12月6日*三菱商事「CSRステーション」にて世界人権デーイベントを開催!with Amnesty International Japan2012/12/05 15:44

みなさま、こんにちは。
インターンの小田です。

今日は、イベントのお知らせです!
12月10日の世界人権デーを前に、12月6日(木)に三菱商事CSRstation(丸ビルの裏です。)で、アムネスティインターナショナル 日本と、協働イベントを行います。

昨今は「アラブの春」や様々な国での街頭デモなど、人権環境の改善のため市民が声を上げる流れが加速しています。そんな流れの中で、私たち日本人は人権とどう向き合うべきでしょうか。
日本人が捉われがちな「ステレオタイプな人権意識」から抜け出し、私たちの生活と切り離せない世界の人権問題について、人権NGO を代表するアムネスティとヒューマン・ライツ・ウォッチによるトークショーを行います。

プログラムの詳細は、次のブログでお知らせします!!
皆さまお誘いあわせの上、12月6日17時から是非丸の内にお集まりくださいませ!!

【日時】2012 年12 月6 日(木)17:00~
【会場】三菱商事CSR ステーション「MC FOREST」 (東京都千代田区丸の内2-3-1)
【プログラム概要】
○共同声明「世界人権デーを迎えて」発表
○トーク アムネスティ・インターナショナル×ヒューマン・ライツ・ウォッチ
○グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク有馬利男代表理事トーク
○世界人権宣言30 条キャンドル点火「Light to make it Right」
【主催】
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
公益財団法人日本ヒューマン・ライツ・ウォッチ協会
【後援】
グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク
【協賛】
三菱商事株式会社

12月6日*アムネスティインターナショナル日本と協働イベントを開催!@三菱商事CSRステーション2012/12/06 15:54

みなさま こんにちは。
インターンの小田です。

前回に続いて、今回は12月6日に開催する人権デーイベントのプログラムについてご紹介します。

17時55分からのキャンドルサービスでは、キャンドル・アーティスト Candle JUNE さん作成の世界人権宣言30 条のキャンドルを使用します。

日時、場所は、前回のブログでお伝えしたように、12月6日17時から、東京丸の内にある三菱商事CSRステーションです。

一人でも多くの方にご来場いただき、世界人権ウィークを前に「人権」について考えて頂けたら、嬉しいです!

【プログラム詳細】
17:00~ 共同声明「世界人権デーを迎えて」発表
17:15~ トーク
アムネスティ・インターナショナル(若林秀樹事務局長)×ヒューマン・ライツ・ウォッチ(土
井香苗代表)
17:45~ トーク
グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク(有馬利男代表理事)
17:55~ 世界人権宣言30 条キャンドル(※)点火「Light to make it Right」
※キャンドル・アーティスト Candle JUNE さん作成の世界人権宣言30 条のキャンドルを使用
強風の場合はLED ランタンを使用


LGBTの人権侵害と闘う:国連が共同イベントを開催2012/12/15 00:53

ブログをご覧の皆さま、いつも有難うございます。インターンの水上です。


12月10日は「世界人権デー」。国連がLGBTの人権侵害に関する共同イベントを開催したニュースをご紹介いたします。


2012年12月11日―世界的な歌手であるリッキー・マーチン、イヴォン・チャカチャカ、その他大勢と共に、国連事務総長の潘基文氏は10 日に、性的自認と性指向に基づく暴力と差別をやめるよう要求しました。


国際的組織にとって不変の使命である人権の記念日、12月10日に国連高等人権弁務官事務所(OHCHR)とヒューマン・ライツ・ウォッチ、そしてインターナショナル・ゲイ&レズビアン・ヒューマンライツ・コミッションが共同でこのイベントを開催しました。


2011年12月に、OHCHRは初めてレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)の人々に対する暴力と差別に関する公式の国連報告書を発行しました。その報告書において広範な人権侵害があることが証明されています。76カ国以上が未だに同意のある同性間の性行為を違法としており、一方ではLGBTの人々に対する差別が、職場や学校そして病院でも広がっています。


「全ての人が。一部の人ではなく、大部分でもなく、全ての人が。」潘氏は指摘しました。「誰が人権を与えられ、誰が与えられないか、という決定は誰も下すことはできません。」



フランスの女性権利大臣、政府報道官ナジャット・ヴァロー・ベルカセム、そして南アフリカからビデオを通じて、南アフリカの平和運動家で英国国教会、南部アフリカ聖公会のケープタウン元大司教のデズモンド・ムピロ・ツツ、アルゼンチン、ウクライナ、マラウィのLGBT人権擁護家であるBlas Radi, Olena Shevchenko and Gift Trapence,南アフリカの歌手であり、キャンペーン活動を行っているイヴォン・ チャカチャカ、そしてポップシンガーのリッキー・マーチンがこのイベントに参加しました。


アルゼンチン、ブラジル、クロアチア、EU、フランス、イスラエル、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、そして米国の国連派遣団が当日の共同イベントに参加しました。


このニュースをより詳しくお知りになりたい方はこちら(英文)をどうぞ。


Cambodian Center for Human Rights(CCHR)が日本政府に対して声明を発表2012/12/28 17:23

ブログをご覧の皆様、こんにちは!
インターンの浅野です。

先日、カンボジアの人権を守り、民主化を進めることを目的としたNGOの"Cambodian Center for Human Rights"(CCHR)が、安倍氏に先の選挙での勝利に祝意を示すとともに、以下2点について日本政府に要請する声明を発表しました。

①カンボジア政府に、法の支配を遵守するようプレッシャーをかけること
②カンボジアの環境と社会的発展の両方に貢献できるような投資を行うこと

CCHRは、日本はカンボジアに対して多くの投資を行ってきたが、人権状況改善や民主化促進については、あまり声をあげてこなかったと指摘しました。また、上記2点を行うことは、カンボジアだけでなく日本にとってもメリットがあるとしています。

CCHR代表のOu Virak氏は、同声明に際して、
「先日の選挙において、安倍氏が勝利なさったことにお祝いを申しあげます。カンボジアで日常的に起こっている多くの人権侵害に対して、日本政府が声をあげることを恐れないような、両国にとっての新しい時代がくることを願っております。カンボジア国民は、日本を、優れた人権状況かつ大変民主化されている国家のお手本として尊敬しており、その日本からより多くの声があがることを期待しています。日本はカンボジアの人権状況を悪くするのではなく、その影響力を使い始めるべきです。日本がなにを実行するか、声をあげるべき時がきています。」
と、コメントを発表しました。

全文はこちら
http://www.cchrcambodia.org/index_old.php?url=media/media.php&p=press_detail.php&prid=335&id=5


「人権状況改善に声をあげる」ことも、日本が世界に望まれていることなのですね!


インターン記 前編 東京からNYへ2012/12/29 09:56

インターンの石川です。

東京オフィスで1年半インターンをした後、現在渡米しロースクールへ1年間留学している期間を利用して、NYオフィスでインターンをさせて頂いています。

今日もインターンを2年前に始めたときと同じように、リリースの翻訳や資料作成などをしました。しかし当初と今では自分の中で、変化があった部分について、お話させて頂きたいと思います。

私はインターンを初めた頃、全くといっていいほど英語ができませんでした。しかし皆さんご存知のように、インターンの仕事には全て英語がついて回ります。翻訳、ウィスパリング(通訳)、会議のメモ作成、外国から来た調査員のアテンド…今まで英語の努力を怠っていたことが露呈する作業ばかり。言わずもがな、一朝一夕でその差が埋まるはずもなく、私の力不足で迷惑をかけているということに、情けなさで泣きそうになりながら一日を終える、そんなインターンの日々でした。

現在、私はNYオフィスで曲がりなりにもインターンとして仕事をし、米国のロースクールで何とか議論に参加したりプレゼンしたり法曹家になるために勉強を続けています。確かに英語は上達しましたし、インターンの作業で英語に不自由する事はなくなりました。しかし、その上達したという事実自体は、私にとってはあまり重要ではありません。重要だと思うのは、英語が全くできなかったときに、執念をもって仕事にくらいつき続けた、そのことが今の進路に繋がっていったし、とても大きかったことだと思います。

インターンの仕事はどうでしたか?と聞かれ、今思い浮かぶのは、ダメだった自分ばかりです。

通訳を頼まれながら全くできずに涙目で終わったミーティング、
メモを取らなくてはならないのに半分しか理解できず絶望に浸ったインタビュー、調査員にたくさん聞きたいことがあるはずなのに、何も言葉が出て来ず固まって終了した会食。

おそらく、これらの苦い経験が今も、そしてこれからも自分の原点になっていくと思います。

英語があまり得意ではないけれど、インターンをしようかなと思っている皆さんに、伝えたいなと思うことは、仕事の内容云々よりも、HRWの中で仕事をし、その中で多くのプロフェッショナルと出会い、失敗し、学び、迷惑をかけ、次の失敗が怖くても、それでも努力を続けることができますか?ということです。
これは、これからも自分に問いかけなくてはいけない言葉だと思っています

初めてNYのオフィスを訪問しようとしたとき、何だか気後れしてNYまで来たのにオフィスに入れずに日本に帰ってしまった。その場所で、今短い期間ではありますが、働くことができるのは何だか不思議な気持ちです。

HRWという組織にふれて自分の力の無さを知り、別の場所で訓練を積んで帰って来てHRWのインターンをする、というプロセスを経るのはとても幸運だと感じています。

インターン記 後編 ブログを通じて2012/12/31 10:58

インターンの石川です。

後編では、インターン中に扱った記事を通してブログを書く意味を考えてみたいと思います。

2012年度のヘルマン・ハメット賞をベトナムのブロガー5人が受賞しました。Vietnamese Bloggers Recognized
for Commitment to Rights
(http://www.hrw.org/news/2012/12/20/vietnamese-bloggers-recognized-commitment-rights)

ヘルマン・ハメット賞とは政治的迫害や人権侵害の標的とされている世界中の作家に贈られるものです。受賞した5名の作家やジャーナリストは、ベトナム政府の政策や公務員の汚職を批判する文章の内容によって、警察からの拘禁や尋問、当局からの家宅捜索、出国禁止、長期刑を課せられる恐れと闘ってきました。こちらの日本語のリリースに背景が記載されています。

ベトナム:ブロガーへの訴追を取り下げ釈放せよ」


ここでは、ブログの持つ大きな影響力を政府は恐れていますが、ブロガーたちが「ブログを書くことの意味」はその「影響力」や「結果」にあるのでしょうか。

もちろん、ブログを書く際は、情報や意見の発信、社会変革に向けてなど、外部に向けた効果を意識する場合もあるでしょう。しかし、他人のためや外部的な影響力のためだけでは投獄覚悟でブログを書く意志は貫けないと思うのです。影響力のためだけであれば、支援者がいなくなったり自分の影響力がなくなりそうな時点で心が折れてしまうと思います。

ブログを書くか辞めるかの選択は、書くことで失うものと得られるもの、筆者の内なる葛藤を通じて以外に、ブログを書き続けるという選択は生まれて来ないと思います。例えば、自分の考えに嘘をつきたくないという信念。伝えなくてはという義務感。自分だけでなく家族に危害が及ぶ恐れ。その中で何をとるのか、自分で決断して、自分で書き伝えるという強さが、心を打つのだと思います。

こうして自由にブログを書くことができる私には、受賞者5名のブロガーにとってのブログの意味を、想像することしかできません。そんな限界があっても、インターンを通じて、ジャーナリストの記事を何本も読み、考え、二次的にでも発信する。それは、私がインターンとして、ブログを書く機会を与えられた者として、果たせるほんの小さな義務と意味なのではないかと思っています。