京北高校-授業見学-2010/09/09 11:52

こんにちは、インターンの栗本です。

先日、京北高校の生徒さんがヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスにインタビューをしに来てくれたのですが(こちらこちらのブログで紹介しています)、今回は私が京北高校にお邪魔し、インタビューの発表を見学してきました。

当たり前ですが、授業は「起立、気をつけ、礼」で始まりました!
久々のこの緊張感が新鮮でした。8時40分から始まった1限では、A組にて、滝口班の発表がありました。

滝口班はヒューマン・ライツ・ウォッチの歴史や活動について発表してくれました。なんと4枚ものレジュメには、土井さんのプロフィールやHRWの活動内容だけでなく、クラスター爆弾禁止条約やエチオピアのニュースリリースも丁寧にまとめてあり、とても感心しました。また、調査を行ってる国の数や本部の所在地などもしっかりと覚えていてくれて、ウェブサイトなどでも、リサーチを重ねてくれたことが伝わってきました。




そして3限目には、D組の高野班の、少年兵とダルフール紛争についての発表がありました。高野班は発表の時、HRWの活動内容や取材内容をまとめたレジュメの大事な部分を強調し、線を引くように伝えるなど、工夫をしながら発表していて、とてもすばらしかったです。また、少年兵や人権侵害について知るということは本当に大事であるというメッセージがすごく感じられる発表でした。





日本赤十字社や税関について発表した他のグループも含め、みなさん発表の仕方を自分たちで一生懸命考えて、グループで協力し合ってまとめあげた姿が印象的でした。どのグループも、それぞれの良さがあって、大変すばらしかったです。





高野班の班長さんが言っていた言葉ですが、

「世界で起こっていることを、どんどん自分から知ろうとすることが大事で、自分にできることは少ないかもしれないけど、それでもできることはしていきたいと思いました。」

と言っていました。この視点、とっても大切です。

高校生のみなさん、同じように感じている人もいれば、人権侵害の実態を知っても自分に何ができるか分からない、あるいはなかなか身近に感じることができず、意識することができないという人もいるかと思います。でも、そこで迷わず思い切って、普段の自分の行動範囲から“一歩”飛び出してみてください。家族や友達と国際問題についての映画を見てみるという一歩でも、ボランティア、イベントフォーラム、講演会などに参加するという一歩でも、どんな一歩でもいいです。飛び出してみることで、今まで見えなかったことが見えてきたり、当たり前だったことが当たり前でなくなったりして、自分が今までいた世界が広がっていきます。その中で、分と世界が繋がっている」ことを感じてくると思います。そうすれば、きっと自分に何ができるか・何をすべきかが次第に分かってくると思います。

京北高校の生徒のみなさん、これからも頑張ってください!
そして先生方、お忙しい中見学をさせて頂き、本当にありがとうございました!




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