人権を守ることと世界平和2013/05/23 16:59


ブログをご覧の皆さま、こんにちは。インターンの水上です。

先日、”人権を守ることと世界平和”について、長妻昭議員の勉強会に
参加させて戴きました。勉強会では、ご覧のとおり、土井がHRWの活動を紹介させて頂きました。その後、国会議員の方々と活発な質疑応答の時間となりました。

安全保障や、世界平和の実現において、
”人権を守ることがどのような意味を持つのか”ということにも言及し、

未だ数多くの発展途上国で起こっている内戦や、テロ、また格差が一要因であるアラブの春を例に、人権が守られれば、安定した社会を築くことが出来るし、そこに人権侵害を監視する意義があるという議論になりました。

日本は、世界的にみれば、比較的人権が守られている国であり、また経済大国でもあります。日本は、人権大国として、世界平和をリードできる可能性を大いに秘めています!

今回の勉強会では、人権を守るということが、国際法上はもちろん、国際政治的にどのような意義を持つのかという熱い議論を目の当たりにし、沢山の刺激を受けました。

このような貴重な機会を設けて戴いた長妻議員と、参加なさった方々にお礼申し上げます!!!



インドの法律家 講演会2013/05/21 21:35

HRWブログをごらんのみなさま、こんにちは。NYインターンの馬です。
私は先日、オフィスで開かれたインドの最高裁で上級仲裁人を務めるColin Gonsalvesさんのお話を聞いてきました。
Colinさんは、インドの有力な公益法グループである人権法ネットワーク(Human Rights Law Network)の設立者でもあり、現在200名以上の法律家をメンバーに持ち、インド全国に28の事務所を構えています。

インドの社会は...
3億人の中産階級(右翼)
8億人の貧しい労働者階級
3千万人の極端な富裕層
で構成されていて、
それぞれの階級にいる人々は異なった考え方を持っています。
特に中産階級にいる人々は反イスラム派のジョージ・ブッシュ元米大統領の考え方に敬服し、西洋化された考え方を持っているのだそうです。
貧富の差が激しいインドでは、毎日3千人の乳児が貧困に関係する理由で亡くなっています。

インド政府はColinさんたちのHRLNの活動に抑制的で、インド国内からの資金援助を阻止しています。
また、国際社会におけるインド政府の振る舞いと時刻における振る舞いとで大変大きな違いがあると述べていました。
新聞は、腐敗した政府の状況を伝えるニュースで溢れかえり、特に政府高官は女性に対し、消極的案考えを持っているため、女性は弱い立場にいるのです。

Colinさんは最後に、HRWに他のNGO等と世界規模名人権ネットワークを築くことで、より一層強力な存在力と影響力をもつ世界屈指の人権団体に成長してほしいという想いを伝えてくれました。

世界第二の人口を有し、今後の発展性に世界中が注目しているインド。
その経済発展とは裏腹に、社会に蔓延する人権問題に対する政府の考え方は未だ批判的かつ閉鎖的で、政府が人権問題を認識し、解決に向けた舵を取るまでには、まだまだ乗り越えなければならない歴史的、文化的、そして社会的ハードルが多々立ちはだかっているということがわかりました。
国際人権規範が一つの国に広がるまでには、数十年という長い時間を要するが、その強力な影響力が、近い将来インド政府の政策決定に大きな変化をもたらすことを願います。

人権ネットワークのHPはこちら http://www.hrln.org/hrln/
HRWによるインドに関する情報の詳細はこちら http://www.hrw.org/asia/india



HRW映画祭2013/05/17 22:40

  HRWブログをご覧のみなさま、こんにちは。インターンの馬です。

 本日は、来る
613日~23日までNYで開催予定のHRW映画祭のご紹介です!
 

  今年は、世界各地から正義と社会変化を訴えた刺激的な
20作品(うちドキュメンタリー
18本、フィクション2)を上映する予定。上映後は、映画に関するQ&Aセッションが  設けられる予定です。
  今年の映画祭のテーマは、伝統的な価値観(traditional value)、女性の権利(women’s rights)、障がい者の権利(disability rights)、そして性的少数者の権利(lesbian, gay, bisexual, and transgender rights)4つで、中でも伝統的な価値観は最も重要なテーマとなっています。伝統的な価値観は、人権をないがしろにしているとよく取り上げられています。今年は、伝統的な価値観が女性と性的少数者に与える影響に焦点をあてた作品をそれぞれ5つと3つみなさまにお届けする予定です。
  この他にアジアにおける危機や移民問題、アメリカの人権問題も今年の映画祭のテーマとなっています。
 
☆当日の上映スケジュールを含め、HRW映画祭に関する詳しい情報は、こちらをご覧ください!
☆映画祭に関するプレスリリースやロゴ等はこちらからダウンロードできます!
ff.hrw.org/press
 
☆チケットは521日よりオンラインでお求めいただけます。
 映画祭開催期間中NYにお越しになる方や米国にお住いの方でご都合がつくのであれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。
 リンカン・センターでの上映作品のチケット:filmlinc.com 
 (一般13USドル、シニア&学生9USドル、リンカン・セン  
  ター会員
8USドル)
 IFCセンターでの上映作品のチケット:ifccenter.com
 (一般13.50USドル、シニア&学生9.50USドル、IFCセンター
  会員
8.50US ドル)
 

☆割引チケットは映画祭に関する最新情報、メーリスへの登録はこちらから確認できます。
 
☆映画祭のツイッターもぜひご利用ください!
@hrwfilmfestival.

5月17日 国際反ホモフォビアの日2013/05/16 09:19

みなさん、こんにちは。インターンの岸です。

5月17日は国際反ホモフォビアの日です!
ホモフォビアやトランスフォビアに関する問題に関心をもってもらうために2004年に始まりました。現在ではおよそ100を超える国でこの日が祝われています。

国際反ホモフォビアの日に関連してボリス・ディトリッヒの論説(土井香苗共著)を5月15日の朝日新聞DIGITAL WEBRONZAに掲載していただいたのでお知らせします。

LGBTを巡る世界各国の状況が分かりやすく説明されています。
一部有料ですが、ぜひ読んでみてください。

以下が記事の一部です。

「国際反ホモフォビアの日に――未来は私たちの前ではなく、私たちの内にある」
土井香苗&ボリス・ディトリッヒ

毎年517日、世界中の人々は国際反ホモフォビアの日を祝い、平等で差別のない社会を実現するにはどうすればよいのか思いを馳せる。東京では一足早く、先月27日に東京レインボーウィークが幕開けした。日本のレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー(以下LGBT)の人々は、あらゆる差別から守られ、婚姻の平等を保障する反差別法の実現を願っている。一方、世界各国では、LGBTの人々の様々な願いが危機に瀕している。

 

カメルーンでは、「私はあなたに恋しています」と書いた携帯メッセージを男性宛てに送った若い男性が懲役3年の刑を言い渡された。更に、その男性を弁護した勇敢な弁護士のもとには、彼の妻と子どもたちを殺すといった脅迫メールや携帯メッセージが届いた。弁護士が殺害脅迫を受けたことを警察に訴えたところ、警察は「ゲイの弁護を止めさえすれば安全さ」との一言。つまりカメルーンでは、愛のメールを送った者は投獄される一方、子どもを殺すと脅しても当局は見て見ぬふりをするのだ。

 

ジャマイカでは、レズビアン、男性と性的関係を持った男性、トランスジェンダーの人々が、時には死に至ることもあるほど残虐な暴力の被害に遭っているが、多くの場合警察による保護は殆ど期待できない。LGBTであること、あるいはLGBTであると見なされたために受ける恐喝・嫌がらせ・暴力から逃れるため、多くの人々が家族、地元コミュニティ、そして時に母国からも離れざるを得ない状況だ。国内に留まったとしても、残されているいのは街頭での生活や仕事の道しかないことも多く、ギャングによる暴力や他の虐待に遭う危険性を高めている。 

 

ロシアとウクライナの議会では、「同性愛の助長」を禁止する法案が審議中だ。同国の国会議員によれば、LGBT象徴であるレインボーフラッグがついたTシャツを着ている、あるいは10代のゲイとレズビアンの自殺防止に関するテレビ討論を見た子どもは、ある日突然ゲイやレズビアンになる可能性があるそうだ。欧州人権裁判所の判決にもかかわらず、両国はLGBTの団体や個人に対し、表現・集会・結社の自由を行使する権利を否定し続けている。

 

マレーシアとクウェートの警察は、異性の衣類着用を禁止する国内法に違反したという理由で、トランスジェンダーの女性を頻繁に逮捕している。女性用衣服が犯罪の証拠とされるため、トランスジェンダーの女性は多くの場合警察署内で裸になるよう強制された上で、男性収容者のいる留置場に放り込まれ、性的虐待の危険にさらされている。

 

これらはレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの人々が世界中で直面する現実のほんの僅かな例に過ぎない。ヒューマン・ライツ・ウォッチはこれらのケースを調査しており、その結果を基に差別と人権侵害について議論するが、その際に以下のような虚偽の主張と対峙することが多い。

 

1.     同性愛は発展途上国に押し付けられた西洋の概念である

2.     同性愛は伝統・宗教・文化的価値観に反しており、従って禁止されるべきである

3.     LGBTの人々は、新しく特別な権利を要求している

 

今年も517日の国際反ホモフォビアの日を迎えるにあたり、これらの主張の誤りを明らかにしなければならない。



時論公論「悪化するシリア内戦と人道危機」2013/05/09 09:22


インターンの岸です。
5月7日未明のNHK総合テレビ時論公論にて、HRWが取り上げられたのでご紹介します。

番組の詳細を見ることができるので、ぜひご覧ください。

「悪化するシリア内戦と人道危機」

中東シリアの内戦の状況について、化学兵器の使用、難民、一般市民の犠牲等を切り口に分かりやすく解説されています。

アサド政権は一般市民を無差別に空爆しており、病院や学校をも攻撃するため子どもの犠牲者が絶えないのです。そしてミサイルやクラスター爆弾が武器として使用されていることがHRWのシリアでの調査で明らかになっています。

HRWによる情報の詳細は以下をご覧ください!

シリアに関するHRWの資料
・Syrian Air Force Bombing Civilians(「シリア:一般市民への空爆」ビデオ)
・シリア:一般市民への空爆 プレスリリース