【HRWニュース】アフガニスタン:攻撃されるメディア2015/01/23 15:22

HRWは、アフガニスタン政府および治安部隊によるジャーナリストへの暴力や脅迫が増加していること、反体制派勢力タリバンが自分たちに都合の悪い報道の報復として、公然とジャーナリストを標的にしていることを調査で明らかにし、報告書を発表しました。

詳細はリンク先をご覧下さい→http://m.hrw.org/ja/news/2015/01/21

【HRWニュース】イスラエル:タイ人移住労働者への深刻な人権侵害2015/01/26 18:10

イスラエルでは農業に携わるタイの人々が法律で守られていません。危険な環境で非常に長い残業を課せられている一方、給与は低く、多くは掘っ建て小屋に住むという劣悪な状態。5年間で43人が突然死しているものの、特に関連性の調査も行われていません。また、タイ人側がストライキなどを計画すれば、雇用主から報復を受ける状況が起きています。

HRWは、調査結果を基にイスラエル政府に改善と権利保護を求めています。

【HRWニュース】エチオピア:激減するメディア2015/01/27 15:56

エチオピア政府は国内独立メディアを次々に弾圧しています。すでに6誌が廃刊となり、ジャーナリストやブロガー、編集者など22名が刑事事件で起訴されました。また、逮捕の危険性から30名を超えるジャーナリストたちが国外に脱出しました。
エチオピアでは今年5月に総選挙が行われますが、その報道への影響が心配されます。

HRWの調査結果などを含め、詳細はこちらをご覧ください。

【すべての子どもに家庭を!キャンペーン・イベントのお知らせ】2015/01/28 21:12

今週31日(土)午後、国際子ども権利センター(シーライツ)主催イベント「子どもの家庭で暮らす権利を守る 〜報告書『夢がもてない』の意味は?」に土井が登壇いたします。

シーライツの甲斐田代表理事との対談、ワークショップと盛り沢山です。是非お越し下さいませ。

イベント詳細: http://www.c-rights.org/news/news3/131205.html

「子どもの家庭で暮らす権利を守る 〜報告書『夢がもてない』の意味は?」

■日時:2015年1月31日(土) 14:00~17:00 (予定)
■会場:JICA地球ひろば(東京都新宿区市谷本村町10-5)
 会場への行き方:(地図)http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
 JR中央線・総武線 「市ヶ谷」 徒歩10分、
 都営地下鉄新宿線 「市ヶ谷」A1番出口 徒歩10分、
 東京メトロ有楽町線・南北線 「市ヶ谷」4番/6番出口 徒歩8分
■定員:65名 (要予約、定員になり次第締切)
■参加費:500円
■主催:認定NPO法人 国際子ども権利センター (シーライツ)
■共催:ヒューマン・ライツ・ウォッチ
■申込方法:メールにて(お名前、ご連絡先、所属先、参加人数)を明記の上、 件名に「1月31日セミナー参加」として、
c.rights.youth@gmail.com(シーライツのユース・チーム宛て)まで申込みください。

【すべての子どもに家庭を!キャンペーン・メディア掲載】2015/01/29 10:26

ビッグイシューオンラインで、イケダハヤトさんがHRW調査レポート「夢がもてない 日本における社会的養護下の子どもたち」をご紹介してくださりました。

「バットで殴られたり、顔面を殴られたり。上級生の気分次第で殴られた」:知っておくべき児童養護施設の現状と課題(イケダハヤト) ご紹介のページはこちらです。

【ご報告】 「ワールドレポート2015」の発表2015/01/29 19:00

HRWは「ワールドレポート2015」を発表しました。2014年に起きた90ヶ国以上にわたる人権問題を掲載しています。

ワールドレポート2015」(英語)

昨年は多くの政府が人権に対して非生産的で保身的な方策を取りました。

ISISの隆盛は、米国のイラク侵攻が残した治安の空洞に加え、イラクとシリアの宗派的かつ人権を無視した政策、そして国際社会の無関心が要因。

[イラク] 政府はスンニ派の一般市民を殺害するシーア派民兵組織に大きく依存。政府軍も一般市民や人口密集地を攻撃。司法制度は腐敗し人権侵害的。宗派的支配を続行。

[シリア] アサド大統領の軍隊が反体制派支配地域の一般市民を無差別兵器などで攻撃。

安保理ではロシアと中国が対シリア政府の行動を拒否。また、米国と同盟国は、シリア政府に人権侵害停止を求める努力を後回しにし、ISISに対する軍事行動を優先。結果、ISISは、自身をアサド大統領への唯一の対抗馬であると、潜在的な支持者たちに喧伝。

[ナイジェリア] イスラム過激派組織ボコ・ハラムが市民や治安部隊を攻撃。市民の生活拠点を爆破し、数百人規模の少女らを拉致。政府軍は疑いのある者を拘束、虐待し、ときに殺害。

[米国] CIAの拷問の報告書を公開。オバマ大統領は拷問を指示した者たちの訴追や捜査を拒否。

[ケニア] [エジプト] [中国] 政府および治安部隊がテロ事件や脅威に人権侵害的な政策をもって対応。

[フランス] シャルリー・エブド襲撃事件に関し、暴力を扇動しない言論に対テロ法を適用させて訴追。表現の自由を萎縮。

更なる詳細はこちらをクリック下さい。

【人権ウォッチ】混沌と悲劇的状況にある中央アフリカ共和国2015/01/30 12:02

中央アフリカ共和国の2014年は、凄絶な復讐殺人の年。イスラム系反政府勢力「セレカ」とキリスト系民兵組織「アンチバラカ」が争い、数千人以上の市民が殺害されました。また、80万人超が避難民となり、その半分の人々は国外脱出しています。

2013年、セレカが10カ月間に渡って暴力的な支配を行い、その後、アンチバラカが反撃。2014年1月に指名された暫定政府と国連・平和維持活動部隊は、治安回復の努力を続けているものの、まだ終わりは見えていません。

同国で調査を続けるブッカーHRW緊急対応部門ディレクターの論説を、こちらから是非ご覧ください。