ビルマを訪れて①2012/01/20 14:00

こんにちは、インターンの津田です。

私は、昨夏、学生グループ5人でビルマ(ミャンマー。以後ビルマと表記します)に行き、
その記録をドキュメンタリー映画にしました。
今回はそのことについて書かせていただきます。

最近、ニュースをにぎわせているビルマ。
個人的な見方ですが、国内で実際見てきたことをお伝えできればなと思います。

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2011年夏、私たち学生5人はビルマに行きました。
きっかけは、HRW土井さんの東大での授業で国際人権問題について学んだことです。
いくつかの国の中でビルマを選んだ私たちは、
ほぼ何も知らなかった状態からビルマについて学んでいく中で、
数々の深刻な人権侵害が起きているということを知り、衝撃を受けました。
そしてそこが実際どんな国なのか見てみたくなったのです。

<ヤンゴンの印象>
まず、ビルマの最大の都市であり旧首都のヤンゴンの印象について書きます。

ヤンゴンは、思っていたよりも活気がありました。

「ビルマでは、どこで政府関係の人が聞いているかわからないから政治のことは外で話せない。」
ということを行く前に聞いていました。
だから、みんなひっそり暮らしているのかと思っていたのが正直なところです。

ところが、ヤンゴンの町はすごく元気。
昼間は多くの人が行き交い、服や電化製品を並べた多くの店が軒を連ねているし、
夜には屋台がたくさん出て、そこに人々が寄り合い、楽しそうに語り合っている。
レストランの店員は、私たちがもっているガイドブックに興味津々。
こどもたちはニコニコしています。

さて、よく町を見てみると、こんな風景。
・見たことあるバスがいっぱい。
 横浜のローカルバスに、神戸のローカルバスに、関西大手私鉄のバス...。
・タクシーも日本のものがたくさん。
 これ、一度日本からタイなどに中古として輸出されたものが、さらにわたっているものだそう。
 (日本がどれだけいい状態で捨てているかがよくわかります。)
・舗装されたアスファルトの道路は、でこぼこ。現地の人も「月のクレーターみたいでしょ」と笑う始末。
・人々は伝統衣装であるロンジーをはいている。
 ロンジーっていうのは、いわば巻きスカートで、ビルマでは男性も女性もこれを身につけます。
 各民族が独自のデザインを持っていて、店には色とりどりのロンジーが取りそろえられています。
 私たちが各々買ってはいているのを見て、多くの人が「それはカチン族のものだね」「チン族のものだね」などと声をかけてきました。
・仏教色が豊か。
 オレンジやピンクの布をまとったお坊さんや尼さんがあちこちにいるほか、
 観光地にもなっている仏塔には、朝から地元の人々がたくさん訪れ、お祈りを捧げています。

ざっとこんなかんじです。
意外と思われるかどうか分かりませんが、こんなふうに穏やかな国なんです。


次の記事へ続く、、、。



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