MISSION上映&トーク②参加者のMISSION ― 2010/12/31 02:12
NHK地球ドキュメントMISSION
上映&トークイベントでは、会場にお集まりの皆さんの中からご自身のMISSION達成に向けて活動している方々お2人をご紹介しました。
1人目は、チャリティプロジェクトENIJE'(エニジェ)http://www.enijeproject.com の 代表
矢野デイビッドさんです。
上映&トークイベントでは、会場にお集まりの皆さんの中からご自身のMISSION達成に向けて活動している方々お2人をご紹介しました。
1人目は、チャリティプロジェクトENIJE'(エニジェ)http://www.enijeproject.com の 代表
矢野デイビッドさんです。

デイビットさんがプロジェクトを起こすきっかけとなった忘れ難い出来事があります。
「20歳を過ぎてガーナへ帰国した際、首都アクラで5、6歳の少年と会いました。
「お金ちょうだい」そう言った少年は自分と瓜二つでした。
自分は偶然日本という環境で満足のいく暮らしをしているが、一歩境遇が違うだけで、貧困にあえぐ子どもが沢山いる。
この状況を何とかしたい。この経験が自分の役目として日本でプロジェクトを発足させるきっかけとなりました。」
「ガーナのストリートチルドレンが安心して寝られる養護施設と、しっかりと勉強できる学校を作り、将来は教育や技術を学べる場としても機能させたい。」
それがデイビッドさんの目標です。
デイビッドさんのオフィシャルブログはこちら→http://ameblo.jp/devid/
「イベントを通じ楽しんだ対価を、子どもに与える。それはイコール(=)で結ばれる平等の関係です。
それどころか、自分が子どもに与えた分より何倍も、子どもの笑顔が返してくれる。
子供が夢を追う力を見ることが、自分自分の活力に変わるのです。」
2人目は
慎 泰俊さん
LIVING IN PEACE(公式HP http://www.living-in-peace.org/)の代表であり、マイクロファイナンスと日本における児童養護施設の支援を行っています。

慎さんは日本の児童養護施設の現状と問題について話して下さいました。
「虐待などが理由で、親から隔離されて児童養護施設で暮らしている子どもは全国に3万人います。施設の数は570あります。
しかし資金不足と人で不足に苦しんでいるのが現実です。」
「努力すれば誰でもいい暮らしが出来る。これは一面において事実かもしれません。
しかし努力できる能力は自分の人生を肯定する感情に由来し、その根底には人間に対する信頼があるのです。
暴力や放置、性的虐待を受けた子どもは、人間に対する信頼を根底から失っています。
その回復のためには、受けた虐待と同じだけの密度と時間のケアが必要です。
しかし一番費用がかかるのが人件費。ほとんどの児童養護施設は資金に余裕がなく、親代わりとなる職員を十分に雇えていません。
職員は平均して10人以上の子どもの面倒を同時に見ています。
子どもは手厚いケアを受けられず、心の回復はなかなか進みません。」
児童養護施設での住込みをし勉強を重ねて見つけた糸口が、施設の改築です。
「児童養護施設の旧式の寮のような作りを、家庭に近い環境で子どもたちが生活できる施設に建て直すことで、心理的な安心を得られる他、現行制度の下では、補助金の額も増加します。」
「職員数不足の根本にあるのは、社会の無関心です。ただ、社会の関心を高めてそれを政策変更にまで結びつけるには、年月がかかる。
これまで、少数の富裕層がポーンと出す場合が多かった。当面の問題は解決ても、根本的な問題である社会の無関心を解決できません。
だから、より多くの人々からの寄付を募っていきたいと考えています。」
慎さんのブロはこちら↓
http://stjofonekorea.blog6.fc2.com/
2回に分けてお送りしてきました、MISSIONトークイベント。
参加者の方々が、MISSIONを見たい、自分も何かできることをしたい。
そう心に誓った年の瀬の夜となりました。
「虐待などが理由で、親から隔離されて児童養護施設で暮らしている子どもは全国に3万人います。施設の数は570あります。
しかし資金不足と人で不足に苦しんでいるのが現実です。」
「努力すれば誰でもいい暮らしが出来る。これは一面において事実かもしれません。
しかし努力できる能力は自分の人生を肯定する感情に由来し、その根底には人間に対する信頼があるのです。
暴力や放置、性的虐待を受けた子どもは、人間に対する信頼を根底から失っています。
その回復のためには、受けた虐待と同じだけの密度と時間のケアが必要です。
しかし一番費用がかかるのが人件費。ほとんどの児童養護施設は資金に余裕がなく、親代わりとなる職員を十分に雇えていません。
職員は平均して10人以上の子どもの面倒を同時に見ています。
子どもは手厚いケアを受けられず、心の回復はなかなか進みません。」
児童養護施設での住込みをし勉強を重ねて見つけた糸口が、施設の改築です。
「児童養護施設の旧式の寮のような作りを、家庭に近い環境で子どもたちが生活できる施設に建て直すことで、心理的な安心を得られる他、現行制度の下では、補助金の額も増加します。」
「職員数不足の根本にあるのは、社会の無関心です。ただ、社会の関心を高めてそれを政策変更にまで結びつけるには、年月がかかる。
これまで、少数の富裕層がポーンと出す場合が多かった。当面の問題は解決ても、根本的な問題である社会の無関心を解決できません。
だから、より多くの人々からの寄付を募っていきたいと考えています。」
慎さんのブロはこちら↓
http://stjofonekorea.blog6.fc2.com/
2回に分けてお送りしてきました、MISSIONトークイベント。
参加者の方々が、MISSIONを見たい、自分も何かできることをしたい。
そう心に誓った年の瀬の夜となりました。