんがえねば。

マガ9学校からのお知らせ文は以下のとおりです。

申し込み、詳細はこちらから!


↓↓↓↓↓↓↓↓


 

第2回の「マガ9学校」のお知らせです。

7月17日(土)16時(15時半開場)〜18時半 

「世界を舞台にNGOで働く」ためのキャリアプラン

私の「MISSION」は、「世界中の人に尊厳のある生を!」

土井香苗(弁護士/ヒューマン・ライツ・ウオッチ日本代表)

です!

巨大国際NGOの日本ディレクターとして、またテレビ番組のキャスターとしても活躍中の土井香苗さん。「今、最もお話を聞きたい人!」 とのリクエストも高く、今回実現の運びとなりました。世界を舞台に活躍している土井さんから、「人権を守る仕事って何?」「どんな勉強をがんばったらいいのか?」「自分のMISSIONを持つとはどんなこと?」といったことなど、いろいろと具体的に語ってくれる予定です。現在HRW(ヒューマン・ライツ・ウオッチ)でインターンシップを行っている現役大学生二人も参加してくれます。

参加費:2000円(学生500円)

主催:「マガジン9」http://www.magazine9.jp

会場:カタログハウス本社地下2階セミナーホール

(東京都渋谷区代々木2―12―2)

申し込み、詳細はこちらから!

*****




MISSION公開収録 @ 慶応湘南藤沢キャンパス2010/07/12 10:22

先日収録にお邪魔して、このブログでも数回にわたってご紹介してきたNHKの「地球ドキュメンタリー MISSION」。



私(土井)と、堀尾アナ、サヘルさんの3人が、さまざまな社会問題を解決するミッションに取り組むチャレンジャーの方々を紹介し、その道のスペシャリストであるミッションマスターのアドバイスも受けて、より充実した活動を目指していく番組です。

そんな「MISSION」がこのたび、ついにスペシャルになります!!
7月25日(日) BShi 21:00 より放送の15分拡大版のスペシャルの収録が、なんと、あのマックブックが印象的なスタジオを飛び出し、
「慶応大学湘南藤沢キャンパス」
にやってきます!

しかも今回、いつものミッションマスターはいません。
集まった我々学生たち、若者たちがミッションマスターなんです!

今回のチャレンジャーは、恵まれない子供たちのためにナイロビで奮闘する「チャイルドドクター」ナイロビ事務所代表の宮田久也さん。

ビデオを見た後、宮田さんがぶつかている壁を乗り越えるために、自分が「なにが出来るか?」「どんなアイデアが出せるか?」「どんな手伝いが出来るか?」を考え、発表し、スカイプでつないだ宮田さんに、直接ぶつけることが出来ます。

あの「MISSION」に自分が参加し、率直な思いをチャレンジャーに伝えることが出来る素晴らしい機会です。参加条件は無く(慶応の学生である必要はありません!)、完全にオープンな収録です。世界中に山積する解決困難な社会問題のに何か貢献出来ないかと考えている方、是非この機会に参加して"Change"を生み出しましょう!

参加の申し込みは
NHK ミッションのブログ
http://www.nhk.or.jp/mission-blog/info_more/53258.html
よりお願いします。

収録日時: 7月14日(水) 開始9:25  終了11:25
          ※開場 9:00(9:20までにご来場・ご着席下さい)

収録場所: 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス θ(シータ)館

行きかた:
  ○横浜市営地下鉄「湘南台」・小田急「湘南台」・相鉄線「湘南台」からバス「慶應大学」行に乗り(20分)、「慶應大学」にて降車。
  ○JR東海道線「辻堂」からバス「慶應大学」行に乗り(25分)、「慶應大学」にて降車。
参加条件: なし(完全公開・自由参加)  ※入場料はありません

出演: 堀尾正明、サヘル・ローズ(女優・イラン出身)、土井香苗(ヒューマン・ライ
ツ・ウォッチ日本代表)

ゲスト: 金子郁容  厳網林  玉村雅敏  井上英之 (慶應SFC 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 社会イノベータコース)

ネット中継: 宮田久也(NPO「チャイルドドクター」ナイロビ事務所代表)

放送: 7月25日(日) BShi 21:00  26日(月) BS2 23:00

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以下、NHKのMISSIONホームページ、ブログより引用です。

7月25日放送(BS2では26日)の「地球ドキュメント ミッション」は、

特別公開授業「地球ドキュメント ミッション」@慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
《ケニア・一通の手紙がつなぐ命と心》
と題し、放送時間を59分に拡大して、スペシャル版でお送りします。

堀尾アナウンサー、サヘル・ローズ、土井香苗のキャスター陣が、
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に登場、
番組を題材に、SFC社会イノベーターコースの先生方が、
会場に集まった若者たちを相手に、特別公開授業を行います。

ミッションチャレンジャーは、5歳になれずに命を落としてゆくケニアの貧しい子どもたちを救おうと、たった一人でナイロビに飛び込んだ日本人の若者。会場の若者たちは、チャレンジャーのミッション達成のために「自分に何が出来るのか?」、徹底的に話し合い、考え抜き、思いをチャレンジャーに直接ぶつけていきます。
ナイロビとネット中継で結んで繰り広げられる 「世界を変える対話」に参加して あなたの声を届けて下さい。 

収録日時: 7月14日(水) 開始9:25  終了11:25
       ※開場 9:00(9:20までにご来場・ご着席下さい)
収録場所: 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス θ(シータ)館
参加条件: 完全公開・自由参加  
放送:    7月25日(日) BShi 21:00  26日(月) BS2 23:00