インターン自己紹介2013/01/08 03:24

HRWのブログをご覧のみなさま、こんにちは。

1月7日よりNY本部でのインターンを開始いたしました馬(まあ るう)と申します。

現在、カナダのウォータールー大学の政治学科修士課程に在籍しています。

 

昨年9月に、NYでインターンの面接を受け、その後オファーをいただき、今自分が本部オフィスに座っていることが未だに信じられません。

世界最大の人権NGOの本部でインターンするという人生に二度とないような素晴らしい機会をいただけて、心から感謝しております。インターン期間中は、毎日が面接だと思って自分にできる最大限の努力をし、世界の人権問題を扱う最前線で少しでも多くのことを吸収していきたいです。

 

では、私が人権問題に興味を持つようになったきっかけを簡単にお話させていただきたいと思います。

きっかけは、学部生時代にアムネスティ・インターナショナル日本、大阪難民チームでのボランティア活動でした。日本で「難民」という言葉を聞くと、大抵の方はアフリカにいる難民を想像するのではないでしょうか。私も当初はその一人でした。しかし、約二年間のボランティア活動を通して、年間千人以上もの難民が命の危険から逃れるために日本に避難して来ていることや彼らのほとんどが日本政府から不当な扱いを受けていること等を知り、日本が抱えている重大な難民問題に驚かされました。アムネスティでの活動を経て、心底から思ったことがあります。それは、「人は生まれる国と生まれる親を選べない」ということです。人は生まれることにおいては、みな平等であるが、生まれた環境によって千差万様な道を歩むことになる。国内紛争や武力衝突がなく、基本的人権が保障されている日本で生まれ育ったということは本当に幸運なのです。

日本社会において非常に弱い立場にいる難民のために同じ外国人として日本で生活する私が少しでも力になれることがしたい!と最初は同情半分、好奇心半分で始めたボランティア。気がつけば、この領域にどんどんのめり込んでいて、いつしか難民・人権問題に生涯に渡って関わっていきたいとまで思うようになっていました。大阪難民チームは私のキャリア目標の起点。そして、HRWは今後の道しるべを見出す中間点。与えられた機会と環境を最大に活かしつつ、自分の夢でもあり、全世界の夢でもある難民問題の恒久的解決に携わっていけるようこのインターンで多くのことを学び、堅固な土台を作っていくのが私の目標です。