インターン自己紹介 田中美咲2012/08/22 12:09

   
ブログをご覧の皆様、


初めまして。本日よりヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスにて
インターンをさせて頂いております、中央大学法学部政治学科2年の
田中美咲と申します。

私は大学でALSA(Asian Law Student Association)というサークルに所属しており、
日々国内から国際まで、多岐に渡る社会問題についてディスカッションや、海外の
法学生との交流を行っています。

HRWに興味を持ったのは、NHKのBSで放送されていた地球ドキュメントmission
という番組でHRWの特集を拝見し、そこからアドボカシー活動を通した国際協力の
在り方に興味を持ったことがきっかけです。
 
また、私は今年の3月にインドネシアのボルネオ島に行き、環境問題と人権問題の
密接な関わりについて勉強してきました。現地で開発と人権侵害に苦しめられる
方々から直接お話しを拝見できたことは、非常私にとって大きな経験となりました。

この経験から、私は開発に伴う少数民族の人権について関心を持ち、勉強をしています。

世界の人権問題へ向けて今私ができることを、このHRWのインターンを通して
一生懸命勉強させて頂きたいと考えております。
  
よろしくお願い致します。


田中 美咲

Newsweekjapan「ビルマ少数民族女性へのレイプは続く」2012/08/21 05:49

こんにちは、インターンの湯村です。Newsweekjapanの8月3日の記事ビルマ少数民族女性へのレイプは続くに、HRWのビルマに関する調査報告が載りました。





ビルマの民主化が進んでいるとされる一方で、少数民族への暴力は未だ続いています。ビルマ政府軍兵士によるカチン女性へのレイプに関して最近の状況を、この記事では説明しています。

「また人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)によれば、昨年10月にはカチン州の州都ミッチーナでカチン族20人が拉致され、うち女性2人が将校との性行為を強要された。そのとき拉致した兵士らは『カチンの女はビルマ族のペニスが好きなんだろ』とうそぶいていたという。」

「HRWは、過去の事例も含め、レイプに関与した兵士らを訴追し、罪を償わせるべきだと考えている。実際、妻をレイプされた男性が兵士らを告発して最高裁に持ち込んだ例がある。法廷は取りあえず訴えを受理したが、あっさり軍人たちを無罪放免したという。」

記事はこちらをご覧ください。

HRW資料
プレスリリース 改革 カチン州には及ばず英語
報告書 "Untold Miseries"
写真集 Untold Miseries

MSN産経ニュース「数カ月無給、住民立ち退き強制…ソチ五輪施設建設で人権侵害 ロシア」2012/08/20 06:58

インターンの湯村です。 ロシアの住民立ち退きに関するHRWの発表が、MSN産経ニュースの8月14日の記事数ヶ月無給、住民立ち退き強制…ソチ五輪施設建設で人権侵害 ロシアで取り上げられました。




「ロシア南部ソチで開かれる2014年冬季五輪の施設建設をめぐり、出稼ぎ作業員への賃金不払いや住民の立ち退き強制など、人権侵害が横行していると国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部ニューヨーク)が13日までに発表した。」

記事全文はこちらからどうぞ。

HRW資料
論説
ニュースリリース 
書簡

ロイター「チベット族の焼身抗議相次ぐ、人権団体『中国政府への不満を反映』」2012/08/17 12:06

インターンの湯村です。ロイターの14日の記事チベット族の焼身抗議相次ぐ、人権団体『中国政府への不満を反映』に、HRW調査員のコメントが載りました。


中国政府によるチベット政策に抗議する僧侶の焼身自殺が、この1年半ほどで頻発しています。今月13日にも住民と僧侶が焼身自殺を図りました。

「国際人権団体『ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)』のアジア上級調査員、フェリム・カイン氏は、チベット族による相次ぐ焼身抗議について『拡大する不満と絶望を反映している』と指摘 。現時点ではチベット政策に変化はみられないどころか、政府の姿勢が硬化していると述べた。」

HRW関連資料

【ご案内】 福島写真展 7/31-8/14@六本木2012/08/07 13:07

こんにちは。インターンの湯村です。8月3日に、高橋かつおさんの写真展"Abandoned"のレセプションパーティに行ってきました!


上の写真に写っているのがかつおさんです。そして、手に持っているのは、HRWの福島プロジェクトの冊子。そう、かつおさんは、私たちの福島での調査にカメラマンとして参加してくださった方です!

今回の写真展でも、福島で撮られた多くの人物写真・風景写真が展示されていました。ギャラリーの白い壁3面に、かつおさんのモノクロの写真がたくさん飾ってあり、とてもかっこいい空間でした。

展示してある写真や写真集も販売しています。六本木のZEN FOTO GALLERYにみなさま是非お立ち寄りください!

高橋かつお"Abandoned"写真展
開催地:ZEN FOTO GALLERY
開催日:7月31日-8月14日
開館時間:12:00-19:00
観覧料:無料
休館日:月曜・日曜・祝祭日

アクセス情報などはこちらからご覧ください。

HRWの福島プロジェクトの冊子は、こちら(日本語英語)からご覧になれます。


遠山清彦議員の国会での質問 (人道問題:シリア、北朝鮮)2012/08/03 18:30

遠山清彦議員
土井香苗です。

この方は、衆議院議員の遠山清彦先生(公明党、http://www.toyamakiyohiko.com/)。
ヒューマンライツウォッチに入る前の弁護士時代から、難民保護などでご支援くださった議員のおひとりです。

さて、先週7月25日、衆議院外務委員会で遠山清彦衆議院議員(公明党)が玄葉外務大臣が、シリアと北朝鮮の人道・人権問題について、それぞれ10分程度、質問をしてくださいました。

==まとめ===

●2:24のあたりから、シリアについて。

ビデオ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42016&media_type=fp

遠山議員:市民の犠牲が続くシリアについて、ICC(国際刑事裁判所)へ付託しようとスイス政府が賛同国を集めている。まだ日本は賛成していない。賛成しては?

玄葉大臣の回答は:
「はじめて国会で指摘された」。「現実的見込み」などを考えながら、「何か効果的なのか総合的に判断します」

●2:31あたりから、北朝鮮について。

ビデオ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42016&media_type=fp

遠山議員:北朝鮮についての国連・人道犯罪調査委員会の設立に賛成してはどうか?拉致は国際刑事裁判所規程の「強制失踪」の「人道に対する罪」に該当する。
毎年採択されている国連での人権決議。次回の決議案には「調査委員会」を設立するという1パラグラフを入れて、EUと共同提案しては?

玄葉大臣の回答は:
国内に調査のために入ることを北朝鮮政府が了解しないだろう。北朝鮮政府も協力しそうにない。「何か効果的か踏まえ」「総合的に判断したい」
1パラグラフ入れることは「初めての提案ですし、検討させていただけますか」

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遠山先生、重要な指摘・質問を本当にどうもありがとうございました!!!

北朝鮮:

以前ブログ(http://hrw.asablo.jp/blog/2011/09/24/6109212)でも紹介したとおり、北朝鮮については、国連・人道犯罪調査委員会の設置を求めるICNKという世界的なNGOネットワークも動いています。日本政府が賛成することがキーになります。

日本政府には、1パラグラフ入れれば設立できるこの委員会の設立を真剣に検討していただきたいです。

北朝鮮が協力しなくても調査・捜査できることはたくさんあります。北朝鮮で今も苦しんでいる被害者のために、一刻も早く、できることしていく必要があると思います。

シリア:

被害者のために、一刻も早く・・・という思いはシリアも同じ。

ICCへの付託の「現実的見込み」をあげるためにこそ、まさに、日本がこれに賛同するなど、世界に賛成の輪を広げてロシアや中国が拒否権発動できないような世界世論を作らないとなりません。

それは不可能ではありません。これ以上の犠牲者を少しでも減らすため、日本政府が断固とした原理原則にのっとった行動を一刻も早くとってくれればと願っています。

朝日新聞「政府側民兵を『処刑』か シリア武装グループ」2012/08/02 10:58

こんにちは、インターンの湯村です。2012年8月3日14面朝日新聞の記事「政府側民兵を『処刑』か シリア武装グループ」に、HRWのコメントが載りました!




反体制派の武装グループがシリアの都市アレッポで政府側の民兵を数人「処刑」する映像をネット上で放送した、とアルジャジーラが報道しました。これは捕虜に対する非人道的処遇にあたり、国際人道法に違反する疑いがる、という内容の記事です。

「英BBCによると、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは『戦争犯罪になり得る』としている。」

HRWのシリアに関する資料はこちら(英語日本語)からどうぞ!

マルチ・スズキ社の労働者はなぜ怒ったのか―インドの報道より2012/07/27 13:59

こんにちは、インターンの湯村です。今月18日に暴動が発生したインドマルチ・スズキ社。日本では主に、差別発言が絡んだ突発的な労使対立の事件として報道されています。しかしインドでは、同社の劣悪な労働環境によって労働者の怒りは長く溜まっていたとの報道もあります。インドで信頼性が高いとされている週刊誌Economic and Political Weeklyの記事をご紹介します。


Economic and Political Weeklyの記事"'Manesar Workers are the Villains': Truth or Prejudice?"では、マルチ・スズキ社のマネサール工場で起きた暴動は突然起きた事件ではないとしています。選挙による労組や、対等の仕事に対する対等な賃金の要求を経営者側が受け入れてこなかったことにより、労働者の怒りはこの数か月間増していく一方だったのです。従業員を悪者とみるのではなく、労働者の不満を対処できる民主的なシステムが築き上げてこなかった経営者側の姿勢を問うべきだと主張しています。

記事全文(英語)は、こちらからどうぞ。


アフガニスタンに関する東京会合2012/07/13 15:25


みなさん、こんにちは。インターンの水上です。
7月8日にアフガニスタンに関する東京会合がありました。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチは東京市民社会(東京CSO)としてその準備に関わらせていただきました。そして、私も短時間ですが、本会合の中に入ることもできましたので、その様子をご報告させていただきます。


物々しい警備のなかで、各国要人が集う会場にて野田総理の挨拶により本会合は幕を開けました。カルザイ大統領、潘基文国連事務総長、そして各国の外務大臣のスピーチがありました。また日本人としては、アフガニスタン支援政府特別代表を歴任し、現在国際協力機構特別顧問でおられる緒方貞子さんがスピーチを行いました。

 

また、アフガニスタン市民社会代表も非常に立派に堂々とアフガニスタンの現状、市民社会の主張を提言しており、国際社会もアフガニスタン市民社会の重要性を認識するきっかけとなったのではないかと思います。

 

最後に玄葉外務大臣のスピーチがあり、その中では、アフガニスタン政府に対して女性の権利を含む人権状況の向上やガバナンス改善等で具体的成果を上げることも言及されておりました。また、スピーチの最後ではアフガニスタンの復興開発において市民社会の果たす役割の重要性についても述べられており、市民社会との密接な連携が強調されておりました。ただ、本会合での日本政府のスピーチは、他の先進諸国と比較して、女性の人権を含め人権の視点は薄かったというのが現状ではないでしょうか。玄葉外務大臣の言葉が現実のアクションになるよう期待しています

 

日本政府として2012年より5年間で最大30億ドル規模の支援が表明された今、残念ながら汚職がはびこっているアフガニスタンで、その巨額の援助金がどのように使われるのかが論点です。資金の使途の透明性確保と国際社会のアフガニスタンへのコミットの持続が、人権侵害につながることを未然に防ぐひとつの鍵であるかもしれません。日本政府には、日本はもちろんアフガニスタン現地のCSO(市民社会グループ)や女性などのマイノリティの声を聞きながら、その国民の真のニーズにしたがった支援をしてほしいと思います。







アフガニスタン調査員,Heather Barr2012/07/13 14:28


Heather Barr
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。インターンの水上です。

今回はアフガニスタンに関する東京会合に際しまして、ヒューマン・ライツ・ウォッチのアフガニスタン調査員ヘザー・バーが来日致しました。ヘザーは2007年からアフガニスタンに活動拠点を移し、国連薬物犯罪事務所にてアフガニスタンの脱汚職、刑事司法プログラム担当を務めたほか、国連開発計画のアフガニスタン事務所ではJustice and Human Rights プログラムを統括を行っておりました。

ヘザーは8日に行われたアフガニスタンに関する東京会合に参加するだけではなく、7日に開催されたプレスコンフェレンスに参加し、アフガニスタンに関する東京会合CSOパラレルイベントにおいて、モデレーターとしてガバナンス・人権分野のパネルディスカッションに参加し活発な議論を交わしました。

また、その合間を縫って援助国政府関係者や代表団とアフガニスタンに対する援助姿勢について積極的に意見交換を行い、女性の権利に対する持続的な国際社会のサポートやジャスティス、表現の自由の重要性・人権のアドボカシー活動支援の必要性を提言致しました。

弁護士でもあるヘザーの、聡明かつアフガニスタンでの経験に裏打ちされた意見は、コンフェレンスに足を運んでくださった方、援助国政府関係者、援助機関の方々の心に届いたと思います。

ヘザーの来日が少しでもアフガニスタンにおける人権侵害の改善に繋がったと信じてやみません。

以下、アフガニスタンに関するヒューマン・ライツ・ウォッチのレポート(英文)です。ヘザーの現地調査の末出来あがったものですのでお時間ある方どうぞご覧くださいませ。