ボリス・ディトリッヒ氏が来日します2013/04/24 07:00

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4/27~のTokyo Rainbow Week の期間中、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の権利プログラム アドボカシーディレクターのボリス・ディトリッヒ氏が来日するにあたり、ボリス氏の紹介をさせて戴きます!
Boris


ボリス・ディトリッヒ(Boris Dittrich)

2007年より現職。前職は、オランダの国会議員(10年以上議員をつとめ2003年から2006年は民主66の党首)。

1981年から1989年はオランダにて弁護士として活動。専門は刑法、民法をはじめ、労働法や移民法、家族法、不動産法など多岐にわたる。1989年から1994年までAlkmaarの地方裁判所で裁判官として勤務した後、1994年にオランダの自由主義政党である民主66の議員となる。ディトリッヒ氏は、自身がゲイであることを公言した議員のひとりとして、同性愛者の結婚に関する法案、ゲイのカップルによる養子縁組に関する法案にも携わった(両法案とも2001年より施行)。これにより、オランダは初めてゲイ、レズビアンの民事婚を認める法案を可決した、世界で最初の国となった。03年から2006年は同党の党首を務め、当時のバルケネンデ首相の側近として活躍し、経済、社会改革に貢献した。

ディトリッヒ氏は、国際人権法を性的指向や性自認に適用した原則である画期的な文書であるジョグジャカルタ原則のニューヨークの国連における作成・発表を主導。また、氏は、国連本部にて性的指向及び性自認に基づく差別や暴力を根絶するための二つのサイドイベントを共同開催し、66カ国(現在では米国を含む67カ国)が共同声明を発表するという歴史的な一歩を実現した。

氏はラテンアメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど各国を歴訪し、政府関係者とLGBTの権利について意見交換を行うとともに、各国の国会議員や市民社会との意見交換も盛んに行ってきた。ディトリッヒ氏は、最も影響力のあるオランダ人のゲイ男性に選ばれたこともあるほか、下院議員として多数の記事をとりあげられ、ラジオやテレビにも積極的に出演。著書に、LGBTに関わった自身の政治活動を綴った「Een blauwe stoel in Paars」や、2009年5月に出版された「Elke Liefde Telt」などがある。

1955年にオランダに生まれ、現在はニューヨークに在住。ギリシャ語、ラテン語、英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語を習得している。1981年にオランダにあるライデン大学のロースクール修士課程修了。 





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