タイ――外国人出稼ぎ労働者たちの日常(その3) ― 2010/04/14 12:36
第3回の今回も、タイで暮らす外国人労働者たちの実態について、写真でお伝えします。
改革派を主張するアシビット政権ですが、労働者の国間移動を、世界的なグローバル化の一部としてではなく、国内の治安問題ととらえている傾向が強いようです。
実際、外国人労働者の携帯電話やバイクの使用を禁止したり、移動を著しく制限したり、集会を違法化したり、夜間外出を禁止したりと、大変厳しい州条例がタイ各地に存在し、実施されています。
改革派を主張するアシビット政権ですが、労働者の国間移動を、世界的なグローバル化の一部としてではなく、国内の治安問題ととらえている傾向が強いようです。
実際、外国人労働者の携帯電話やバイクの使用を禁止したり、移動を著しく制限したり、集会を違法化したり、夜間外出を禁止したりと、大変厳しい州条例がタイ各地に存在し、実施されています。
建築現場での抜き打ち検査で、必要書類を持っていなかったことから、移民局係員に手錠をかけられるビルマ人出稼ぎ労働者。
チェンマイ付近で逮捕された後、移民局のパトロールカー内につめこまれた人びと。
チェンマイ管轄区内の警察署で指紋を取られるビルマ人女性。彼女も必要書類を持っていませんでした。
こちらも、チェンマイ付近の建設現場での抜き打ち検査によって収容センターに収監された、ビルマからの女性と子どもたち。
All Photos (c) 2008 John Hulme
All Photos (c) 2008 John Hulme
さて、東南アジアのパラダイスであるタイの典型的なイメージとは異なる横顔、外国人労働者問題にまつわる写真のご紹介も、次回が最終回です。乞うご期待!第一回はこちら、第二回はこちらです
ヒューマン・ライツ・ウォッチ リリース「出稼ぎの外国人労働者が、殺人、恐喝、労働権侵害に直面」(日本語)はこちらから
http://www.hrw.org/ja/news/2010/02/23-3
ヒューマン・ライツ・ウォッチ 報告書「トラから逃れてもワニが待っている:タイにおける外国人労働者の搾取と虐待の実態」(124ページ、英語)はこちらから
http://www.hrw.org/node/88619