新妻聖子さんOn my Own,ラ・マンチャの男♪【ヒューマン・ライツ・ウォッチ2011チャリティディナー】2011/07/16 08:35

皆さまこんにちは。インターンの小田です。

突然ですが、今回のヒューマン・ライツ・ウォッチ チャリティ・ディナーで私は歌を歌って頂いた日本を代表するミュージカル女優新妻聖子さんに張り付く!という滅多にないお仕事でした!本当は、エスコート、、、と書きたいのですが、失敗の連続でかなり落ちこんでいます。

 とは言うものの、新妻さんはその歌声からは信じられないくらい(香苗さんも以前おっしゃていて、そのときは全く想像できなかったのですが)華奢で、かわいくて素敵な方で、「女優さんとこんな至近距離でお話できるなんて!」と興奮していました。

 会場に、マネージャーの方と直前のお仕事(NHKでの撮影)から直接真っ赤なドレスで現われた新妻さん!すぐに、あとどれくらいで出番なのか、どの様な動線で舞台に出るのか、マイクの受け渡し場所、お水の場所、もの、会場の位置・様子などを確認。「本物だ!さすがプロだ!!」と感嘆してました。

 さて、お待ちかねの新妻さんの出番。私も会場の隅っこに行き、聞かせていただきました。レ・ミゼラブルの「On my Own」とドン・キホーテの「ラ・マンチャの男」の2曲を披露して頂いたのですが「On my Own」では、途中ほろっと来ていました。何とか、ラ・マンチャの男で回復したのですが、、、。どちらも素敵な曲でした♪
新妻さんの歌声には、意志があるなと感じました!心にまっすぐ飛び込んでくる歌声で、すっかりファンになっていました!

 そして最後に、、、新妻さん、出番の直前にも関わらず、私のオロオロに対して「大丈夫、大丈夫」と優しい言葉をかけていただきありがとうございました。そしてマネージャーの(有)オーチャードの田代さん、橋本さん、本当に本当にお世話になりありがとうございました!!

 これから、新妻さんを舞台でテレビで拝見するのが楽しみです!ブログをご覧の皆さんも、是非チェックしてみてください!

ちなみに、香苗さんがこのブログで書いていらっしゃるライブについてですが、、、新妻さんのオフィッシャルHPに詳細が載っています。


The Week of Tokyo Dinner 2011: 4日目2011/07/19 15:32



こんにちは、インターンの湯村です。HRWチャリティ・ディナーがあった1週間の記録、今回は木曜日。激動の1週間、残り2日間です!

4日目:7月7日(木)

今朝、ケンさんは日本を去ります。日本に残った海外からのHRW関係者は、フィルさんとベンさん。今日はこの2人がアドボカシーに活躍した日となりました。

フィルさんは朝一に、香苗さんと都内でのミーティングへ。ベンさんは、宇都宮大学米川正子先生と私とJICAへ。JICAでのミーティングでは、エチオピアでの開発や人権問題について主に話し合い、JICAの現地での仕事について伺いました。他にも、ケニアやジブチについても触れていました。

その後、米川先生は、フィルさんと香苗さんの外務省でのミーティングへと向かいました。ベンさんも午後に外務省でミーティングがあるのですが、少し時間のあった私たちはお昼を食べ、日比谷公園を散歩しました。

ベンさんと私が外務省に入ると、そこには利代さんとかのちゃん(インターン)が。しばらくすると中から、米川先生、香苗さんが出て来ました。外務省入り口で、HRW関係者が大集合。フィルさんのミーティングに利代さんとかのちゃんが同行し、ベンさんのミーティングに米川先生と香苗さんと私が同行するのに、そこで分かれました。ベンさんのミーティングでは、エチオピアへの日本の援助政策について主に話し合いました。

外務省のミーティング後、ベンさんと私はホテルに戻りました。夜のHRWオフィスでの勉強会の前に、仕事を少しやりたいとのこと。数日前に、エチオピアでジャーナリストが拘禁されたことについてだとか。自分の担当地域内で事件があったときはどこにいようとすぐに対応するHRWリサーチャーは、仕事に対する熱意が本当に強いなと思いました。

夜の勉強会については、こちらのブログをご覧下さい!

The Week of Tokyo Dinner 2011:最終日2011/07/20 17:14



こんにちは、インターンの湯村です。ディナーがあった1週間の記録。今日はとうとう最終日です!!

最終日:7月8日(金)

ベンさんの日本での仕事は昨日が最後。今朝は休暇を過ごす京都へ向かいます。ディナー週間の最終日の主人公は、HRWアジア局局長代理の我らがフィルさん!!

フィルさんと私が最初に向かったのは、JICAです。米川先生も同席してくださいました。その後、フィルさんと私はすぐに衆議院議員会館へ。香苗さんと共に、衆議院議員の小渕優子先生と面会をさせて頂きました。アジアの人権状況に関してご報告しました。

議員会館を出ると、利代さんが。香苗さんとここで別れ、フィルさん・利代さん・私は、法務省に向かいました。難民の認定制度について伺いました。日本は、昨年より第三国定住による難民受入のパイロットケースを始めました。その状況についてもお聞きすることができました。

面会の後、UNHCRの方とのランチミーティングで再び香苗さんと合流しました。日本や世界の難民に関してなどお話しました。香苗さんは、その後、出張のため東京駅へ。なっちゃん(インターン)と共に新潟へ行きました。

フォルさん・利代さん・私の3人は、都内でのミーティングに向かいました。難民支援協会の石井事務局長代理ともミーティングをし、日本の難民の現状について伺いました。

そして、フィルさん最後のミーティングは、全国難民弁護団連絡会議の鈴木雅子先生とでした。日本の難民制度に関して、弁護士からの視点でのお話を伺うことができ、大変勉強になりました。

フィルさんは、今夜遅くの便でタイに帰ります。1週間本当にお疲れ様でした!

この1週間お世話になった皆さま、本当にどうもありがとうございました。皆さまの温かいサポートと、日本でのHRWの存在感の高まりを肌で感じることができました。またHRW東京オフィスの1年がここから始まります!!

宇都宮大学 公開セミナー「アフリカの将来を問う―開発と人権確立をいかに両立させるか?」-エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例に―(PART 1)2011/07/21 00:58

みなさん、こんにちは。インターンの渡邊です。75日(火)の朝、庭のホテルまでベンさんとヨセフさんをお迎えに行き、東北新幹線で宇都宮大学に向かいました。お二人とも東北に行くのも新幹線に乗るのもはじめてということで、とても楽しみにしていました。

予定通り1150分に宇都宮大学に到着。UUプラザで出迎えて下さったのは、今回の公開講義を主催して下さった、宇都宮大学国際学部准教授の米川正子先生です。米川先生は、UNHCR
(国連難民高等弁務官事務所)職員として、ルワンダ、ケニア、コンゴ民主共和国、ジュネーブ本部で勤務されたご経験があり、200810月よりJICA(国際協力機構)本部で客員専門員(アフリカの平和構築)をされ、200911月から現職でいらっしゃいます。

 

ヨセフさんとベンさんは、米川先生と学生さんたちと共に、宇都宮のお野菜中心のお弁当をいただきました。著名な人権活動家に会えるせいか、前の晩から緊張して眠れなかったと言われた学生さんたちもしだいに打ち解け、終始和やかでした。

米川先生と学生の方々とのランチです。右手手前からベンさん、ヨセフさんで、左手に米川先生が写っています。お箸の使い方が上手と言われ、嬉しそうなベンさんたちでした!

       

     米川先生と学生の方々とのランチです。お箸の使い方が
        上手と言われ、嬉しそうなベンさんたちでした!


そして、部屋を移し、英語で公開講義の開始です。まず、宇都宮大学副学長兼理事でいらっしゃいます、渡邉直樹先生より始めのご挨拶を頂きました。 

          右手に渡邉先生がご登壇


講義開催の背景に触れられ、エチオピア政府は海外からの開発援助を与党支持のための政治的な道具としており、政府批判を封じ込めていること、それにもかかわらず援助国等は開発援助額を増やしてしまっていること、そこに日本の援助も含まれていることについてお話がありました。政情不安が続いているエチオピアですが、今日の講義を生かして自分たちが将来どのような役割を果たせるのか考える一助になってほしいとのお話でした。

 

次に、米川先生が、文部科学省が支援する、「地域の大学連携による学生の国際キャリア開発プログラム」についてお話され、このプロジェクトは大変評価が高く、貢献度が非常に高いものである旨のコメントがありました。

 

それから、エチオピアの人権侵害とヨセフさんについてまとめられているヒューマン・ライツ・ウォッチのDVDが上映されました。

          実はとても気さくなヨセフさん

PART 2へ続く)



ヨセフさんがThe Japan Timesに載りました!2011/07/22 15:42



こんにちは、インターンの湯村です。HRWの2010年「アリソン・デフォージュ人権活動家賞」を受賞し、東京でのチャリティー・ディナーにも出席したヨセフ・ムルゲタ弁護士に関する記事が、The Japan Timesに載りました。

Friday, July 22, 2011
By RYO TAKAHASHI
Special to The Japan Times

Yosef Mulugeta, an Ethiopian lawyer and former secretary general of the Ethiopian Human Rights Council (EHCRO), is asking for the support of the international community in his struggle to bring about peaceful change in Ethiopia.

Donor nations, including Japan, "must use their leverage for human rights," said Mulugeta, who recently received the 2010-2011 Alison Des Forges Award for Extraordinary Activism from London-based Human Rights Watch at its annual dinner in Tokyo.


続きはこちら

みなさま、是非ご覧下さい!!

宇都宮大学 公開セミナー「アフリカの将来を問う―開発と人権確立をいかに両立させるか?」-エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例に―(PART 2)2011/07/23 04:14

そして、いよいよEHRCO(エチオピアを代表する人権NGO「エチオピア人権評議会」)元事務局長で人権活動家のヨセフ・ムルゲタさんの講義です。最初にご自分のキャリアについてお話をされました。「幼少期は、貧困の地で生まれ育ち、あらゆる形態の不公平や不当な行為に遭遇しました。生きる上での基本的な公共サービスを受けるにも常に権力に畏縮させられていました。そこで、法学部を目指し、弁護士になりました。最初は他の団体に所属していましたが、EHRCO(エチオピアを代表する人権NGO「エチオピア人権評議会」)について知り、そこに移りました。」

 

「エチオピアでは、新しい憲法が制定され、人権や民主主義も謳っているので、現政権以外の政党支持者にも政治への参加を容認するべきだと思われます。その中でEHRCOは、国民の人権侵害に関する苦情を受け入れている唯一の国内組織で、人権侵害について政府、メディア、国際社会に対して報告書を発表しています。エチオピアでは2005年に総選挙が行われて以来、その人権状況が悪化の一途をたどっており、選挙後のデモ活動が残虐な弾圧に合っています。EHRCOのメンバー数十人も関係したとして逮捕されています。政治的な弾圧は日常的に行われ、人権侵害に対する不処罰も横行。さらに、政府は新しい弾圧的な法律を制定。中でも新しいNGO法のためにEHRCOは存続の危機に直面しています。今こそ団結する時です。人権は人間にとって普遍的なものだからです。」

 

 

それから、ヒューマン・ライツ・ウォッチアフリカ局上級調査員のベンさんのスピーチです。「最初はタンザニアに英語を教えに行きました。そこの人々の生活様式にショックを受けたのと同時に、美しいタンザニアが大好きになりました。その後、ロンドン大学でスワヒリ語を勉強。そして国際関係を学ぶためにアメリカにも留学しました。その後、英国議会の外交委員会に勤務。タンザニア野党のアドバイザーとして選挙運動にも参加しました。そこで、目の当たりにしたのが、殺人、殴打、不当な拘禁などの人権侵害でした。その時にヒューマン・ライツ・ウォッチにレポートを送るなどの活動を開始。その後、調査員となり、ウガンダ・ナイジェリアなど5年程勤務し、『自由なき開発』という報告書を執筆しました。エチオピアは世界からの国際援助を、国民の統治のために政治的に利用しています。エチオピアでは、開発のアプローチとしては中国型アプロ―チをとっており、教育を受ける権利などはあっても、言論の自由の権利など基本的な市民権などないのです。市民権などがなければ国民は何の選択権もないことになり、この点は開発する際にはよく考慮されなければならないのです。」

PART 3へ続く)



宇都宮大学 公開セミナー「アフリカの将来を問う―開発と人権確立をいかに両立させるか?」-エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例に―(PART 3)2011/07/23 04:25

皆さん、こんにちは。インターンの渡邊です。今回は75日に行われました宇都宮大学の公開セミナーについての最終号をお送りします。

 

次は、ディスカッションと質疑応答です。国際学部の学生の方々7名が、実際に分厚いベンさんの報告書「自由なき開発」をグループ毎に分担してすべて読破されていたことを伺い、驚きと感激を覚えました。質問の中には、「この報告書に対して世界銀行など大きな組織はどのような反応をしめすのか」、「日本の援助はそれを必要とする人に届いているのか」、「理想的な開発とは」、「援助と飢餓について」、「今のエチオピアではどのような教育が求められているか」、「開発と多国籍企業、ストリートチルドレンについて」など多岐に及び、学生の方々の関心の高さが伺えました。

 

        この日本語のポスターがとても気に入り、米川先生より譲り

        受けて本国まで持ち帰られたベンさんでした!


私たちに何ができるのか、という問いに対して、ベンさんたちは「自分たちで国会議員に手紙を書き、例えば『日本はエチオピアに巨額の援助を提供しているが、この報告書の人権に関する提言をどう思うか』などと質問をするといいです。あるいはエチオピアの人々とコミュニケーションをとることです」と述べていました。

 

そして「理想的な開発は?」という質問に対して、「理想的な開発などない。どこの国の開発も問題を抱えている。そこの国民が本当に何を必要としているのか、じっと耳を傾け、どの人々が本当にこの国を代表しているのか見極めること。自分のアイデアばかり提示せず、むしろ謙虚に、ゆっくりと、静かに耳を傾けることが大切!」というお話でした。

 

宇都宮大学の学生の方々から英語でたくさんの質問が寄せられ、ベンさんとヨセフさんは新幹線乗車ぎりぎりまで熱心に答えられていました。帰りの新幹線で、ヨセフさんとベンさんは、宇都宮大学の学生さんがとてもよく事前勉強をされ、熱心に質問をしてくれたのがとても嬉しかった、と語っていたのがとても印象的でした。



滝川クリステルさんとケネス・ロスの対談 GOETHE発売されます!2011/07/25 15:58

こんにちは、インターンの湯村です。HRWエグゼグディブ・ディレクターのケネス・ロスが、GOETHE9月号に登場します!滝川クリステルさんとのスペシャル対談です。


滝川クリステルさんは、ゲーテで「いま、一番気になる仕事」という連載を持たれています。HRW代表のケンさんが今回、対談の相手をさせて頂きました。

HRWについて、ケンさんのマネージメント論について、日本の今後と人権問題についてなどなど、滝川クリステルさんがケンさんに聞きます。

ゲーテは毎月24日発売です!皆さま、どうぞお楽しみに。



【ご案内】8/6「Human Rights土井香苗×Child Rights甲斐田万智子」チャリティートーク@C's fort(表参道)2011/07/26 13:11

こんにちは、インターンの小高です。
8月6日(土)に、表参道にあるシーズフォート C's fortにて「Human Rights土井香苗×Child Rights甲斐田万智子」チャリティートークを開催します。

子どもの人権をグローバルに考える事の大切さとは?
国際子ども権利センター(C-Rights)代表理事の甲斐田万智子さんと我がヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗をお迎えしお話を伺います。又、二人それぞれは国際人権と子どもの人権にどのようにして取り組むようになったのかを語り合います。
皆様のお越しをお待ちしております!

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子どもの人権をグローバルに考える
「Human Rights土井香苗×Child Rights甲斐田万智子」チャリティートーク

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【概要】
日時: 2011年8月6日 (土) 15:00〜17:00
場所: シーズフォート C's fort
(東京メトロ千代田線「表参道駅」 A1出口か銀座線・半蔵門線「表参道駅」から 徒歩3分)

地図: http://csfort.fumotoya.com/access.html
主催: 認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)事務局
参加費: お一人様 5,000円 (軽食・2ドリンク付き) ※税・サービス料金含む
※小学生以下のお子様(乳幼児含む)をお連れになる場合は、別途ご相談ください。
当日は、お野菜中心の体に優しいお食事をご用意しております。収益はカンボジアの子どもたちが人身売買の被害にあわないで、学校に通えるようを支援するシーライツの事業に使われます。

◆重要◆ お申し込み受付け後、事前にお振込をいただきます。
(5日以内)
なお、一度お振り込みいただいた参加費の返金は致しかねますので、ご了承ください。
但し、ご家族やご友人にお譲りいただく事は可能です。
必ず、変わられた方のお名前をシーライツ事務所までお知らせください。

【プログラム】
1. ごあいさつ
2. 土井香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)のスピーチ
3. 甲斐田万智子(国際子ども権利センター C-Rights代表理事)のスピーチ
4. 歓談・お食事
5. 「Human Rights土井香苗×Child Rights甲斐田万智子」 トークセッション
6. 質疑応答

【申し込み締切】
定員(40名)になり次第、お申し込み受付を終了致します。

【お申し込み・お問い合わせ】
認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)事務局
◆お電話の場合: 03-5817-3980 (平日10:00〜16:00)
◆Eメールの場合: 件名に 「チャリティートーク申し込み」、
本文に (1)お名前 (2)参加人数 (3)ご住所 (4)連絡先電話番号
をお書きいただき、info@c-rights.orgへお送りください。
同アドレスより、参加費のお振込口座番号などのご案内を致しますので、迷惑メール設定をされている方は解除願います。