はじめまして!2011/08/31 00:15

みなさん初めまして!この夏ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)東京オフィスでインターンをさせて頂いている黒田さおりです。現在、福岡にある西南学院大学法学部国際関係法学科の3年生です。大学では、国際社会で用いられる様々な法を学んでおり、ゼミでは難民の人権について考えています。


私が、人権に強く興味を持つようになったのは、「クロッシング」という映画を鑑賞したことがきっかけでした。北朝鮮からの脱北者とその家族の、実際あった出来事をもとにして作られた映画です。栄養失調ににより結核を患った妻を救うために脱北を決意した夫と、母を守ると約束し北朝鮮に残る息子。父は命がけで脱北できたものの、妻は亡くなり、息子は 収容所へ送られてしまいます。家族は引き裂かれ、家と故郷を失い、父の後を追って脱北を目指した息子も最後には亡くなってしまいます。


映画が終わると、人であれば誰でも、生まれながらにして平等に認められる法的権利 である人権が、国が違うからという理由で脅かされてはならないと強く感じました。しかし、実際は人権侵害を行っているのは主に国家であるというのが現状です。HRWは世界中の人権問題の 現地調査を行い、それをレポートとして発行することによって、世界中の人々に人権侵害の状況を訴え、政府に対して人権の保護や促進を働きかけています。また、国連と国家の間に立ち、第三者的な立場から人権の保護や促進を働きかける、私たちにとって身近な組織であるとも感じています。


HRWのインターンシップに応募したのは、人権問題についてより知識を深めたいと思ったことと、HRWの活動を生で 感じたいと思ったからです。短い期間ではありますが、有意義なインターンとなりますよう精一杯活動したいと思っています。また、ここで得た貴重な経験を今後にいかしたいと思っています。