宇都宮大学 公開セミナー「アフリカの将来を問う―開発と人権確立をいかに両立させるか?」-エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例に―(PART 1) ― 2011/07/21 00:58
みなさん、こんにちは。インターンの渡邊です。7月5日(火)の朝、庭のホテルまでベンさんとヨセフさんをお迎えに行き、東北新幹線で宇都宮大学に向かいました。お二人とも東北に行くのも新幹線に乗るのもはじめてということで、とても楽しみにしていました。
予定通り11時50分に宇都宮大学に到着。UUプラザで出迎えて下さったのは、今回の公開講義を主催して下さった、宇都宮大学国際学部准教授の米川正子先生です。米川先生は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員として、ルワンダ、ケニア、コンゴ民主共和国、ジュネーブ本部で勤務されたご経験があり、2008年10月よりJICA(国際協力機構)本部で客員専門員(アフリカの平和構築)をされ、2009年11月から現職でいらっしゃいます。
米川先生と学生の方々とのランチです。お箸の使い方が
上手と言われ、嬉しそうなベンさんたちでした!
そして、部屋を移し、英語で公開講義の開始です。まず、宇都宮大学副学長兼理事でいらっしゃいます、渡邉直樹先生より始めのご挨拶を頂きました。
右手に渡邉先生がご登壇
講義開催の背景に触れられ、エチオピア政府は海外からの開発援助を与党支持のための政治的な道具としており、政府批判を封じ込めていること、それにもかかわらず援助国等は開発援助額を増やしてしまっていること、そこに日本の援助も含まれていることについてお話がありました。政情不安が続いているエチオピアですが、今日の講義を生かして自分たちが将来どのような役割を果たせるのか考える一助になってほしいとのお話でした。
実はとても気さくなヨセフさん
(PART 2へ続く)