ニコラ来日!インターン日記③ ― 2010/12/01 09:56

こんにちは、インターンの湯村です。

朝日新聞社で。

講演会のお誘い@立教大学 ― 2010/12/01 21:43
今週の土曜日4日に、立教大学池袋キャンパスで講演会を致します。
立教大学異文化コミュニケーション学部主催の、「未来の声を聴こう」という連続シンポジウムの一環です。私(土井)の演題は、「世界を舞台にNGOで働く―私の「MISSION」は、『世界中の人に尊厳ある生を』」です。どなたでも、ご参加頂けるシンポジウムとなっております。みなさまお誘い合わせの上、どうぞご参加下さいませ。
詳しくは、立教大学のホームページをご覧ください。
日時;2010年12月4日(土)
14:00~16:00
場所:立教大学池袋キャンパス 8号館8202教室 (地図)
※入場無料、参加申し込み不要。
アクセス:JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都
心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分
ニコラ来日!インターン日記④ ― 2010/12/02 10:00

こんにちは、インターンの湯村です。
Day 4
最終日4日目は、東京大学で、「中国の人権とアジアとアフリカの平和」というテーマでのセミナーから始まりました。学生を中心に、たくさんの人たちが来て下さいました!いらっしゃった人たちも様々なバックグラウンドを持っており、ニコラが話した後には質問が絶えず、質問の内容や視点も多岐に渡っていたので、とても面白いものとなりました。


みんなの党の先生方とミーティング。
その後、HRW東京オフィスに行きました!来日してから初の訪問です。ニコラもパソコンを使ったり、電話をしたり、寛ぎながら仕事をしていました。居心地が良いと言ってくれました♪
東京での最後のミーティングは!中国のスペシャリストである及川淳子さんとでした。及川さんは、北京の日本大使館の専門調査員という経歴をお持ちで、現在は通訳、翻訳、執筆業などをされています。特に、劉暁波氏の著作を翻訳した『天安門事件から「08憲章」へ―中国民主化のための闘いと希望』は、今とても注目されている本です!ニコラは、及川さんとお話しできたことにとても満足していました!今度は是非私たちも(日本語で笑)お話を伺いたいねーと香苗さんと話しました。

及川さんとのミーティング
ニコラとお会いしてくださった皆様、本当にありがとうございました。たくさんの取材、公演会、勉強会、ミーティング等、ニコラと共に東京オフィススタッフ一同とても感謝しております!
ニコラたち中国調査員が作成したレポートや中国に関するHRWが発表したリリースも数多くありますので、是非ご覧ください。
レポートのリスト http://www.hrw.org/en/publications/reports?filter0=**ALL**&filter1=137
リリースのリスト(日本語) http://www.hrw.org/ja/by-issue/news-filter/137
リリースのリスト(英語) http://www.hrw.org/en/by-issue/news-filter/137
11/26(金) セミナー@東大 ― 2010/12/03 10:06
現在、HRWアジア局局長代理のフィル・ロバートソンが来日しています。明日の11/26(金)に東大駒場キャンパスでASEAN人権問題に関する公開セミナーを開催します。みなさま、是非いらしてください!
第112回HSPセミナー
躍進続くASEAN:各国の人権問題とは?
HSP Seminar no.112
ASEAN and Human Rights : What Issues Are They Facing Today?
- Date : November 26 (Fri.), 2010, 15:00-16:30
- Venue : Collaboration Room 3, 4F of Bldg.18, Komaba Campus, University of Tokyo (map)
- Lecturer : Phil Robertson (Deputy Director, Asia Division, Human Rights Watch)
- Language : English
- Materials : biography
- Organizers :
Graduate Program on Human Security, University of Tokyo (HSP)
サヘルさんとトークイベントに参加してきました。 ― 2010/12/06 19:06
11月19日(金)18時半から武蔵小杉の中原市民会館にて、NHK地球ドキュメントミッションで共にキャスターを務めるサヘル・ローズさんとのトークイベントをおこないました。
サヘルさんはイラン・イラク戦争での空爆により、住んでいた村が全滅した中、ただ一人、ボランティアの女学生に救出されたという壮絶なご経験をされました。戦争に巻き込まれ、未来を一瞬でつぶされてしまう、子どもたちの現状、そして私たちに何ができるか、サヘルさんと私(土井)で熱く語りました。

サヘルさんの写真も掲載したいのですが、タレントさんですから、私の手の先の肩のぶぶんだけ・・・ごめんなさい。 トークイベント後のサヘルさんの本のサイン会には長蛇の列ができいました。
ピアノ、チェロ、ボーカルの女性3人ユニット「angel passe」のミニコンサートも開催され、みなリラックスした表情で3人が奏でるハーモニーに耳を傾けていました。
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麹町学園での講演会 ― 2010/12/09 01:14

今日は、土井香苗さんとHRWのフィリピン調査員で来日中のJessica Evans(ジェシカ・エバンス)がゲストである麹町学園での講演に同行しました。
講演のテーマは「世界で活躍する女性」!
土井さんとJessicaは女子にとって、生きる1つの指針を与えてくれる大きなモデルなのです。
麹町学園の生徒の皆さんは総合学習で犬飼道子さんの著書「人間の大地」を読んだ上で講演を聴講して下さいました。
「人間の大地」は犬飼さんが現地で体験されたことをまとめたもので、土井さんも青春期に大きな影響を受けた本です。
静まり返った講堂で、私たちがまず見たのは、HRWが製作したドキュメンタリーでした。
コンゴでの鉱物資源を巡る紛争に伴う虐殺と女性に対するレイプの横行。
それがICC(国際軍事裁判所)で起訴されるまでを取り上げたものです。
詳しくは下記のプレスリリースをご覧ください。
「コンゴ東部:軍の残虐行為が急増」
http://www.hrw.org/ja/news/2009/11/02-2
「国連:コンゴ東部で大量の虐殺や強姦 止めるための行動を」
http://www.hrw.org/ja/news/2009/12/13
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土井さんは人権活動に携わりたいという思いに端を発し、弁護士になって以来、人権侵害に対して法律家の立場から対峙してきました。
現在は世界に活動を広げる国際NGO、HRWの一員として、人権侵害の報道と政府に政策提言をする活動をしていることを説明しました。
Jessicaは青春期に出身国であるオーストラリア国内での差別を実感したことが現在の活動の原点となっていると語りました。
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質疑応答の時間もありました。
「仕事のやりがいを感じる時はどのような時ですか。」
という質問に対して、土井さんはアフガニスタンの難民を弁護した時の経験を上げ、
「精一杯弁護をした成果が出て心から御礼を言ってもらえること」と語りました。
また、フィリピンでのマギンダナオ虐殺の取材と調査を経験したJessicaに対し、
「人間を怖いと思うことがありますか。」
という質問がありました。
それに対して、Jessicaは
「私は幸運にも、人間自体を怖いと思ったことはないのです。ただ、人間に殺人を任務とさせたり、教育したりするようなシステムに恐ろしさを感じるのです。
麹町学園の皆さん、何か感じてもらえたでしょうか。
このような機会を提供して下さった先生方、そして最後も温かく見守ってくれた生徒の皆さん、ありがとうございました!
今日は何の日?? ― 2010/12/10 12:29

映像特集:中国 「劉暁波―ノーベル平和賞受賞者」 ― 2010/12/13 11:04
みなさま、こんにちは。インターンの湯村です。
「映像特集」では、HRWが作成した映像をみなさまにご紹介していきます。今回は、中国です。2010年のノーベル平和賞を、中国の作家、劉暁波氏が受賞しました。この映像では、今回の受賞に関して、その背景や影響とともに、HRWスタッフが解説しています。解説者は、先日来日した、中国担当上級調査員の二コラ・べクイリン(Nicholas Bequelin)です。
映像(英語)は、こちらからどうぞ。是非ご覧ください!
以下、映像の概要です。
経済が発展し、国際的にオープンな社会なように見える一方で、独裁主義的な国家でもある中国。政府は、人々が権利を要求することへのリスクを恐れています。08憲章は、1989年の天安門事件以来、もっとも大きい改革派の結束です。その要求は、中国憲法にも載っている人権の保障。しかし、中国政府は憲章の主起草者である劉氏を拘束するという選択をしました。これは、中国で変化をもたらすような活動をすることは認められないというメッセージを打ち出すためです。劉氏は、執筆という非暴力的なやり方で活動してきました。また、天安門事件の際にも、運動が平和に成功するよう尽力し、軍と学生の間の交渉も行い、暴力が執行される前に多くの命も救った人物です。彼は何度も拘束されたにもかかわらず、外国へ亡命しようとはしません。中国国内で中国の人々と立ち上がることが、自分の役割であると考えるからです。中国の人権問題は、もはやイデオロギーの対立ではなく、市民と国家の対立なのです。国際NGOは、中国の人々の代わりに声を挙げることができる存在なのです。
中国に関する日本語のHRW資料はこちら。
中国に関する英語のHRW資料はこちら。

映像特集:アメリカ「ここで起きたのだから―9/11の裁きを支持するニューヨーカーたち」 ― 2010/12/14 16:58
HRWが作成した映像を紹介する「映像特集」。今回は、アメリカです。
もうすぐ訪れる2011年。9.11から10年が経つ年でもあります。この事件を企てた人を、事件が起きたこの地、ニューヨークで裁いてほしい。地元の人々の声を、HRWが拾い集めました。ニューヨーカーたちの思いを、オバマ大統領に訴えます。
映像(英語)は、こちらからどうぞ。
ニューヨーカーたちの生の声をお聞きください。
以下、映像へのイントロダクションです。
「New Yorkers for 9/11 Justice」は、9.11を計画した容疑の男性たちをニューヨークの連邦地方裁判所で裁くことを支持します。連邦裁判所制度は、テロを訴追する長い実績があり、9.11以降テロ関連の犯罪で400人以上に有罪判決を下すことに成功してきました。軍法委員会制度では、5件しか事件を解決していません。オバマ大統領は、ニューヨーカーたちが正義を目撃できるよう、ハリド・ シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)と共同被告人たちを連邦裁判所で裁くようにするべきです。

映像特集:インド「無差別殺人―国境警備隊による人権侵害」 ― 2010/12/15 13:01

HRWが作成した映像をお届する「映像特集」。今回は、インドのフォトエッセイです。
経済発展が著しいインド。今後世界をリードしていく国の一つになると注目を浴びています。しかし、インドも、少数民族、女性、子どもなどの人権問題を抱えています。今回のフォトエッセイは、その中でも、治安部隊による暴力について取り上げたものです。
フォトエッセイはこちらからどうぞ。
国境近くに住む人々の様子がリアルに写し出されています。
以下、フォトエッセイへのイントロダクションです。
この10年以上、何百人ものバングラデッシュ人とインド人がインド国境警備隊(Border Security Force:BSF)によって殺害されました。多くの告訴にもかかわらず、BSF隊員は一人も逮捕されていません。文民法廷で裁かれた人もほとんどいません。インド西ベンガル州とバングラデッシュの2000㎞の穴だらけの国境は、農家と土地のない貧しい農民たちで人口が密集しています。拷問、殺傷力の高い武器の無差別使用など、BSFとバングラデッシュ国境警備隊(Bangladesh Rifles)による人権侵害は日常的です。 Photographs by Prashant Panjiar.
インドに関する日本語のHRW資料はこちら。
インドに関する英語のHRW資料はこちら。
