地雷とともに生きる人々Ⅴ―モザンビークの若き母ソフィア―2010/02/09 16:45

地雷とともに生きるシリーズ、最終回となった今日は、アフリカ南東のモザンビークの話です。

ソフィアが地雷を踏んだのは、1993年、11歳のときでした。一緒に薪を集めていた妹のマリアは、そのときのけががもとで、死んでしまいました。ソフィアは現在二人の子どものお母さん。2005年の5月には、バルセロナで新しい人工脚を手に入れました。

30年近くにわたるモザンビーク内戦は、1992年におわりました。しかし、内戦の結果、モザンビークにはまだ地雷がたくさん埋まっています。

ただ、よいニュースとしては、対人地雷で負傷する人々は、10年前に比べるとだいぶ少なくなってきたことです。モザンビークは、1997年に対人地雷全面禁止条約に署名し、2003年までに3万7318個の備蓄地雷を処分しています。
 
HRWは、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の創立メンバーとして、1997年にノーベル平和賞を受賞しており、今後も、このような非人道的な兵器の撤廃を目指して活動して参ります。

このシリーズの第一回から第四回も以下よりぜひご覧ください。

第一回「地雷とともに生きる人々Ⅰ―南米・コロンビアの少女モニカ― 」はこちらから。

第二回「地雷とともに生きる人々Ⅱ―アフガニスタン―」はこちらから。

第三回「地雷とともに生きる人々Ⅲ―アフリカ・アンゴラ―」はこちらから。

第四回「地雷とともに生きる人々Ⅳーカンボジアー」はこちらから。

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