自己紹介:インターンの山本です。2013/07/05 12:00

HRWのブログをご覧の皆様、はじめまして。

先週よりヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスで
インターンをさせて頂いております、高校3年生の山本葵です。
私は現在アメリカの高校に留学しており、
海外在住経験もなかった身で言語、文化など
すべての違いに圧倒される日々を経験してきました。
 
そんな中で私が一番感じたのは
自分の世界に対しての知識のなさでした。
授業のディスカッションでも、友達との何気ない会話でも
世界で起こっている問題が自分たちの国の話であるかのようにでてきます。
 

アメリカは今や世界の中心である大きな国ですが、
それは国内にとどまらず、世界の国ともつながっていることを
自覚する国民性が支えているのだと感じました。

日本は世界で政治的にも経済的にも力を持っている国です。
それでも自国のことばかり気にするのは内向きな国民性もありますが、
特に世界に関する情報が足りないことも理由であると感じました。
日本では大人でも世界の情勢にはまったく興味がない、知らない、という人がいます。
そんな日本人に世界に興味を持ってもらい、
そしてその影響力を意義あるものにするため
情報を発信する必要があるのではないか、そんなことを感じていた時に
縁があってお話しを聞かせて頂いたのがHRWでした。 
世界中で起こっている人権侵害を日本に発信するのが
東京オフィスの仕事である、と伺ったとき
今の日本が必要としていることはこういうことなんだと思いました。



オフィスでは熱意と高い志を持った方々が
毎日、世界の情報を日本に、日本人に伝え、
そしてたくさんの支援者の方々の力を借りてNGO法人として
世界の人権を守ろうと力を注いでいらっしゃいます。
高校生の私にはまだまだ知らないこと、
力が及ばないことなどたくさんありますが
夏休みの間少しでも何かお手伝いできれば、と思います。
短い間ですがどうぞよろしくお願いします。

山本

 


動画UP・中国政府によるチベット民族の強制移住政策2013/07/19 10:31

こんにちは。お暑いですがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
インターンの金城です。

この度、youtubeに「中国政府によるチベット民族への代替住居建設と強制移住政策」に関する日本語字幕つきの動画がアップロードされました。動画はこちら


この動画では、チベット民族が中国政府が決定する政策に対して意見できないなかで進めらる「社会主義新農村」の建設と、それに伴いチベット民族が直面する困難(伝統的な遊牧生活が奪われていること、移住にかかる費用の負担など)について取り上げています。

また、立ち入りが難しい地域においても人工衛星写真を用いることで、この数年間でいかにチベット民族の集落が跡形もなく取り壊され、代わりに大規模で均一的な建築群が建設さたかも詳しく説明しています。

HRWJapanのyoutubeページにある過去の動画とも合わせてぜひご覧ください。

チベット民族強制移住政策に関するプレスリリース
日本語:http://www.hrw.org/ja/news/2013/06/27
英語:http://www.hrw.org/reports/2013/06/27/they-say-we-should-be-grateful-0