今週土曜に教育テレビで放映されます!(赤十字シンポジウム2009) ― 2009/12/01 17:39
ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクターの土井香苗です。
10月24日、赤十字シンポジウム2009「人を思いやる力~キズナの傷んだ世界に~」(リンク)にパネリストとして出席させて頂いたのですが、そのシンポジウムのテレビ放映日程が決定いたしました!
日時: 12/5(土)16:00-17:00 教育テレビ
番組タイトル: 「赤十字シンポジウム2009」(http://www.nhk-p.co.jp/kouen/20091024_103108.html )
(11/29の放映予定から変更となりました)
他のパネルは大沢あかねさん、姜 尚中さん、井上 忠男さん(日本赤十字秋田看護大学教授)、そして、コーディネーターは池上 彰さんです!
シンポジウムにお越し頂いた皆様も、その他の皆様にも、ぜひご覧いただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願いします!
ホームパーティー@南麻布 HRWを紹介する夕べ ― 2009/12/02 14:25
11月30日(月)夜、ジェイブランディングの勝見さん宅@南麻布で行なわれたホームパーティーで、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)を紹介させていただきました。
テレビで拝見したことのある方々や、その他各業界でご活躍されている方など、錚々たる顔ぶれ。写真を撮り忘れてしまったので皆さんのご覧に入れられないのが残念・・・
そんなみなさまに、ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動についてお話する機会を頂き、本当にありがたかったのであります!
これまでも、何人かの方々が、こうしたHRWを紹介する夕べとしてのホームパーティーを開催して下さっていますが、ホームパーティーは、HRWを紹介させていただく一番いい方法だなあと思っています。
さて、参加してくださったおひとりの本荘教授が、ご自身のブログにて早速パーティーの様子を紹介して下さいました!
http://www.honjo.biz/blog/index.php?UID=1259631291
本荘さん、どうもありがとうございます。
こうやって、みなさまの温かいご支援により、少しずつ、人権保護の輪が広がっていくことがとても嬉しいです。夜更けまで長居させていただき、勝見さん、ありがとうございました。
12月3日追記:参加者のひとりうなえさんが、当日の写真をくださいましたのでアップします!スーダンのダルフールでの人道危機の実態とヒューマン・ライツ・ウォッチが果たした役割について、私が映像をつかって説明させていただいているところです。少し暗くてすみません。また、鰻のうなえさんの頭がうつっておりますが、、、うなえさんについては http://ameblo.jp/unae/ をご覧くださいませ。

12/8 (火)講演のご案内 (@東京アメリカンセンター、日米人権外交について) ― 2009/12/03 14:41
こんにちは。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ事務局の土井香苗です。
実は、来週12月7日から11日、ヒューマン・ライツ・ウォッチのワシントン事務所ディレクターTom Malinowski(トム・マリノフスキ)が、ワシントンD.C.より来日することになりました。
マリノフスキは、2001年から現職に就き、ヒューマン・ライツ・ウォッチのワシントンでのロビーイングを束ねています。
前職は、ビル・クリントン大統領の特別補佐官(special assistant)で、その前は、国務省のスタッフとして、クリストファー国務長官やオルブライト国務長官のスピーチライターをしていました。
そこで、東京アメリカンセンター様のご協力をえて、下記のとおり、講演会を開催することとなりました。北朝鮮、ビルマ、パキスタン、アフガニスタンなどにおける国際人権問題への取り組み、日米間の協力の重要性などについて幅広く紹介さえていただきたいと思っています。もちろん、同時通訳も付いています!
以下、講演会の詳細となります。
講演会:国際人権問題への取り組み
-日米間の協力-
- 日 時 12月8日(火) 午前11時-12時30分
- 場 所 東京アメリカンセンター ホール
(会場への地図URL: http://japan.usembassy.gov/j/amc/tamcj-map.html )
- 講 師 トム・マリノフスキ (Tom Malinowski)
【ヒューマン・ライツ・ウォッチ ワシントン・アドボカシー・ディレクター】

参加ご希望の場合、下記(または添付申込書)にご記入の上、ファックス(03-3224-7977) または電子メール<tacprogram@state.gov>にて、米国大使館/東京アメリカンセンター宛に、お申し込みくださいませ。尚、電子メールでお申し込みの場合、件名に12月8日申し込みと標記してください。
ご記入いただきました個人情報は、米国大使館/東京アメリカンセンターが管理され、米国大使館/東京アメリカンセンターの講演会・セミナー・会合などのご案内のみに使用されるということです。
■名前(ふりがな)
■所属(英語と日本語の両方をお書きください)
■電話番号:
■ファックス番号:
■Email:
皆様にお目にかかれますことをヒューマン・ライツ・ウォッチ一同心待ちにしております。
ふるさと ― 2009/12/04 14:51
こんにちは、土井香苗です。
ヒューマン・ライツ・ウォッチのオフィスは、明治大学のすてきなビル アカデミーコモン の中にあります。
そこで、12月2日には、明治大学情報コミュニケーション学部の川島高峰先生のゼミの学生さんたちがいらっしゃいました。
そのひとりの岩崎君は、ヒューマン・ライツ・ウォッチの元インターンです。
さて、テーマは「ふるさと」。現代人は、ふるさとがない世代なのではないか、とインタビューしてまわって、最後にはビデオ編集するそうです。明治大学で行われるゼミナール大会での発表するとのこと。上の写真は、ビデオを回しながらインタビューの様子。
「ふるさと」・・・いつも考えていることと全然違うので最初は戸惑いましたが、どこが私のふるさとなんだろうと考えたあげく、結局、私のHOME は「地球」ということになりました。地球をHOMEと感じているからこそ、世界どこであっても、人権さえ侵害されてしまっているひとのことが他人事とは思えないのではないか、と思ったのです。みなさんはどう思われますか?
ブログバナーがHRWのウェブトップに登場 ― 2009/12/05 14:53
そこで、ブログのバナーを作ってみました。
こちら↓

朝日ネットさんをはじめいろいろな方に助けていただき、ありがとうございました。
このバナーに登場しているのは、私(土井)と、働き者のもうひとりのHRWスタッフ吉岡利代です。
このブログバナー、ヒューマン・ライツ・ウォッチの日本語のオフィシャルサイトのトップページ右真ん中あたりに載せました。
これで、もっと多くの人がこのブログ、そして、ヒューマン・ライツ・ウォッチのオフィシャルサイトをみてくれますように。
米国政府へのアドボカシー担当 同僚のトムが来日 ― 2009/12/08 21:33
昨日、ワシントンDCから、HRWのアドボカシー(政策提言、ロビイング)仲間のトムが来日。
彼は、ヒューマンライツウォッチの米国政府へのロビイング担当。
私は日本政府へのロビイング担当なので、相手は違うものの職務内容は同じですね。
違いは・・・私は完全な在野の出身。政府の人間だったことはありません。一方トムは、ビルクリントン大統領の高官(特別補佐官!)だった人物で米国政府の中に「元同僚」がいっぱい。国務省の友人たちに電話すれば多くの仕事は片づく、という彼。カート・キャンベルとも「よく話しているよ」っていうかんじ。 オバマ政権にいろいろとアドバイスしているようで、ニューヨークタイムズでは彼についてこんな記事もみつけました、、、 http://www.nytimes.com/2009/04/21/us/politics/21lobby.html
アドボカシーに成功するためには、ネットワークはとても重要。
一方、NGO世界出身の私には、外務省内にそんなネットワークはない。日本政府の高官の中からも、トムのようにグローバルな人権の保護に一貫した真の情熱を傾けられるひとがでれば、ヒューマンライツウォッチにとっても力になるでしょうが、、、
さて、トムは、今日、国際問題研究所でスピーチしたり(明石康さんもいらっしゃるようなハイレベルな聴衆でした)、外務省の別所総合政策局長とあったり、東京アメリカンセンターでセミナーしたりしました。明日も忙しい、、、
内容の詳細は、セミナーにでていたインターンの伊藤さんと山崎さんから、近日中にブログにアップしてもらいたいと思います!
はじめまして。HRWもうひとりのスタッフ吉岡です! ― 2009/12/09 10:16

今年4月の東京オフィス設立からはや8ヶ月。わたくしも、このオフィスが出来たと同時にHRWに入りました。普段は、外務省との面会のアポイントをとったり、HRWの日本語ホームページを管理したり、インターンの採用をしたり。。と、事務作業を担当しています。HRWが取り組んでいるグローバルな人権問題と、日本社会での日々の生活を、お互いにとりベストな形で繋げることを目標に、これからも努力していきたいと思っています!
さて、先月28日(土)に、そんな国際NGOの日常業務について、現在就職活動中の大学生にお話する機会をいただきました。ベネッセコーポレーションさまが開催された、就活セミナー「帰国生の就活は今!」にパネリストとして参加し、HRWに入るためにどんな就活をしたか、、、などについて、学生みなさまと語ってきました!上の写真がパネルディスカッションの様子です。
他のパネリストは、外務省、電通、外資系金融、不動産業界、メディアで活躍されている方など、もし自分が就活生だったら真っ先にお話を聞きに行きたい!と思う方ばかりだったのですが、学生のみなさんには、HRWの活動についても鋭い質問をバシバシと投げかけてもらい、とても嬉しかったです。「NGOへの就職」が、新卒生にとって当たり前の選択肢となるよう、明日からも頑張ろう。。。と、大学生みなさまの輝く目から元気をもらった一日でした!
朝日ネットのみなさま、どうもありがとうございました! ― 2009/12/11 10:43
昨晩、このブログを作成してくださった、朝日ネットSaaS部のみなさまのパーティーにお邪魔させて頂きました。このパーティーは、朝日ネットさまが昨日開催された「ポートフォリオ、SNSの先端事例研究セミナー」の成功をお祝いするもの。朝日ネットさまが開発されたmanabaは、世界で初めての、学生同士が国境を超え、オンラインでディスカッションを行う場を提供するシステムだそうです(開発者の方のブログもあるそうです!)。HRWも、世界中のひとたちとお仕事をしていますが、manabaがあれば、学生時代から国際感覚が養われるのみならず、新たな学習意欲も生まれ、みんなにとりウィンウィンの結果が生まれるのですね!セミナーのご成功、本当におめでとうございます。
このお祝いの席にご招待いただいたのみならず、パーティーに参加されていたみなさまから、HRWまでとても温かいご寄付を頂きました。心より御礼申し上げます。みなさまの温かいお気持ちを糧とし、これからも人権侵害で苦しんでいる人びとのため、声を大にして頑張っていきたいと思います。

綺麗な銀座の夜景を観ながら、あっという間にパーティーの時間が過ぎていってしまいましたが、最後に朝日ネットのみなさまと記念にパチリ。とても楽しい一晩を過ごさせていただき、どうも有り難うございました!これからも頑張ってブログ更新してまいります!
コンゴ:金(ゴールド)のために犠牲にされる人権 ― 2009/12/13 22:23
投資の対象やジュエリーとして人気の金ですが、アフリカのコンゴ民主共和国では、この金のために、数百万人という人の命が犠牲になってきました。
こちらの写真は、コンゴの金鉱の様子。
先日、アメリカの人気番組60ミニッツがコンゴの金と人権について特集。そのまとめビデオがこちらからみられます。ヒューマン・ライツ・ウォッチで長年コンゴを調査してきたアニカも出ています!
コンゴでは、ウガンダやルワンダなどの周辺国が金の利権を求めて侵攻し、これまで約500万人の犠牲者を出しています。
これらの国が撤退した今でも、各地域の軍閥(warlord)が、金やその他のレアメタルの支配を求めて、内戦状態が続いており、20万人にも及ぶ女性が強姦されるなど、人権状況の悪化は深刻です。
これらの戦闘員たちは、金鉱の労働者から金を得て、兵器の購入にあてているのです。
一方で、金鉱の労働者たちの中には子どもたちも多く、労働環境が劣悪であるにも関わらず、一日せいぜい1~2ドルしか稼ぐことができません。
このことついて、ヒューマン・ライツ・ウォッチが2005年に報告レポートを発表。こうした調査に基づき、アメリカの人気ニュース番組60minutesがレポートしたわけです。
10分強のビデオクリップです。残念ながら、英語ではありますが、ぜひご覧になってください。ビデオはこちらから
来年のビルマ総選挙までに 政治囚2100人の釈放を求めるキャンペーン 2100 by 2010 ― 2009/12/14 13:06
みなさまこんにちは。土井香苗です。
ビルマ(ミャンマー)では、40年以上軍事政権が続いています。野党NLD党首でノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチーさんは自宅に拘禁中。
そんなビルマから、先月、テイン・セイン首相が来日し、鳩山総理大臣とも会談をおこなったことはニュースでも取り上げられました。ビルマでは、野党NLDの党員など、今も約2100人もの人々が、軍事政権を批判したとして、政治囚として投獄されています。これらの人びとの中には、ビルマの有名なコメディアンであるザーガナ氏や、ジャーナリスト、ブロガー、ミュージシャン、医師。。。などなど、日本だったらテレビで毎日見かけるような人たちも含まれています。
そこで、この度、日本語のキャンペーンサイトができました!
2008年に超大型サイクロンがビルマを襲った際に、救援物資を配布したことで有罪となってしまいました。彼の刑期は35年!!日本だったら英雄視されるこの行動ゆえに、投獄されている人たちがたくさんいるんです。
ビルマ軍事政権は、来年総選挙をすると発表。でも、2100人もの政治囚がつかまったままで、公正で自由な選挙など望むべくもありません。
そこで、ヒューマン・ライツ・ウォッチでは、この総選挙までに、2100人の政治囚全員の釈放を求めるキャンペーン「2010年までに2100人」を行っています。
キャンペーンサイトでは、投獄中の囚人たちの素顔をまとめたビデオ(日本語字幕つき)や、政治囚のひとたちが収監されている刑務所の地図などもご覧いただけます。あなたにできることのページもあります!
まずは、みなさまに、勇気あるビルマの政治囚について知っていただくことが、2100人全員の釈放の実現につながります!ぜひ一度キャンペーンサイトをご覧くださいね。