地雷とともに生きる人々Ⅳ―カンボジア― ― 2010/01/17 16:50
1997年に成立した対人地雷禁止条約の発効10年。
地雷とともに生きる人々シリーズ、第四回目の今回は、カンボジアの人々の姿をお送りします。
カンボジアには、30年にわたった紛争で残された武器が、いまだにそこかしこにあります。カンボジアは、対人地雷禁止条約の最初の提案国の一つで、1997年に対人地雷全面禁止条約に署名しています。
これまでに紹介した、コロンビア、アフガニスタン、アンゴラの例でもみられたとおり、地雷は、紛争が終了したあとも、長くその地域に影響を及ぼします。
そのうえ、除去に多額の費用と時間がかかるのです。
1997年に成立した「対人地雷禁止条約」。ヒューマン・ライツ・ウォッチも、この条約の成立に尽力したことが評価されて、他団体とともに、1997年にノーベル平和賞を受賞しました。この条約に関する詳しい日本語のサイトを、地雷廃絶日本キャンペーンさんが作成されています⇒こちら
この「対人地雷禁止条約」の発効から10年を迎え、今年11月29日から12月4日まで、コロンビアのカルタヘナで、対人地雷禁止条約の検討会議が行われ、そこで対人地雷禁止条約の目的を達成するための、今後5年間の行動の指針などが議論されました。
スペインの写真家ゲルバシオ・サンチェスが撮影した世界各国の地雷被害者たちが懸命に生きる姿のスライドショーはこちらから。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの非人道武器の禁止にむけた活動と情報はこちらから。
地雷とともに生きる人びとのシリーズ第一回「地雷とともに生きる人々Ⅰ―南米・コロンビアの少女モニカ― 」はこちらから。
第二回「地雷とともに生きる人々Ⅱ―アフガニスタン―」はこちらから。
第三回「地雷とともに生きる人々Ⅲ―アフリカ・アンゴラ―」はこちらから。