硫酸による家庭内暴力2013/02/22 15:32

こんにちは。インターンの馬です。
前回の記事に引き続き、HRWの過去のリリースで硫酸攻撃に関するものを簡単にご紹介します。
以下は、家庭内暴力における硫酸使用の事件です。

①児童結婚は、女子から教育を受ける機会を奪い、彼女らを   
 家庭内暴力の危機にさらしている。自分の実年齢を知ら 
 ず、
15,6歳だと想定するバングラデシュの女の子は、5年生 
 を卒業したすぐあとに強制的に嫁がれた。結婚後、彼女は 
 夫が望む額の持参金を用意することができなかったため、
 暴力を受け、最終的には顔と背中に硫酸をかけられた。
 

 
 全文は こちら(英語)

②多くの宗教法が「離婚」において女性の立場を困難にして 
 いる中、ヒンドゥー教の親族法は特に特質なものとなって 
 いる。ヒンドゥー教の親族法は女性からの離婚を禁じてい 
 るが、男性に対しては離婚・再婚の自由を与えている。

  ナムラタという
20代のヒンドゥー女性は、彼女の全財産を
  夫の企業用資金のために捧げた。しかし、夫は資金を乱用
  し、ナムラタが資金を返すよう要求すると、彼は彼女を殴 
 り、水だと偽らせた硫酸を飲ませ、その後姿をくらまし 
 た。ナムラタは食道を失ったため、その日より水を飲むこ
 とはおろか、唾液を呑むことすらできなくなり、腸に繋が
 れたチューブにすりつぶした食べ物を注入することによっ
 て栄養を摂っている。彼女にとって正義とは、夫を受刑さ 
 せることと離婚することだが、ヒンドゥー教の親族法は後
 者を不可能にしている。
 

 全文は こちら(英語)

「美の呪い」プロジェクトに関する詳細
は こちら(英語)

拷問・暴行における硫酸使用2013/02/25 07:58

こんにちは。インターンの馬です。
本日もHRWの過去リリースから硫酸攻撃にまつわる事例をご紹介させていただきます。

①パキスタン-タリバン、アルカイダなどの武装集団による  
 学校襲撃

2012年にパキスタンで起きた学校襲撃事件は96件に昇り、ほとんどの事件がカイバル・パクトゥンクワ州やアフガニスタンとの国境付近の連邦直轄部族地域(FATA)で発生した。

パキスタンの一部の地域は、世界で最も危険な学校区となっている。201210月には、試験を終えた帰宅途中のシア大学の男女学生3人が過激派に顔に硫酸を投げつけられるという事件が発生した。これは、FATAでの初の「硫酸攻撃」となった。パキスタンでは、タリバン、アルカイダを含む武装集団による児童、教員、そして学校を標的とした襲撃が多発している。

全文は こちら(英語)

 

②シリア-硫酸による拷問

シリアの拷問センターでは、収容されている政治囚に対し、非人道的な方法によって様々な拷問が行われている。拘禁されていたほとんど全ての人が、尋問員や警備員、職員からバトンやケーブル等の道具を使った長時間に渡る暴行、電気ショック、硫酸による火傷、性的暴行・屈辱、模擬処刑、それから爪をはがされるといった拷問を受けたと証言している。

全文は こちら(日本語)

「美の呪い」プロジェクトに関する詳細は こちら(英語)



日本政府、国連人権理事会にて北朝鮮に対する「調査メカニズム」設立表明!2013/02/28 13:54

ブログをお読みの皆様、お久しぶりです。インターンの呉です。

 

日本政府が国際舞台で初めて公式にCOI設立を表明しました!!

 

225日に始まりました国連の人権理事会にて、阿部俊子外務大臣政務官(http://abetoshiko.com/)がEUと共同で北朝鮮に対する新たな「調査メカニズムを求める共同決議案を提出する」と演説しました!これを報じたロイターによれば、阿部俊子外務大臣政務官はまた、本決議への幅広い支持は北朝鮮に対し国際社会の強いメッセージを送ることになる、とも述べたそうです。

 

今年度の人権理事国には、ロシアや中国など北朝鮮を擁護する国が外れているので、コンセンサスで通るか、そうでなくとも決議は簡単に採択される、との見通しを立てています。

 

日本とEUが共同決議案を提出することに対して、北朝鮮のジュネーブ代表部の一員であるチェ・ミョンナム(Choe Myong Nam)氏は、共同決議案は証拠の裏付けがないものあるとし、「拒絶する」と述べましたが、国際社会が北朝鮮の人権状況改善に向け、少しずつ前進していることが感じられます!

 

北朝鮮の酷い人権状況がより世界に知られ、北朝鮮によって拉致された日本人を含めその他の外国人の方々、また、北朝鮮国内の人々の人権状況が改善されるように、国際社会が団結して行動する時が一日でも早く来るように願うばかりです!

 

英文ですが、ロイターの記事は以下から確認出来ます。どうぞ!

http://www.reuters.com/article/2013/02/26/us-korea-north-rights-idUSBRE91P0IP20130226




公明党の谷合正明参議院議員が予算委員会で北朝鮮に対するCOIについて質問して下さいました!2013/02/28 15:20

ブログをお読みの皆様、インターンの呉です。

公明党の谷合正明参議院議員(http://www.m-taniai.net/)が27日の予算委員会で北朝鮮に対するCOIについて質問して下さいました!

谷合議員は「拉致問題を含む北朝鮮における人権問題を調査・査察する委員会」(COI)について簡潔に説明なさった後、COIは初めて国連人権理事会で北朝鮮の人権問題を扱うことになるため、「是非これを(COI)を実現してもらいたいと思っております」と発言なさりました。

また、「是非政府としても調査委員会設立のために引き続き外交努力をして頂きたい。拉致問題解決のためにも是非努力を続けて頂きたい」ともおっしゃっております。

以上のような谷合議員の発言に対して岸田外務大臣から「国連の人権理事会におきまして調査委員会の設置を行うということ、これにつきましては現在ジュネーブで開催中の理事会で新たな人権調査メカニズムを設置すべき、関係国と協議をしているところでありますが、内容についてはご指摘のように今、調整が行われております。より強力な効果的なこの形を実現するべく、しっかりと努力をしていきたいと考えております」との発言を引き出すことが出来ました!

更に、安倍総理大臣に対しても、北朝鮮の核問題だけでなく、拉致問題、北朝鮮国内の人権問題は米国との共通の関心事項なので、米国とも協力し欲しい旨を、谷合議員はお話されました!

以上のやり取りは、予算委員会中継でご覧になれます。4:25からCOIについての質疑応答が始まります。皆様、是非ご覧になって見てください!
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=10471&mode=LIBRARY&pars=0.5490681124887515