HRWマルチメディア:シリア「射殺」命令下した指揮官らの氏名発表 ― 2011/12/28 13:10
こんにちは、インターンの大澤です。
反政府運動が勃発してから9ヶ月、深刻な事態に陥っているシリア。ヒューマン・ライツ・ウォッチでは、離反兵士の証言をもとにシリア軍及び情報機関による人道に対する罪をまとめた報告書「『必要なあらゆる手段を使え!』:シリアでの『人道に対する罪』に関する個人責任及び上官責任」を公表しました。そこには、射殺命令を下したとされている指揮官及び政府当局者の名前・階級・役職が挙っています。
「複数の元シリア兵が、非武装のデモ隊に対する攻撃に責任を負うべき軍指揮官及び政府高官74人の名前を特定した、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表した報告書で述べた。同報告書では、2011年抗議運動の際、広く行われた殺人・拷問・違法逮捕を命令・承認、或いはそれらの行為を黙認したとみられる、シリア軍部及び情報機関所属の指揮官及び情報当局高官の氏名を挙げている。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国連安全保障理事会に、シリアの事態を国際刑事裁判所(ICC)に付託すると共に、人権侵害に関与した政府関係者を制裁するよう強く求めた。」
続きはこちらです(日本語のプレスリリース)
オリジナルの英語はこちらから。
HRW緊急対応局局長代理アンナ・ネイスタットがシリア軍による人権侵害について話しているビデオ(英語)もあります。