「美の呪い」-15歳の少女に起きた悲劇2013/02/19 04:58

インターンの馬です。

13年前、カンボジアの15歳の少女マリナの頭部と胴体に
硫酸がかけられるという凄惨な事件が起きた。


硫酸攻撃と女性の人権

彼女の顔の皮膚はただれ、そのまま固まった。

彼女は街でスカウトされ、スタートして多くの人気を集め、同時にある政府高官の目に止まった。

彼は当時40歳で、マリナは強制的に彼の愛人にされた。

ある朝、マリナは彼の妻と彼女のボディーガードから暴行を受け、硫酸をかけられた。

マリナの人生は終わった。

硫酸による暴行はそれまでにも数百件確認されていたが、マリナのケースはもっとも酷いもので、彼女の故郷に広く知れ渡った。

カンボジアのエリートの前において少女や若い女性は脆弱で、逆らうことができない。これは、真の「美の呪い」と呼べる。また、権力者はどんな残忍な行動をとっても責任を取られることはない。

ジャーナリストのエリック・ペープは、マリナに起きた惨劇を人々に伝えるのにどんな方法が良いのか考え、漫画を思いついた。彼女の話を絵にすることで、実際の脅威感を軽減し、もっと読みやすいものになる。漫画は、クメール語(カンボジアの公用語)だけでなく、日本語や韓国語、そして酸攻撃が普遍している東南アジア、中央アジア、そして中東の国々に住む人々にも読めるよう翻訳される予定だ。

HRWはこの漫画化プロジェクトをサポートし、人権侵害の事実を伝えるための斬新的な伝達手段であると認識している。

漫画を完成させるために著者のエリックはみなさまからの支援を呼びかけています。真実を聞き出すための旅費、それをカラー絵画にするためのグラフィック・アーティストの雇用費、それから宣伝費。残忍な硫酸攻撃から無辜な女性を守るためにはみなさまのご協力が必要不可欠なのです。

「美の呪い」プロジェクトの詳細は こちら(英語)


 マリナの事件に関する詳細
(49ページ目)は こちら(英語) 

プロジェクトのFBページは こちら(英語)