まめ知識:ロヒンギャ民族とは? ― 2009/11/13 15:19
10月29日(木)に鳩山政権に提言したロヒンギャ民族の保護ですが、「ロヒンギャ民族」とはどんなひとたちか・・・?ちょっとエントリー遅いですがお許しを。
ロヒンギャ民族は、ビルマのアラカン州西部出身で、ロヒンギャ語を話し、イスラム教を信仰する少数民族です。ビルマ軍事政権はロヒンギャ民族をビルマ人と認めず、ロヒンギャをバングラデシュに追放する「民族浄化」作戦を1978 年や1991 年など数度にわたり遂行しました。今でも、ロヒンギャは厳しい宗教迫害や強制労働の犠牲となっています。
http://www.rohingya.org/
ロヒンギャ族は日本でも暮らしています。この10 年ほどの間に、少なくとも110 名のロヒンギャ民族が主に空路で来日し、日本政府に対して庇護を求めました。しかし、多くのロヒンギャ民族 は難民認定を拒否されて、法務省からビルマへの強制送還を命じられています。そして今も多くのロヒンギャ庇護申請者が裁判を闘っていたり、長期にわたって政府に強制収容されたり、仮放免という極めて不安定な地位に長期間置かれています。
29日に提出した書簡(http://www.hrw.org/ja/node/86295)では、千葉法務大臣に対し、日本で暮らすロヒンギャ庇護申請者の保護を保護するとともに、岡田外務大臣には、ビルマ政府に対し、ロヒンギャ民族の人権侵害を終わらせるよう強く働きかけるようお願いしています。
ロヒンギャ民族は、ビルマのアラカン州西部出身で、ロヒンギャ語を話し、イスラム教を信仰する少数民族です。ビルマ軍事政権はロヒンギャ民族をビルマ人と認めず、ロヒンギャをバングラデシュに追放する「民族浄化」作戦を1978 年や1991 年など数度にわたり遂行しました。今でも、ロヒンギャは厳しい宗教迫害や強制労働の犠牲となっています。
http://www.rohingya.org/
ロヒンギャ族は日本でも暮らしています。この10 年ほどの間に、少なくとも110 名のロヒンギャ民族が主に空路で来日し、日本政府に対して庇護を求めました。しかし、多くのロヒンギャ民族 は難民認定を拒否されて、法務省からビルマへの強制送還を命じられています。そして今も多くのロヒンギャ庇護申請者が裁判を闘っていたり、長期にわたって政府に強制収容されたり、仮放免という極めて不安定な地位に長期間置かれています。
29日に提出した書簡(http://www.hrw.org/ja/node/86295)では、千葉法務大臣に対し、日本で暮らすロヒンギャ庇護申請者の保護を保護するとともに、岡田外務大臣には、ビルマ政府に対し、ロヒンギャ民族の人権侵害を終わらせるよう強く働きかけるようお願いしています。
ビルマのロヒンギャ民族の保護を、鳩山政権に提言しました(2)・・・ロヒンギャ問題についての記者会見 ― 2009/11/13 18:26

さて、10月29日(木)に、ロヒンギャの保護を求める書簡を法務省と外務省に渡したことを以前このブログで報告しました→ http://hrw.asablo.jp/blog/2009/10/30/4661928
その続きの報告です。そのあと、記者会見を開き、記者のみなさまにロヒンギャ問題についてブリーフィングさせていただきました。
上の写真は、記者会見にのぞむ私・土井(一番左)と、左から順に、在日ロヒンギャ協会代表のZaw Min Htutさん、アラカンロヒンギャ協会日本代表のSalim Ullahさん、ビルマ情報ネットワークの秋元由紀さんです。また、ここでは今年5月にヒューマン・ライツ・ウォッチが発表したロヒンギャ族の窮状の報告書「ビルマ:生死をさまよう人びと」の日本語版(http://www.hrw.org/ja/reports/2009/05/26-0)を発表しました。
今年1月、ビルマやバングラデッシュから来たロヒンギャ数千人が、混雑した船にひしめきあい、飢えに苦しみながらタイ南部とインドネシアに到着する様子がカメラに収められ、国際的注目を集めました。この報告書では、なぜロヒンギャが大量流出するのか、そして到着した先でいかなる処遇をうけているのかをまとめています。是非ご一読くださませ!
報告書(日本語)はこちらからご覧ください:http://www.hrw.org/ja/reports/2009/05/26-0
本報告書に関するニュースリリースはこちら:http://www.hrw.org/ja/news/2009/10/29
その続きの報告です。そのあと、記者会見を開き、記者のみなさまにロヒンギャ問題についてブリーフィングさせていただきました。
上の写真は、記者会見にのぞむ私・土井(一番左)と、左から順に、在日ロヒンギャ協会代表のZaw Min Htutさん、アラカンロヒンギャ協会日本代表のSalim Ullahさん、ビルマ情報ネットワークの秋元由紀さんです。また、ここでは今年5月にヒューマン・ライツ・ウォッチが発表したロヒンギャ族の窮状の報告書「ビルマ:生死をさまよう人びと」の日本語版(http://www.hrw.org/ja/reports/2009/05/26-0)を発表しました。
今年1月、ビルマやバングラデッシュから来たロヒンギャ数千人が、混雑した船にひしめきあい、飢えに苦しみながらタイ南部とインドネシアに到着する様子がカメラに収められ、国際的注目を集めました。この報告書では、なぜロヒンギャが大量流出するのか、そして到着した先でいかなる処遇をうけているのかをまとめています。是非ご一読くださませ!
報告書(日本語)はこちらからご覧ください:http://www.hrw.org/ja/reports/2009/05/26-0
本報告書に関するニュースリリースはこちら:http://www.hrw.org/ja/news/2009/10/29