毎日新聞「憂楽帳:ロシアという国」2012/05/15 12:54

インターンの湯村です。毎日新聞の4月14日夕刊にエレナ・ミラシナさんに関するコラム記事が載りました!




エレナさんは、ロシア独立系紙ノーバヤ・ガゼータの記者です。国内の人権侵害の状況を明らかにし、頻繁する政府の汚職を暴いてきたことに敬意を表し、HRWは人権アワード「アリソン・デフォージュ人権活動家賞」を授与しています。2010年4月にはHRWの招致で来日もし、その際に、毎日新聞の杉尾記者とシンポジウムで一緒に登壇しました。




「今月5日、政府に批判的な新聞記者として知られるエレーナ・ミラシナさんがモスクワ郊外の自宅付近で襲撃された。頭部を執拗(しつよう)に殴られ、歯も折った彼女は『単なる強盗だと思いたい』と言う。しかし、その確信は本人にもない。『私に寄せられる連帯の声はツナミのようだ』という彼女の声に、わずかな救いを思う。【杉尾直哉】」

記事全文は毎日jpからも見れます。


4月13日ICNK主催院内集会のご報告とTBSニュース「北朝鮮の人道への罪、国連に調査委設置を」2012/05/16 14:02

インターン山田です。

遅くなりましたが、4月13日(金)に行われた衆議院議員会館での「STOP!
北朝鮮の人道犯罪・日本政府に政治判断を求める緊急院内集会」をご報告させていただきます。

この院内集会は「北朝鮮における人道に対する罪を止める国際NGO連合ICNK」が主催したものです。
当日はご出席いただいた国会議員の先生方よりご発言いただいたうえで、横田めぐみさんの父・横田滋さん、
特定失踪者藤田進さんの弟・藤田隆司さんにご講演いただきました。
横田めぐみさんの母・横田早紀江さんにも会場にいらっしゃり、
ICNKはCoI(国連調査委員会)の概要や設置する意義などを説明させていただく時間もいただきました。

TBSニュースが取り上げてくださった当日の映像は以下のリンクからご覧いただけます。

「北朝鮮の人道への罪、国連に調査委設置を」2012/04/13
http://www.youtube.com/watch?v=cJ77xVlhTJs&feature=youtube_gdata

北朝鮮の人権問題に取り組む国際NGO連合が会見し、「北朝鮮の人道に対する罪を調査する委員会を国連に設置するため、日本政府が取り組んでほしい」と訴えました。

 「組織的な拉致や組織的な奴隷化など、人道に対する罪にあたりますが、そうした犯罪を調査する委員会を、まずは国連に設置せよということで、私ども国際的な連合を組んでおります」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ 土井香苗ディレクター)

・・・続きは上記リンクからご覧になれます。

HRWマルチメディア:アゼルバイジャン「歌の祭典を前に住民を強制退去」2012/05/17 00:32

インターンの湯村です。アゼルバイジャンで起きている住民の強制退去についてのHRWのビデオを紹介します。




アゼルバイジャン当局は、首都バグー近隣に立つ最後の建物を取り壊すため、住民の強制退去を始めました。そこは、2012年のユーロビジョン・ソング・コンテストの会場となる場所です。政府は国際法・国際人権法に沿い、地方当局の行為が合法であるか調査し、住民に適切な補償をするべきです。

ビデオIllegal Evictions Ahead of Eurovisionこちらからどうぞ。


HRW資料:
ニュースリリース
書簡


ESPNF1「バーレーン、グランプリ週にデモ活動」2012/05/18 12:25

こんにちは、インターンの湯村です。「世界をリードするマルチメディア・スポーツ・エンターテイメント企業『ESPN Inc.』の100%子会社である『ESPNF1』」のニュースに、HRWのコメントが載りました!4月15日配信のバーレーン、グランプリ週にデモ活動という記事です。




4月20日~22日にバーレーンで、F1グランプリが開催されます。民主化運動の活動家たちは、この3日間に向けて運動を更に活発化させようとしている、という内容の記事です。

「人権保護団体の『Human Rights Watch(ヒューマン・ライツ・ウォッチ/HRW)』および『Amnesty International(アムネスティ・インターナショナル)』も、来週末にグランプリを開催すると公表したFIAの判断について声明を発表。HRWはレースを開催することで「バーレーンの統治者が国の人権状況の重要性を不明りょうにするべく模索している機会を与えることになる」と述べている。」

記事全文はこちらからどうぞ。

HRW関連資料:
論説
ニュースリリース

オルタナ「ヒューマン・ライツ・ウォッチが福島の人権調査、声明文発表」2012/05/19 18:02

インターンの湯村です。HRWの福島での調査がオルタナで取り上げられました!




ヒューマン・ライツ・ウォッチが福島の人権調査、声明文発表」という題の記事には、HRW調査員のジェーン・コーエンのインタビューが載っています。3月初めに来日したジェーンは、福島県で住民への聞き取り調査を行いました。その調査を基にHRWはニュースリリースと、インタビューした住民の方たちのポートレイト写真等をスライドショーの形で発表しました。


福島県に住んでいる人々が、政府から放射能についての適切な情報を得ているのかについて調査するために、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(東京都千代田区・以下HRW)が動き出した。

3月2日から5日にかけて、HRWニューヨーク本部から健康と人権プログラムの調査員ジェーン・コーエン氏が来日して、HRW日本代表の土井香苗氏らとともに福島の原発事故被害者の「知る権利」の実態調査を、福島市と郡山市を中心に実施した。


記事全文はこちらからどうぞ!

The Guardian "Fukushima residents plagued by health fears of nuclear threat in their midst"2012/05/21 19:27

こんにちは、インターンの湯村です。The Guardian"Fukushima residents plagued by health fears of nuclear threat is their midst"という記事に、HRW調査員のジェーン・コーエンのコメントが引用されました




福島原発の事故から1年が経ちましたが、矛盾する情報に住民は今も困惑しており、将来への不安の中にいるという内容の記事です。

"A year on, we are really not seeing basic health services being offered in an accessible way and we are not seeing accurate, consistent, non-contradictory information being disclosed to people on a regular basis," Jane Cohen, a researcher for Human Rights Watch, told Reuters.

記事全文はこちらからどうぞ。

HRW関連資料:
スライドショー(日本語) あれから1年: 終わらないフクシマ
スライドショー(英語) FUKUSHIMA: One Year On

【投票願い】HRWにウェビー賞を!2012/05/22 11:05

こんにちは、インターンの湯村です。HRWが今年も、ウェビー賞にノミネートされました。4月26日締め切りの投票に、皆さまのご協力をお願いします!

ウェビー賞とは、国際デジタル芸術科学アカデミー(IADAS)から、世界で最もすばらしいウェブサイトに贈られる賞です。HRWは3年連続でウェビー賞にノミネートされています。

ビューワー投票で選ばれる部門もありますので、クリックをお願いします!今年のノミネート作品は、Revolutionaries: Egypt's Transformersです。

写真家のプラトン氏とコラボレーションし、エジプトの活動家たちに光を当てている作品です。活動家一人一人の力強いストーリを、是非ご覧ください。作品の視聴はこちらからどうぞ。

世界的に有名なアラビア語・英語の報道機関であるAl Jazeeraと、現在1位を競っています。みなさんのHRWへのクリックをお待ちしています!!

土井ゼミ中国班 写真展・講演会 「失われた天空の国 チベット」2012/05/23 23:47

こんにちは、インターンの湯村です。香苗さんが東大でもっているゼミの中国班が、5月19日・20日に、チベットの写真展・講演会を開催します。皆さま、是非足を運んでみてください!

土井ゼミ中国班 2012年度東京大学五月祭写真展・講演会 「失われた天空の国 チベット」 

フォトジャーナリスト野田雅也氏のチベット写真展と講演を同時開催。
これからの中国はどうなる?チベットからみる人権と民族問題。必見です!

【1】イベント概要
【日時】
写真展 5/19()13時~18
     5/20()11時~18
講演会 5/20()午前の部 11時~12
              午後の部 14時~15
【場所】
東京大学本郷キャンパス 工学部1号館14教室
丸の内線本郷三丁目駅より徒歩 7 )

【内容】
中国における少数民族の弾圧は想像を上回るような過酷なものです。この問題に対する日本での認知度は低いですが、中国が国際社会での影響力を増している今、その内部で一体何が起こっているかを知ることがますます重要になっています。この写真展では、フォトジャーナリストの野田雅也氏が独自にとらえた、チベット族のありのままの姿をお見せし、中国において少数民族、特にチベット族がどのような問題に直面しているかをお伝えします。そして何と、今回は野田雅也氏自身にお越しいただき、写真展会場で講演を行っていただきます。フォトジャーナリスト本人からお話を聴くことのできる貴重な機会ですので、 ぜひお越しください。

【2】 土井ゼミと  
当ゼミは、NGO団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗氏が講師を務める、東京大学 開講ゼミ:「人間の安全保障と人権」ゼミ(通称土井ゼミ)です。学生がそれぞれの興味関心に従って国ごとに班を組み、フィールドワークを行います。私たちはその内の中国班に属し、中国の人権問題を解決するために私たちにできることを行おうとしています。現在までの主な活動として、当イベントのほかに、中国の人権問題についての出張講義や、中国人留学生との交流などを行っております。

 連絡先】
五月祭に関するご質問は、実行委員の丸岡または鍋島までお問い合わせ下さい。また、当団体の活動についてご興味をお持ちの方は、代表の叶までご連絡ください。

五月祭実行委員

丸岡直樹:n.maruoka48@gmail.com

土井ゼミ中国班代表


Facebook イベントページ:http://www.facebook.com/events/213784305400635/

HRWニューヨークオフィス訪問のご報告 前編2012/05/24 14:55

ブログをご覧の皆様こんにちは。インターンの山田です。

突然ですが、4月末から5月の頭まで私用でアメリカに滞在しました。その際にヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のニューヨークオフィスとワシントンD.C.オフィスを訪問させてもらいスタッフの方にお話を伺ってきました。ニューヨーク訪問編(前編と後編の2回)とワシントンD.C.訪問編の全3回に分けて訪問時の様子をお伝えしたいと思います。


オフィス入り口に並んだ資料

オフィス内の様子

ニューヨークでは、同じく日本人のインターンであり、ニューヨーク内でファンドレイジングなどを担当されている江藤美奈さんが他のスタッフの方との面会をアレンジしてくれました。

最初に話を聞かせてくれたのはIvy Shenです。Ivyは、Arms Division(HRWが作成・デザインするパンフレットなどを確認したりする部門)のアソシエイトです。いつも東京オフィスで作成中のパンフレットで使用したい写真やデザインなどについて相談させてもらっていた相手だっただけに、初めて顔を合わせることが出来感激しました。

Ivyは大学生在学中からインターンとしてHRWに在籍しており、大学卒業後そのままスタッフとして働いているそうです。HRWのイメージ作り、広報やファンドレイジングにも大きく左右する作業をOJTで学びながら進めていくIvyの姿に自分も大きく励まされました。




後編に続きます。

山田

HRWニューヨークオフィス訪問のご報告 後編2012/05/25 21:39

インターンの山田です。引き続きニューヨークオフィス訪問報告の後編です。

Ivyの次に会ったのは中東・北アフリカ (MENA) 部門のアソシエイトであるDavid Segallです。Davidは大学院でイスラエルとパレスチナの現場に赴き活動したり、修士論文ではイスラエルとパレスチナについて執筆した後HRWで働いているスタッフです。

現在は現地調査員のアシストで自分も現場に動向をしたり、オフィスでも調査や編集などに携わっています。以前から興味があったアメリカが中東情勢に与える影響について、アメリカ国内でのロビー活動、アドボカシーという観点から話を聞くことが出来ました。




最後に話を聞かせてもらったのは、アジア部門のアソシエイトであるJake Scobeyです。Jakeは大学卒業後はケニアで土地所有や腐敗問題に関する活動に関わった後HRWで働いており、アソシエイトとしての仕事は、担当地域は違いますがMENA部門のDavidと大体同じようでした。

主に聞かせてもらったのは、私の関心があるアフガニスタン関連の話です。現地ではどうしても治安情勢に注目が行きがちで、政治的暴力、女性の権利など人権にまつわることへの関心・取り組みが弱くなったり遅くなりがちだとのこと。

部族間の利権や腐敗といった問題も複雑に絡んでおり、そんな中粘り強く活動を続ける調査員やHRWの活動の意義を改めて感じました。



美奈さんからもニューヨークオフィスでのインターンの様子を伺ったり、オフィスを見学させてもらったりしました。以下は仕事中のアジア部門のスタッフの方々の写真です。

アジア部門の皆さん

業務で忙しい中快く訪問を受け入れてくれたニューヨークオフィスの皆さんに、この場をお借りしましてお礼申し上げます。

以上、ニューヨークオフィス訪問のご報告でした。引き続きワシントンD.C.オフィスのご報告をしたいと思います。

山田