マルチ・スズキ社の労働者はなぜ怒ったのか―インドの報道より2012/07/27 13:59

こんにちは、インターンの湯村です。今月18日に暴動が発生したインドマルチ・スズキ社。日本では主に、差別発言が絡んだ突発的な労使対立の事件として報道されています。しかしインドでは、同社の劣悪な労働環境によって労働者の怒りは長く溜まっていたとの報道もあります。インドで信頼性が高いとされている週刊誌Economic and Political Weeklyの記事をご紹介します。


Economic and Political Weeklyの記事"'Manesar Workers are the Villains': Truth or Prejudice?"では、マルチ・スズキ社のマネサール工場で起きた暴動は突然起きた事件ではないとしています。選挙による労組や、対等の仕事に対する対等な賃金の要求を経営者側が受け入れてこなかったことにより、労働者の怒りはこの数か月間増していく一方だったのです。従業員を悪者とみるのではなく、労働者の不満を対処できる民主的なシステムが築き上げてこなかった経営者側の姿勢を問うべきだと主張しています。

記事全文(英語)は、こちらからどうぞ。


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