ビルマ アート作品 イベント:ボランティア募集!2010/06/01 17:31

2100人もの政治囚(political prisoners)が、ビルマで投獄中なのを知っていますか?

その多くが、アウンサンスーチーさん率いる野党政党の政治家や、僧侶、ジャーナリスト、ブロガー、人権活動家など。

ビルマは40年以上軍事政権が続いています。そして今年2010年、20年ぶりに、総選挙が行なわれます。でも、野党政治家など2100人もが投獄中では、到底まっとうな選挙とは言えません。なので、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、昨年から、「2010年までに2100人 2010年の総選挙までに全政治囚の解放を!」キャンペーンをやってます。

このキャンペーンの一貫として、ビルマのpolitical prisoners のアート作品を作りました!こちら↓ 

ちょっと見にくいと思いますが、これは、ニューヨークの有名なグランドセントラル駅にアートを置いた想像図です。

クローズアップするとこんな感じ。ペンの檻が沢山集まったアート作品で、檻の中には僧侶などが拘禁中です。人の大きさ位のアート作品なんですね。

このアート作品、夏に、NYのグラウンドセントラルで披露する予定なんですが、できれば、東京でも、一日、アート作品として展示したい!と思っています。日本中の人たちに、特に、政治家や外務官僚の人たちなどに、2100人もが、平和に表現の自由を行使しただけで、投獄されている現状を知って頂きたいです。

で、私たちヒューマンライツウォッチの土井と吉岡だけでは、到底このイベントをやることができません。

ということで、3-5名ほど、イベントボランティア募集!です。できれば秋ころに、東京駅(?)とか、どこか人通りの多いところで、アート作品を展示したいです。イベントボランティアが集まったら、このイベントやります!ということで皆様のサポートが、このイベントを成立させます・・・ 

できれば、仕事として、あるいはプライベートで、イベントをやっている方々に、優先してお願いできればと思っております。イメージとしては、秋のイベント終了までに、1週間に5-10時間くらいをこのイベントのために割いていただきたいです。社会人(とくにイベント関連会社の方)大歓迎です。

どうぞ宜しくお願いします!お友達にもぜひボランティア募集のお声をおかけください。

応募は、tokyo@hrw.org まで。 タイトルに、「イベントボランティア応募」と書いたうえで、お名前、ご連絡先(携帯番号、メールアドレス)、ご所属(ただし無所属の方も歓迎です!)志望動機を簡単にお書き下さい。もし履歴書もあれば添付していただけるとなおありがたいです。

よろしくお願いします!

AERA「現代の肖像」での特集決定!!2010/06/02 14:26


こんにちは。インターンの湯村です。


週刊誌
AERAの人物ルポルタージュ欄「現代の肖像」に、香苗さんが載ることが決定しました!

         取材中

「現代の肖像」は、各界で活躍している人たちが特集される欄です。本人インタビューだけでなく、周辺の人たちの取材や、取材者の方の視点も交えたもので、数ページに渡って特集されます。

数ヶ月かけて取材を進めていく中、今日は第一回目のミーティングでした。

AERA「現代の肖像」、乞うご期待ください!
そして、6月28日号(6月21日発売)AERAにも、香苗さんが登場しますので、皆さん是非手にとって見てください!



7月5日号(6月28日発売)AERAに載ります!2010/06/03 10:13

(発売日が、6月28日に変更となりました!)
こんにちは!インターンの湯村です。

 


一昨日、雑誌
AERAの取材がありました。
香苗さんが、
AERA7月5日号(6月28日発売)の「仕事術」の一人として、特集されます。

     写真撮影中


ニューヨーク出張中に声を失い、嗄れた声で取材を受けていました。
ちなみに、私も風邪で声がガラガラです。


7月5日号(6月28日発売)AERA、皆さん是非お読みください!

 

 

月刊紙Wendy8月号に載ります2010/06/04 16:53

こんにちは。インターンの湯村です。

今日は、月間紙「Wendy」の取材がありました。8月号の「Ms. Wendy」に香苗さんが載ります!

             取材中の様子


「Wendy」は、マンションの管理会社のフリーペーパーです。「Ms. Wendy」は、各界の第一線で活躍している女性たちが、『女性のライフスタイル』というテーマでインタビュー特集される欄です。

香苗さん自身の話、小さい頃の写真などが載る予定です!
記事は、ホームページ「Wendy-Net」の「今月のMs. Wendy」でも(掲載月以降もバックナンバーとして)ご覧になれます。
乞うご期待ください!

9日(水)の「ニュースの深層」はアフリカ・コンゴです!2010/06/07 17:50



先日、あさって6月9日放送用の「ニュースの深層」を収録しました!
通常は生放送の「ニュースの深層」ですが、来週LAに出張に行くため、今回は収録という形になりました。

今回のゲストは、米川正子さんです!
米川さんは、アフリカの人道支援や紛争・平和構築に国連ボランティアやUNHCRなどを通して現地で携わり、現在は宇都宮大学国際学部特任准教授をされています。この10年間で通算4年コンゴに住まわれていた、コンゴ民主共和国のスペシャリスト
          右から、前田アナ、米川さん、香苗さん

番組では、コンゴの複雑な現状を、分かりやすく議論しています。

世界最悪の紛争といわれているコンゴ紛争は、地域紛争でもあり国際紛争でもある複雑なものです。第二次世界大戦以来のさまざまな紛争のうち、最大の犠牲者--5百万人以上--をだしているのに、ほとんど報道されない忘れられた戦争です。

コンゴ紛争には、天然資源の争い、民族紛争、国際政治の集中など、様々な要因が絡んでおり、複雑です。また、現地の人道危機は深刻で、人権侵害が横行しています。難民、住居略奪、レイプ、罪人の不処罰など、多くの問題があります。
これらの諸問題を分かりやすく伝えると共に、米川さん自身のお話や、コンゴの衝撃的な事実、これからの日本の役割などを、50分間熱く語ります。

皆さん、6月9日夜8時から朝日ニュースターの「ニュースの深層」、ぜひご覧ください!!

        収録前のミーティング
         収録直前

ヒューマンライツウォッチのコンゴについてのより詳しい日本語情報はこちら

ビルマ写真展 行きそびれた方へ・・・ 写真集です2010/06/08 07:50

ビルマの写真展 

□■写真展:ビルマ(ミャンマー)からの声■□  (5月12日から26日)
を、現役インターンと元インターンたちが、コラボして開催してくれました。

多くのみなさんが足を運んでくださいました。本当にありがとうございました!

さて、行きそびれた・・・という方。


こちら↓

http://www.kodakgallery.com/gallery/sharing/shareRedirectSwitchBoard.jsp?token=582257339113%3A1887122651&sourceId=533754321803&cm_mmc=eMail-_-Share-_-Photos-_-Sharee

に、写真ギャラリーを用意しました!クリックしてみてくださいね。

主催する大学生が奮闘する様子と明治大学での写真展の様子を写真におさめてあります。

どうぞご覧くださいませ。

土井香苗

セネガル―放課後活動は路上の物乞い(最終回)2010/06/09 04:03

全3回のフォト・ジャーナルも今回が最終回です。今回も引き続き、セネガルの路上でなぜこんなにも多くの少年たちが物乞いをしているのかについて、そして彼らの日常がどんなものであるのかについて、お届けします。

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                                                                                    (c) Thomas Lekfeldt
写真は、寄宿型のコーラン学校の少年たちの一人が露店で買ったお粥を、みんなで分け合って食べている様子です。教官から物乞いを強制されて、毎日のようにお金や米、砂糖を持ち帰っても、それらはすべて取り上げられてしまいます。彼らが教官やその家族たちを養っている、というのが現実なのです。その上、自分たちの食料も同じようにして物乞いをしたり、自分で買わなくてはなりません。当然、ほとんどが栄養失調状態です。

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                                                                               (c) 2006 Roy Burroughs
シリーズ第2回では、施設が足りずに屋外に寝泊りさせられている少年たちをご紹介しました。この写真の少年たちは運よく屋内に寝ることができていますが、ごく小さな部屋に30人もが押し込められている状態です。うすいマットを直接床に敷いただけの環境で、身を寄せ合って眠ります。当然、皮膚病、マラリア、寄生虫といった病気があっという間に蔓延。ところが、ひとたび病気になると、自らの薬代を稼ぐためと、更に長時間の物乞いを強制されるといいます。

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                                                                                      (c) 2008 AP Photo
写真は、ダーラ(コーラン学校)から親戚に助け出された5人の少年たちが、治安判事に養育権を学校から取り戻す手続きをしてもらっているところです。毎年何百人もの少年たちが虐待と搾取から自由になろうと、学校を逃げ出します。

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                                                                                       (c) Ricci Shryock
ダカールのガソリンスタンド周辺で、夜間に物乞いをする少年たち。ノルマを達成しないで学校に戻ると、教官たちからひどい虐待を受けることを恐れて、少年たちはしばしば、夜更けになっても物乞いを続けます。

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                                                                                (c) 2010 Ricci Shryock
ダカール郊外にあるダーラのコンクリートの床に座る少年。彼が寝食を仲間と共にするスペースです。後ろに見える小さなリュックに、それぞれの少年のすべての所持品が納められています。

全3回シリーズでお届けした、セネガルの少年たちのフォト・ストーリー、いかがでしたか?「しっかりとコーランの教えを学んでほしい」と子どもをコーラン学校に送る両親たちは、通常決して裕福ではありません。結果として、子どもたちを精神的にも物質的にもサポートするのが難しい状況にあります。教官たちが虐待や搾取をうまく隠すことで、真実を知らない両親もいれば、真実は知りながら、経済的な理由で子どもたちをダラに送る、または送り返す両親もいます。

セネガル政府は2005年に、個人財産を増やすために他者に物乞いを強制することを禁ずる法令を施行しています。にもかかわらず、なぜこのような悲惨な状況が続いているのか?答えは一つではありませんが、この法令に基づいてこれまでただ一人の教官も起訴されていないという事実が、理由の一つであることは間違いありません。少年たちへの搾取と虐待に対する不処罰が、白昼堂々とまかり通っているわけです。本来人を救うものであるはずの宗教の教えを隠れみのにした人権侵害…今後も引き続き、これに関するHRWの活動にご注目ください!

※報告書「子供たちの搾取をやめよ:セネガルにおける強制物乞いと虐待の実態」(全114ページ、英語)
※もっとアフリカについて知りたい方はこちらからHRWのリリースをお読みになれます。

RTN プロジェクトにインタビューして頂きました2010/06/10 08:22

こんにちは。スタッフの吉岡利代です。

このグログのアイコンの左側にいる者で、HRW東京オフィスのアソシエートです!

さて、みなさまは「RTNプロジェクト」をご存知ですか?

このプロジェクトは、海外での生活経験がある、帰国子女や留学生などのネットワークを構築し、web2.0的に「プラットフォーム」化してしまおう、というものです。このプラットフォームの使い方は自分次第。ビジネスに活用したり、文化交流を行ったり、就職活動の参考にしたり。。。と、出会いの場を自由に広げることができます。詳細はホームページをご覧ください:http://www.rtnproject.com/ 

このプロジェクトの一貫である、「海外生活体験者インタビュー」に、この度取り上げていただきました。わたしは、高校1年から大学卒業まで、アメリカなどで暮らしていたのですが、これまでの経験をゆっくりお話するのは生まれて初めてだったので、ちょっと照れてしまいますが。。。インタビューを前編と後編に分けてウェブサイトに掲載していただいておりますので、もしよろしければご覧くださいませ。

海外で生活している時は、「コミュニティー」として繋がりがある日本人ですが、一度帰国してしまうと、社会中に散らばってしまい、少しもったいないなあ、と以前から思っていたので、このようなプロジェクトが立ち上がってとても嬉しいです。関係者のみなさま、本当にありがとうございます!これからも応援しております。

RTNプロジェクトが、日本中の点と点を結び、人権問題を含む海外の諸問題に目を向けるきっかけとなりますように・・・

J300 - 女性社長300人集結イベント- から「投銭」ご寄付いただきました2010/06/11 11:10

5月31日、表参道ヒルズで、女性社長300人が世界を元気にするイベントJ 300 が今年も開催されました!女性ばかりたくさんいて、すごい熱気でした。

さて、今年のJ300では、昨年に加えて新しいチャリティーの仕組みを導入してくださいました!セミナーの参加費は無料ですが、「参加してよかった!」と感じたら自分なりの評価で一口千円の「投げ銭」を寄付していただくというおもしろいチャリティーです。そしてそのチャリティ先は、、、私たちヒューマンライツウォッチが今年も選ばれました。ありがとうございました!!
     中央左が(株)コラボラボの代表取締役横田響子さん

ということで、J300を主催された(株)コラボラボ(女性社長.netも運営しています)の代表取締役横田響子さんが、HRW東京事務所にお越しくださり、投げ銭で集まった寄付金13万333円を、お渡しくださいました。ありがとうございました!

        こちらが、かわいいJ300の袋入りの寄付金です

   (みにくいですが)こんな感謝状をコラボラボ様にお渡しさせていただきました


私(土井) も、J300イベントに、ゲストとして参加させていただいたのです。パネルディスカッションもとても面白かったし参考になりました。パネリストのモーハウス社長光畑さんのお話をおききして、ショッピングにもいってしまいました♪
私たちも、女性としてNGOを経営している身。日本全国の女性社長のみなさま、一緒にがんばりましょう!

「ユネスコ・オビアン賞」、15日にユネスコ本部で会議2010/06/14 15:19


こんにちは、インターンの湯村です。


「ユネスコ・オビアン賞」の最新の動きです!


              赤道ギニアのオビアン大統領


「ユネスコ・オビアン賞」は、赤道ギニアのオビアン大統領が資金提供し、彼の名前が付けられている賞です。正式名称は、「オビアン・ンゲマ・ムバソゴ生命科学研究国際賞」。表向きは、「すべての人間の生活の質を向上させる科学進歩に捧げられる」ということになっています。


しかし!


この賞は、通称「独裁者」賞と呼ばれています。なぜかというと、オビアン大統領は、国の富を掌握し、国民は厳しい貧困状態にあるからです。また、経済権や社会権、表現の自由や結社の自由、などが制限されてます。複数政党や政府批判も認められていない状態です。恣意的拘束や拷問も横行しています。赤道ギニアでは、深刻な人権侵害が起きているのです。詳しくは、
2010/5/21のブログをご覧下さい。


今月末、この「ユネスコ・オビアン賞」の授与式が行われるか否か、世界中で議論が飛び交っています。
1月以来、100カ国以上から、数百の団体や個人が「ユネスコ・オビアン賞」に反対する表明を出しました。また、カナダ、フランス、イギリスなどの政府も非難し始めています。


賞に対し多くの批判が浴びせられている中、ユネスコは6月
15日にパリ本部で会議を開くことになりました。


一方、オビアン大統領は、「人間の生命保持の解決法を見つけるための科学研究を支えることを目的に、ユネスコの賞に資金を提供したのだ」という内容を述べています。
また、赤道ギニア政府は、「この賞に反対する人々は、アフリカの大統領がこのような賞を贈ることを認めようとしない、植民地主義者、差別主義者、人種差別主義者、アイデンティティへの偏見を持つ人々である」という内容の主張をしています。オビアン大統領の議論はYouTubeでも見られます。


HRW
は・・・


赤道ギニア政府の解釈に反対し、「ユネスコ・オビアン賞」の中止を訴えています。各メディアを通し、各国政府に働きかけていきます。新しい情報が入り次第、リリースを発表していきます。皆様もどうぞご注目ください!


赤道ギニアは、地球上最悪の乳幼児死亡率の国です。しかも、
10年前よりその数値は上がっています。この統計が、赤道ギニアの現状を物語っているのではないでしょうか。

 

「ユネスコ・オビアン賞」に関するリリースはこちら
May 10, 2010  ユネスコ:腐敗した独裁者となぜ協力?--赤道ギニアの大統領の疑惑資金で創設された ユネスコの「オビアン科学賞」--

Jun 9, 2010 ユネスコ:「独裁者」賞 中止に向けてすぐ行動を--6月15日の協議で、腐敗した赤道ギニア大統領の名を冠する賞の撤廃を--