ヒューマンライツウォッチ 土井香苗のブログ

インターンの石川です。
１５回に分けてニューヨーク・ボストンスタディーツアーの模様を報告してきました。
その中には様々な素敵な出会いがありました。

その中でも忘れられないのが、Asahi Net International のNYオフィスを訪問し、
社長の竹川隆司さんを始め社員の方々にお会いしてお話をお聞きしたことでした。

なぜ私たちにとって忘れられない出来事となったのか。
それは、

目標への熱い気持ちを、真剣に語る大人が目の前にいた、ということ。
そして、教育の分野で世界を良くしたい、という目標に挑戦する姿を、
目の当たりにしたからだと思います。

お話を聞くまで、私たちはもがいていました。
英語を話すのにも深呼吸が必要で、目標があっても何かと周りを気にし、やっぱり無理だと踏み出した足を引っこめる。

そんな自分がいる一方で、
変わりたい、きっかけを掴みたい、意気込む自分もいる。

まるでループのように期待と不安の狭間を行ったり来たり、ふわふわしながら時間がただ過ぎて行く。

そのような私たちに、竹川隆司さんは、決して飾ることなく、語って下さいました。
アメリカの地で新しい分野を開拓していく、自分自身ももがいている最中。
でも一歩一歩前に進んでいて、ご自分のお仕事を楽しんでいる、ということを。

竹川社長と共に働く樋口知香さんは、今のお仕事をされるまでに、転職や留学など、大きな決断をする機会が何度かありました。
その際に軸にしてきたことは？との質問をしました。

「５年後の自分がその決断を後悔しないか。

そして自分の人生に責任を持つ。ということ。そうすれば怖くない。」

成功も失敗も受け入れ前に進む、覚悟。
それが歩みを前に進める力となり、志を同じくする仲間とともに、少しずつ世界を変えて行くのだと思います。

そして、ひとつわかったことがあります。
日本を飛び出して働く人々は、日本のことを考えていないのではなく、
むしろ他国から学んだことを日本に還元したい、最後は日本のために役に立ちたい、
そう思っていらっしゃるということなのです。

約３時間も嫌な顔ひとつせず、お話をして頂いた後で、
翌日から大きなカンファレンスを控えていたということを知りました。

最後まで温かく、そして熱く、お話をお聞かせ下さり本当に有難うございました。

今一度ここで御礼を申し上げます。

そして、以上を以て、ツアーの報告とさせていただきます。
本当に有難うございました。