HRWマルチメディア:ウズベキスタン「そして目撃者もいなくなった:人権擁護活動家に対する拷問と弾圧」② ― 2012/01/04 15:29
「これぞ最高の仕事始め・・・≧(´▽`)≦」 by フォトグラファー阿久津知宏さん ― 2012/01/05 18:48
「女優 サヘル・ローズさんと国際NGOヒューマンライツウォッチの
弁護士 土井香苗さんが、児童養護施設の子ども達を招待して新春の横浜を遊び倒しました≧(´▽`)≦」と阿久津さんのブログに紹介されております!
昨日のツアーの概況を伝える阿久津さんのグログ、プロの写真とご一緒にこちらから読んでくださいね!
これぞ最高の仕事始め・・・≧(´▽`)≦
http://ameblo.jp/tomoakutsu/day-20120105.html
阿久津さん、プロボノで写真をいっぱいとってくださっただけでなく、なんと、子どもたちにお年玉までご用意下さる、やさしい方。本当にありがとうございました!
ニューヨークスタディツアー①-岩瀬大輔さんにお会いしてきました ― 2012/01/06 18:22
について紹介させていただきます!
少女の夢を奪う「児童婚」――サレハ大統領後のイエメンから ― 2012/01/06 20:55
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「少女の夢を奪う『児童婚』――サレハ大統領後のイエメンから」
by 土井香苗
イエメンの16歳の少女アフラは言った。
「大学に行って弁護士になりたかったけど、もうだめね。だって赤ちゃんを産むんだもの」
彼女の瞳は夢破れた憂いに沈んでいた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員ナディヤ・ハリーフェ(在ベイルート、http://www.hrw.org/bios/nadya-khalife)が、2009年に中東・イエメンを調査した際に出会った少女アフラ。当時16歳だった少女アフラは結婚5カ月目で妊娠していた。弁護士の夢は無理でも、せめて卒業まで学校に通いたいという彼女の願いも、父親から却下されてしまった、と言っていた。
将来の夢も学校も諦めたアフラ。しかし、彼女は特別ではない。悲しいことに、2011年12月に報告書として公表(http://www.hrw.org/ja/news/2011/12/08-0)されたハリーフェ調査員によるイエメンでの調査結果は、前出の少女アフラが、少女時代に結婚を強制された結果夢を諦めた大勢のイエメン人少女のひとりに過ぎないことを示している。
全世界で、児童婚させられている少女は約5000万人と言われるが、なかでもイエメンはその傾向が顕著な国のひとつだ。
続きはこちら↓
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011122900040.html
インターン自己紹介 山田亜由美 ― 2012/01/10 22:23
インターンをさせていただいております山田亜由美と申します。
「人権侵害を被っている当事者でない第三者の自分が、人権侵害をやめさせるよう
ポリシーメイキングに最も効率よく影響を与えられる」と考えたためです。
特に人生の転機になったのは、ビルマ(ミャンマー)での少数民族の孤児院でのボランティアと、イスラエルとパレスチナで現地で活躍する方々に行なったインタビューでした。
同じ人間でありながら全ての人々が人権が平等に与えられているのかどうか疑問を覚え、
もどかしさや悲しさ、怒りで胸がいっぱいになりました。
ビルマでは、少数民族の小学校高学年ぐらいの年齢の男の子に、
「少数民族は虐殺されている」と突然語りかけられ驚いたのをよく覚えています。
パレスチナのあるNPOの方には、「我々の市民活動も大切だが、現状を悪くさせない程度の小さな効果しか生み出せない。団体へ寄付をくれたりするよりも、日本に帰ったら日本政府が国際政治に働きかけ、圧力をかけてパレスチナの政治状況を変えない限り、いくら財政的に支援してくれても状況は変わらない」と言われたことがあります。
考え方は人それぞれなので、上記意見が絶対に正しいとは言えないと思います。
ですがそれ以来、草の根で活動する市民の存在も勿論欠かせませんが、
そもそも人権侵害が起こる政治、社会の構造を生み出す政治・政策を根本から変えていくことへも興味を持つようになりました。
人権侵害のコストを高め、ポリシーメイカーに圧力をかけ続けているHRWが
まさに私が取り組みたい活動を行なっていると感じ、
この度インターンをさせていただくこととなりました。
個人的には中東で起きている人権の課題についても
日本の皆さんに更に知っていただけたらと考えています。
分野としては、報道の自由、テロリズム、経済的・社会的・文化的権利、国際的な法による裁きに特に関心があります。
「遠くで起きている無関係な出来事」だと中東のことは考えられがちですが、
日本との経済・外交関係、中東の親日感情、文化的に近しく感じられるものなどもあり、私にとっては知れば知るほど面白いのが中東です。
これからしばらくの間、どうぞ宜しくお願い致します。
HRWロシア代表Annaさん来日!① ― 2012/01/12 14:33
こんにちは、インターンの津田です。
12月20・21日と2日間、来日中のHRWロシア代表 Anna Sevortian(アンナ・セボーティアン)さんがHRW東京オフィスへいらっしゃいました。
20日は、ラウンドテーブル形式のブリーフィングを、21日は記者さんなどとの個別インタビューとテレビ出演をされました。
まずは、20日に明治大学で行ったブリーフィングの様子をお知らせします。
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・下院選で大きく議席を減らしたプーチン率いる与党が今後どうなるか、
・その後起こったデモについて:何が/なぜ衝撃的だったのか
・ソ連崩壊後のロシア
・旧ソ連圏での人権状況
などで、質疑応答も含め2時間近くお話をされました。

ご来場の方はみなさん熱心にAnnaさんのお話に耳を傾けていらっしゃいました。質問もたくさんあがり、あっという間に時間が過ぎました。
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ロシアの人権状況はこの20年間決して右肩上がりとは言えないのが現実です。
そんななか、今回のデモでは普段政治に関心をあまり持っていないような中間層が約5万人ともいわれる規模で集まりました。さらに警察側は、それを暴力的に鎮圧するのではなく、混乱を最小限にとどめるようデモ運営整備にあたっていたといいます。もはや無視できないパワーを感じたのかわかりませんが、これは今後のロシアにとって大きな意味をもつことになるのではないでしょうか。年が明け、これからロシアの状況がどうなるか、注目していきたいと思います。
日本も、不満こそ持っているにせよ、一般のビジネスマンが大規模なデモを組織するということはほぼないといえます。ロシアとはもちろん状況はちがうでしょうが、国を変えていくためにはその彼らが立ち上がることの意味はかなり大きなものなのではないかと思います。そういった意味で、今回のロシアのデモからは日本も見習える部分があるのではないでしょうか。
HRWロシア代表Annaさん来日!② ― 2012/01/13 14:58
こんにちは、インターンの津田です。
前回の記事に続き、HRWロシア代表Annaさんの来日ブログです。
2日目は1日インタビューづくしでした。
朝から新聞社の記者さん・議員さん・外務省の方々などと面会をしました。
そして夜には土井さんが毎週水曜日を担当している朝日ニュースターの『ニュースの深層』にゲスト出演されました。
ここでも、先日の下院選を受けてのデモの話や、各地での人権抑圧の現状などのお話をされました。

旧ソ連圏にはトルクメニスタン・キルギスタン・グルジア、、、などまれにしか耳にしない国々も多く、大きな出来事が起こらないと報道されないのが現状ですが、常時深刻な人権侵害がはびこっている国々がたくさんあります。こういった機会を通して、少しずつこれらの国に対する関心を高めていけるとよいなと思います。これら人権が抑圧されている国々に、一日本人としてできることがあるはずです。
今回の多くのインタビューがどういう形で発信されるか楽しみです!
またお知らせさせていただきます!
Annaさん、またいらしてくださいね!
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ICNKが、公開書簡を朝鮮総連へ提出してきました ― 2012/01/16 10:18
書簡の日本語訳はこちら:



金正恩氏への書簡 ― 2012/01/17 16:43
世界の主要人権団体が、北朝鮮に新時代を切り開くよう求め、
金正恩氏に公開書簡を提出
プレスリリース(2012年1月8日)
世界の三大国際人権団体=アムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、FIDH (International Federation for Human Rights)は、その他世界各地の40団体とともに、本日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新指導者・金正恩氏に公開書簡を提出した。
「北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合」(ICNK)作成の本書簡は、金正恩氏に対し、数十年にわたり北朝鮮で繰り返されてきた政府による組織的な人権侵害を止め、新時代を切り開くよう強く求めている。
Open North Korea(開かれた北韓)の代表でICNKのコーディネーション委員会メンバーの河泰慶(ハテギョン)氏は、「金正恩氏は自らのレガシー(いかなる指導者として歴史に残るか)を考えるべきだ。金正恩氏にとって、北朝鮮国民が再び自由を享受できるようにした指導者として記憶されるチャンスである。金正恩氏は、北朝鮮の孤立を終わらせて朝鮮半島に平和と安全をもたらすことができる。しかし、そのためには、北朝鮮の人びとの基本的人権を尊重することが不可欠である。金正恩氏は、北朝鮮を、国際的なモニタリング組織に対し開放するとともに、強制収容所を閉鎖し、とらわれの身の人びとを解放すべきである」と述べた。
公開書簡で引用された人権侵害は、例えば:
· 20万人以上の男性、女性、子どもが、政治的理由で監獄や強制収容所などで拘束されている
· 政治犯の家族も、「集団処罰」により拘束されている
- 北朝鮮の2,450万人の人びとは、政権への忠誠を疑問視された場合には、恣意的逮捕、失踪、拷問又は処刑されかねないという恐怖の下で生活している
- 一部の政治エリートが特権的生活を送る一方、飢えや栄養失調、不適切な医療がはびこっている
本公開書簡は、金正恩氏に対し、北朝鮮政府が署名した国際条約の定める人権を尊重するとともに、人権モニタリング団(特に、北朝鮮の人権状況に関する国連特別報告者及び赤十字国際委員会(ICRC))にアクセス(立ち入り)を許すよう求めている。
ICNKは、アジア、ラテンアメリカ、北米、ヨーロッパなど、世界各国の人権活動家ら(下記リスト参照)から成る。北朝鮮政府に対し、同国における広範かつ組織的な人権侵害の責任を問う(アカウンタビリティ)という世界的コミットメントを受け、Christian Solidarity Worldwide(CSW),Jubilee Campaign,People In Need,Freedom House,the Committee for Human Rights in North Koreaなどの人権諸団体が、Kontras (インドネシア),Odhikar (バングラディッシュ),Conectas(ブラジル),the Inter-American Federation of Christian Lawyersなどの諸団体と協力体制を取り、世界で最悪の人権侵害の一つにスポットライトを当てている。北朝鮮の政治犯収容所からの生還者やFree NK Gulag などの生還者グループも、このNGO連合の支持に加わった。
本連合の参加メンバーおよび支援者は以下のとおり:
§ Advocates International Global Council
§ Amnesty International/アムネスティ・インターナショナル
§ Asia Justice and Rights
§ Asian Federation Against Involuntary Disappearances
§ Asian Human Rights & Humanity Association of Japan/ アジア人権人道学会
§ Burma Partnership (Thailand)
§ Christian Lawyers Association for Paraguay
§ Christian Solidarity Worldwide
§ Committee for Human Rights in North Korea (USA)
§ Conectas (Brazil)
§ Council for Human Rights in North Korea (Canada)
§ Freedom House (USA)
§ Free NK Gulag (ROK)
§ Free North Korea Radio (ROK)
§ Han Voice (Canada)
§ HH Katacombs (ROK)
§ Human Rights Watch / ヒューマン・ライツ・ウォッチ
§ Human Rights Without Frontiers (Belgium)
§ Inter-American Federation of Christian Lawyers
§ International Federation for Human Rights (FIDH)
§ COMJAN (Investigation Commission on Missing Japanese Probably Related to North Korea)/ 特定失踪者問題調査会 (Japan)
§ Japanese Lawyers Association for Abduction and Other Human Rights Issues in North Korea/ 北朝鮮による拉致と人権問題に取り組む法律家の会(Japan)
§ Jubilee Campaign (USA)
§ Justice for North Korea (ROK)
§ Kontras (Indonesia)
§ Liberty in North Korea - LiNK (USA)
§ Life Funds for North Korean Refugees /北朝鮮難民救援基金(Japan)
§ Network for North Korean Democracy and Human Rights (ROK)
§ NK Intellectual Solidarity (ROK)
§ No Fence / ノー・フェンス (Japan)
§ North Korea Freedom Coalition
§ Odhikar (Bangladesh)
§ Open North Korea (ROK)
§ People In Need (Czech Republic)
§ PSALT NK (Prayer Service Action Love Truth for North Korea)
§ The Simon Wiesenthal Center (USA)
§ The Society to Help Returnees to North Korea / 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 (Japan)
§ Students Alliance for Human Rights in North Korea (ROK)
§ Young Defectors' Alliance for North Korean Human Rights (ROK)
「北朝鮮における人道に対する罪を止める国際NGO連合」(ICNK)とは:
北朝鮮における「人道に対する罪」を止める国際NGO連合(ICNK)は、世界各地の主たる人権団体、北朝鮮国民の自由を求める活動家、北朝鮮の収容所からの生還者などが、国連の事実調査委員会を通して政権が犯している「人道に対する罪」を全面的に調査・査察することを求めて団結した世界的なキャンペーンである。
一致団結した取り組みこそが、世界政治の動き及び世界世論に影響を与え、北朝鮮政府に強力なメッセージを送ると考え、本連合は、北朝鮮の人権問題に取り組む主要な団体と個人の運動家を団結させるため、本NGO連合を設立するに至った。
北朝鮮内に変化をもたらすためには、様々なスキルとイニシアチブを駆使することが必須であるという十分な理解に立脚し、各参加団体の活動は全面的に尊重する。連合参加メンバーは、多様な解決策を自由に模索するものであるが、国連の調査委員会設立要求のキャンペーンに関しては、一致団結して行う。
連合メンバーは、アジア、北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパを含む世界各地の団体と個人からなる。
ICNKの構成団体・個人のリスト及び更なる詳細については、ICNK設立の際のプレスリリースをご覧下さい:
http://www.hrw.org/node/103741
ICNK 日本チームは、これらのICNKメンバーのうち、日本に在住している団体・個人から成ります。
弁護士の皆様へ 『私のヒーロー』 ― 2012/01/19 16:52
リビア、ベトナム、中国の勇気ある人権弁護士たちが「法の支配」に向けて奮闘する姿を紹介しました。
ご覧いただけましたら幸いです!
例えばベトナム
http://www.hrw.org/ja/news/2011/05/26-0
中国
http://www.hrw.org/ja/news/2011/02/22-1
などです!