LGBTの人権侵害と闘う:国連が共同イベントを開催2012/12/15 00:53

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12月10日は「世界人権デー」。国連がLGBTの人権侵害に関する共同イベントを開催したニュースをご紹介いたします。


2012年12月11日―世界的な歌手であるリッキー・マーチン、イヴォン・チャカチャカ、その他大勢と共に、国連事務総長の潘基文氏は10 日に、性的自認と性指向に基づく暴力と差別をやめるよう要求しました。


国際的組織にとって不変の使命である人権の記念日、12月10日に国連高等人権弁務官事務所(OHCHR)とヒューマン・ライツ・ウォッチ、そしてインターナショナル・ゲイ&レズビアン・ヒューマンライツ・コミッションが共同でこのイベントを開催しました。


2011年12月に、OHCHRは初めてレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)の人々に対する暴力と差別に関する公式の国連報告書を発行しました。その報告書において広範な人権侵害があることが証明されています。76カ国以上が未だに同意のある同性間の性行為を違法としており、一方ではLGBTの人々に対する差別が、職場や学校そして病院でも広がっています。


「全ての人が。一部の人ではなく、大部分でもなく、全ての人が。」潘氏は指摘しました。「誰が人権を与えられ、誰が与えられないか、という決定は誰も下すことはできません。」



フランスの女性権利大臣、政府報道官ナジャット・ヴァロー・ベルカセム、そして南アフリカからビデオを通じて、南アフリカの平和運動家で英国国教会、南部アフリカ聖公会のケープタウン元大司教のデズモンド・ムピロ・ツツ、アルゼンチン、ウクライナ、マラウィのLGBT人権擁護家であるBlas Radi, Olena Shevchenko and Gift Trapence,南アフリカの歌手であり、キャンペーン活動を行っているイヴォン・ チャカチャカ、そしてポップシンガーのリッキー・マーチンがこのイベントに参加しました。


アルゼンチン、ブラジル、クロアチア、EU、フランス、イスラエル、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、そして米国の国連派遣団が当日の共同イベントに参加しました。


このニュースをより詳しくお知りになりたい方はこちら(英文)をどうぞ。


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