ぜったい見てほしいヒューマンライツ映画=脱北者の今を描いた「クロッシング」2010/01/29 16:41

こんにちは、土井香苗です。

 

今日は、今年417日渋谷ユーロスペースで、公開される韓国映画「クロッシング」のプレス用上映&記者会見にきています。

 

 

左から3人目が監督のキムテギュンさんです。右から2人目のキムジョングムさんのご自身の脱北の体験も胸につまるものでした。

 

クロッシングを見るのは2回目ですが、今日も涙、涙。北朝鮮の人権をしるうえで最も良質の作品だと思います。本来なら難民として保護されるべき脱北者が中国でどう扱われているか、北朝鮮の収容所の実態など、よくわかります。

 

北朝鮮を脱北した家族を描いたこの映画。韓国で100万人を動員した感動の映画です。

 

まるでノンフィクションのような正確さ。脱北者たち一人ひとりの体験が、ヨンス一家の物語に集約されています。

 

2年前から日本での公開を期待していたので、やっと!!という気持ちです。

 

この瞬間にも、苦しみ続けている何万人もの名もなき脱北者たちに思いをはせながら、すべての日本人に見て欲しい衝撃作です。 


日本の在外公館には、脱北難民を受け入れて保護して第三国へのトランジットを支援するのを原則に変えてもらいたいと思います。

 

また、日本政府には、中国政府にたいして、脱北者を北朝鮮に送還しないよう求めてほしいと思います。

 

ヒューマンライツウォッチが、他の団体とともに、鳩山首相に送付した対北朝鮮政策はこちらからご覧ください:
共同書簡 「北朝鮮の人権問題に関する鳩山由紀夫総理大臣宛ての共同書簡
関連ニュースリリース「日本: 北朝鮮の人権問題について強い働きかけを