オフィスの模様替えをしました!2011/10/03 11:45

はじめまして!インターンの大澤です。

今回は、HRWオフィスの模様替えをしましたので、その報告をさせてください!
以前は、10月28日・30日に行われるイベント(映画「未来を写した子どもたち」 BORN INTO BROTHELS: Calcutta's Red Light Kids 上映会&トークイベント)の中で紹介される写真のディスプレイを飾っていたのですが、イベント会場に移すことになりました。

その代わりに、天井にこちらを飾りました:

HRW Office


アートな雰囲気が伝わりますでしょうか?
これからもっとお洒落で素敵なオフィスにする予定なので、楽しみにしていて下さい!

イベントの方も、是非御越しになって下さい!
お申し込みはこちらからお願い致します。

映像特集:ベトナム「更生列島 ベトナム薬物拘禁施設での虐待」2011/10/04 15:41

インターンの湯村です。HRWの映像を紹介します。今回は、ベトナム薬物使用者の施設内の映像です。


ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ベトナム国営の薬物拘禁施設に、何万人もが適正手続なしで何年も入れられていることを明らかにしました。彼らはわずかな報酬で、または全く報酬なく、強制的に労働をさせられ、拷問や身体的暴力に苦しんでいます。薬物使用者への「治療」と「リハビリテーション」が目的の国営薬物拘禁施設は、強制労働収容所と変わりませんでした。薬物使用者が、カシューナッツを加工し、衣類を縫い、他の製品を製造して週6日間働いています。労働を拒否したり、施設の規則を破ると、処罰を受け、時には拷問を受けることになります。

施設内の映像はこちら。2011年10月4日発表の映像「The Rehab Archipelago: Abuses in Vietnam Drug Detention Centers」です。

関連資料もあります!
記事: 「National Cashew Day more than nuts: You've heard of blood diamonds, but how about "blood cashews"?」
ニュースリリース: 「Torture, Forced Labor in Drug Detention: Companies, Donors Should Press Government to Close Centers
報告書: 「The Rehab Archipelago: Forced Labor and Other Abuses in Drug Detention Centers in Southern Vietnam
写真集: 「The Rehab Archipelago: Abuses in Vietnam Drug Detention Centers


映像特集:フィリピン「超法規的殺害」①2011/10/05 22:12

こんにちは、インターンの湯村です。HRWの作成した映像をご紹介します。
今回は、フィリピンでの超法規的殺害です。


フィリピン大統領のベニグノ・アキノ3世は、人権を政治要綱に掲げて当選しました。彼は、超法規的殺害を止め、軍の人権侵害の責任を追及すると言いました。しかし、ヒューマン・ライツ・ウォッチのジェシカ・エバンズは、実態は異なると報告します。

ジェシカによる報告(英語)はこちら。2011年9月8日に発表された映像「Philippines: Extrajudicial Killings」です。

関連資料:
ニュースリリース 「続く不処罰 新たな殺人事件が続発」
報告書 「No Justice Just Adds to the Pain: Killings, Disappearances, and Impunity in the Philippines

次回は、フィリピンの超法規的殺害に関する写真をご紹介します!

映像特集:フィリピン「超法規的殺害」②2011/10/06 23:03

こんにちは、インターンの湯村です。前回に引き続き、フィリピン超法規的殺害に関するHRWのマルチメディア資料をご紹介します。今回は、写真集です!


ベニグノ・アキノ3世は、大統領選の際に、フィリピンでの深刻な人権侵害を止めると公約しました。しかし、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、2010年6月30日にアキノ大統領が就任して以来、左派活動家の超法規的殺害(国家治安部隊による故意の非合法的殺害)や強制失踪をいくつも確認しています。これらの人権侵害が未だ続いているのは、特に軍が関与したことを証拠が示す場合、フィリピン警察が徹底的で公平な捜査を行わないことが一つの理由なのです。

活動家たちや家族の写真と、それぞれのスト―リはこちら

関連資料:
報告書 「No Justice Just Adds to the Pain: Killings, Disappearances, and Impunity in the Philippines
ニュースリリース 「続く不処罰 新たな殺人事件が続発

【リマインダ】10/9「チェチェンを忘れないで」@明治大学2011/10/07 10:36

こんにちは、インターンの湯村です。
先日ご案内させて頂きました通り、今週日曜日に、チェチェンのイベントを開催します。
皆さまのお越しをお待ちしております!


チェチェンを忘れないで──裁かれない人権侵害──
『アルディ-時効はない』上映とトークの集い



 ロシア軍による16年間にわたる軍事侵攻と占領で、コーカサス地方の小さな
国、チェチェン共和国は、人口100万人のうち、およそ1/4にあたる25万人を失い
ました。また、十数万人のチェチェン難民が、世界各地で難民生活を余儀なくさ
れています。

 今回上映する『アルディ』は、2000年にチェチェンのノーヴィエ・アルディ村
で、ロシア軍の掃討作戦によって約70名の村人が無差別に虐殺された事件をめぐ
るドキュメンタリーです。

 チェチェンでは、武装抵抗勢力に協力したり、それらに参加したと疑われた人
の家族であるだけで、住民が拷問を受けたり、裁判なしで処刑されています。こ
うしたロシア・チェチェン政府の不法な人権侵害は捜査もされず、責任者が処罰
されることはありません。

 さらに、政府による人権侵害を批判していた人権活動家もまた、次々に殺され
ています。『アルディ』に出演している人権団体「メモリアル」のナターリア・
エステミーロワさんも、5ヶ月後の2009年7月に殺害されました。こうして、人
権侵害はますます野放しになっています。

 上映にひきつづき、チェチェン問題に造詣の深い作家の姜信子さん、岡田一男
さんによるトークを行います。『アルディ』を見て、お隣の国・ロシアで何が起
きているのか、一緒に考えてみませんか?


 パネリスト:姜信子(作家)、岡田一男(映像作家)
 チラシのダウンロード:
  http://d.hatena.ne.jp/chechen/files/20111009_leaf.pdf

    日時:10月9日(日) 14時-16時30分(13時30分開場)
    会場:明治大学リバティータワー6階 1065教室
    交通:JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 下車徒歩3分
    参加費:800円(学生500円) 予約不要・先着順(定員140人)
    お問い合わせ先:
    電話:03-3518-6777(アムネスティ)※事前のお申し込みは必要ありません。
    メール: clc[at]chechennews.org (チェチェン連絡会議)

    共催:チェチェン連絡会議、
  公益社団法人アムネスティ・インターナショナル、
  ヒューマン・ライツ・ウォッチ



●上映作品『アルディ─時効はない』について

 2000年2月5日、ノーヴィエ・アルディ村で、ロシア連邦軍によって約70名の村
民が殺された。殺された住民のほとんどは老人、女性、子どもだった。住民たち
はこの事件をヨーロッパ人権裁判所に訴え、ロシア政府は敗訴。ロシア政府は被
害者側に約15万ユーロの賠償金を支払うよう命じられた。映画は村民が撮影した
ビデオと、のちに「メモリアル」が、行った目撃者へのインタビューから構成さ
れている。(2009年2月制作 ロシア人権擁護センター「メモリアル」、「平和
と非暴力の家」、ヤブロコ党サンクト・ペテルブルク支部 32分)

●パネリストのプロフィール

 姜信子(きょう・のぶこ) 作家。1961年横浜生まれ。1986年に「ごく普通の
在日韓国人」でノンフィクション朝日ジャーナル賞。民族や国家といったものに
のまれぬ生き方と言葉を探し、移民・難民・旅を生きる人々を訪ねて、中国、台
湾、沖縄、サハリン、ハワイ、中央アジア、ロシア……と旅を重ねる。カザフスタ
ンの荒野でチェチェン人一家と出会ったことが、チェチェン問題との関わりのは
じまり。著書に『うたのおくりもの』(朝日新聞社)、『棄郷ノート』(作品
社)、『日韓音楽ノート』(岩波新書)、『ノレ・ノスタルギーヤ』『イリオモ
テ』(いずれも岩波書店)など。

 岡田一男(おかだ・かずお) 映像作家。1942年東京生まれ。1960年代、モス
クワの全ソ国立映画大学で劇映画演出を学んだ。留学時以来の体験と、旧ソ連知
識人、芸術家たちとの交流から、旧ソ連辺縁部のロシア語を母語としない人々の
民族・人権問題に深い関心を寄せてきた。チェチェン問題では、女性映像作家
ザーラ・イマーエワと外科医師、ハッサン・バイエフの来日支援を通じて、チェ
チェンの子どもたち日本委員会を立ち上げた。




はじめまして!2011/10/11 10:45

はじめまして!
10月からインターンとしてHRWに参加させていただいている、東京大学3年の津田と申します!

HRWとの出会いは大学の授業でした。
人権問題についての授業で土井さんがコーディネーターとして参加してくださり、
そこでHRWの活動について知りました。

その授業で、私はビルマ(ミャンマー)の人権問題について学びました。
みなさんはビルマについてどれくらい知っていますか?
スーチーさん?軍事政権?ビルマの竪琴?
意外とこういったイメージしか持っていない方も多いのではないでしょうか。
私自身もそうでした。
しかし調べていくと、
人権・政治体制はもちろん、民族、環境、資源、など多くのトピックで課題があるのだ
ということが分かってきました。
また、日本とは歴史的にも現在の外交面でも深いかかわりがあります。

同じアジアの国としてもっと知っておかなければならないなと
痛感しました。

それをきっかけにビルマについて興味を持ち、
この夏、ビルマのヤンゴンと、タイのビルマ国境付近を訪れました。
ここでもたくさんの学び・発見をしました。
これについてはまたの機会に書かせていただこうと思います。

これからHRWでのインターンを通して、アジアに限らず世界の様々な問題について
理解を深め、日本人として自分に何ができるかを考えていきたいなと思います。

まずは、10月28日恵比寿で開催する「ART X HUMAN RIGHTS TOKYO 2011『未来を写した子どもたち』上映会&トーク」のお手伝いをさせていただいてます。

以下簡単にイベントについてご紹介させていただきます。

このイベントで上映される『未来を写した子どもたち』は、インドの売春宿で生まれた子どもたちを追ったドキュメンタリー映画です。
2004年には、第77回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した作品です!

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ART X HUMAN RITGHTS TOKYO 2011
映画「未来を写した子どもたち」上映会
Film Screening  BORN INTO BROTHELS with award-winning film maker, ZANA BRISKI

10月28日(金)
Friday, October 28, 2011  Part I PM 4:00- Part II PM6:00
デジタルガレージ9階(渋谷区恵比寿南3-5-7)
恵比寿駅徒歩6分、代官山駅徒歩3分
Digital Garage 9th floor
DG building, 3-5-7 Daikanyama, Ebisuminami, Shibuya-ku, Tokyo
Train access: Ebisu Station 6 min & Daikanyama Station 3 min
Map


イベントの詳細については、以下をご覧ください。

参加お申し込みはこちら
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みなさまのご来場、お待ちしております!


それでは、これからよろしくお願いいたします!!
津田






朝日新聞「リビア 地雷被害相次ぐ」2011/10/12 11:30

こんにちは、インターンの湯村です。朝日新聞10月6日3面「リビア 爾来被害相次ぐ カダフィ派部隊が埋設」という記事に、HRWが引用されました!


ブレカという町で、カダフィ派の部隊が埋めた地雷によって被害が出ている、という内容の記事です。

「リビアで活動する人権NGO『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』(HRW)によると、見つかった地雷は中国やブラジル製だという。中にはパラシュート付きのものがあり、上空から広い地域にばらまいたとみられる。捕虜の証言によれば、ブレガ一体に4万個が埋葬されたという。……HRWによると、少なくとも7ヵ所で地雷の埋設が確認されているという。」


HRWの関連資料:

朝日新聞「弾圧激化の懸念も」2011/10/13 12:12

こんにちは、インターンの湯村です。朝日新聞10月6日11面「弾圧激化の懸念も」という記事に、HRWが引用されました!


シリアへの安保理決議が否決されたことへの批判の声が取上げられています。

「安保理での否決後、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部・ニューヨーク)は声明を発表し、『7ヶ月にわたって多くの人が殺され、拷問を受けている。今回の否決は恥だ』と強調。15の理事国のうち、拒否権を使ったロシアと中国のほか、棄権にまわったインド、ブラジル、南アフリカ、レバノンを批判した。……ヒューマン・ライツ・ウォッチはアサド政権に対し、『弾圧強化への「青信号」と勘違いしてはならない』とクギを刺した。」

シリアに関するHRW資料はこちら(英語日本語)。

【ご案内】10月10日 フランスでの死刑制度廃止30周年記念円卓会議2011/10/14 16:44

こんにちは、インターンの湯村です。10月10日死刑制度に関する円卓会議のご案内です。申込はこちらからどうぞ!


フランスでの死刑制度廃止30周年記念円卓会議
「岐路に立つ日本と死刑制」

日時:  2011年10月10日 午後4時30分~6時
場所: 青山学院大学 総研ビル11階 第19会議室
日仏通訳付き
 
2011年はフランスで死刑制度が廃止されてから30周年にあたる年です。それは、作家や法学者、国会議員たちが18世紀以来続けてきた長い戦いの終結でした。

この問題は日本においては社会に数多くの議論を巻き起こすテーマであり続けています。最近では多くの法務大臣が、死刑廃止に関し個人的な意見を表明しています。また一年前、当時の法務大臣は「死刑の在り方についての勉強会」を立ち上げ、考察を促しています。
 
世界死刑廃止デーに際し、フランス大使館と青山学院大学は、日本の専門家や知識人の代表の方々をお招きして円卓会議を開催し、政治的リーダーシップが特徴であったフランスの例を、日本にあてはめることができるか、などにつき討論していただきます。モデレーターは青山学院大学の新倉修教授です。

パネリストは以下の方々です。
 - 若林 秀樹 アムネスティ・インターナショナル日本 事務局長
 - 竹之内 明 日本弁護士連合会 副会長
 - 村越 祐民 民主党衆議院議員
 - 田鎖 麻衣子 監獄人権センター事務局長・弁護士


[Photo en noir et blanc de Robert Badinter]
 
フランスでの死刑制度廃止に貢献したロベール・バダンテール元司法大臣(1981年6月23日~1986年2月18日)が冒頭に特別に発言をいたします。


申込はこちらからどうぞ!

ビッグイシュー「フォトジャーナリスト、ティム・へザリントン」2011/10/17 22:24

こんにちは、インターンの湯村です。ビッグイシューのバックナンバー(2011年8月15日号)を購入したら、HRW代表のケンのコメントが載っていたので、ご紹介します!


「フォトジャーナリスト、ティム・へザリントン――彼の作品によって、世界中の忘れられた紛争に光が当てられた」という記事です。ティム・へザリントンはフォトジャーナリスト
で、4月にリビア紛争の取材をしているときに殺害されました。

「ヒューマン・ライツ・ウォッチの事務局長ケネス・ロスは、彼の死をこう惜しむ。『彼には、ニュースの裏に隠れがちな人間の物語を、慈しみ深く美しい映像で記録する非凡な才能がありました。彼の作品によって、世界中の忘れられた紛争の多くに光が当てられたのです』」

HRWの関連資料もどうぞ。
ニュースリリース 「A Tribute to Tim Hetherington
ニュースリリース 「Journalists Killed in Misrata