自己紹介2011/08/25 23:39

皆さん、はじめまして。今週月曜日からインターンに参加させて頂いている、品川といいます。

 

私は現在、福岡県にある西南学院大学法学部国際関係法学科3年に所属しています。主に海洋法や国際環境法など国際社会で使われる様々な法を学んでいます。

様々な状況を想定した法の成り立ちに日々驚き、感心する一方で、やはり法では解決できない問題が多く存在することに虚しさを覚えます。特に国際社会のなかでは政治制度の違いやイデオロギー対立により、法が法としての拘束力を発揮できない状況にあります。既存の国際法は完成されたものとはいえないのです。

 

法が問題を解決できないならば、どうやってそれを解決することができるのか。具体的な方法はあるのだろうか。その糸口を与えてくれるのが、ヒューマンライツウォッチです。

 

インターンとして参加して日も浅いのですが、先日はマレーシアにおける労働問題に関する取材に参加させて頂きました。日系企業が、労働者を粗悪な条件で働かせ、それを批判した人権活動家の発言を訴えたことに対する訴訟についての取材です。

出稼ぎ労働者の権利問題が長く問題視されてきたマレーシアにおける、我が国日本の企業による労働問題について、何か感じるところはないでしょうか。

 

また少年兵の問題も私にとっては解決すべき大きな問題です。少しおかしな理由ですが、きっかけは私の弟です。私の弟はスポーツをしているためか肌がとても黒く、一見アフリカで走っていそうな外見をしています。度々テレビで見るアフリカ人の子供にそっくりなのです。そのアフリカは世界史上でも迫害が多く、人がモノとして扱われた時代もありました。第二次世界大戦後は内戦が絶えず、現在抗争中の国もあります。

その内戦で、子供たちが兵士として使われ、かつて日本でも行われたような特攻隊の役割を担うこともあります。10歳にも満たない子供がライフルを持ち、麻薬漬けにされて、わからないままに親を殺すということもあります。

 

日本で豊かに暮らしていると、世界で起こっている人権侵害にも目を向けずに生きていけます。でも、私にはアフリカの子供たちが自分の弟に重なって見え、助けたいとしか思えないのです。自分の親や兄弟、友達が同じ目にあったら…と考えると胸が苦しくならないでしょうか。

 

 

より多くの現実を知り、人権侵害で失われる心・命を少しでも減らしたい。その一心で邁進しようと思います。



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