グット・エイジング・トーク ~はたらくLGBT Colorful Eve Reception~ のご報告2012/09/24 23:06

ブログをご覧の皆様、こんにちは!
インターンの浅野です。

今回は、先日行われた「グット・エイジング・トーク ~はたらくLGBT Colorful Eve Reception~」の模様をご報告します!

レストラン ラスチカスで開かれた今回のレセプションにはLGBT当事者の方からストレートの方までたくさんの参加者にお越しいただきました。
HRW LGBT部門のディレクターであるボリス・ディトリッヒ(Boris Dittrich)氏から感動的なスピーチもしていただきました。

ボリス氏は、家族や上司に自分がゲイであることをカミングアウトした時のこと、周囲の反対を受けながらも同性婚を認める法律を作った時のことなどを話してくださいました。
オランダは、現在は同性婚が法律的に許されている国ですが、ボリス氏が同法律を作成しようとしていた当時は、LGBTに対して厳しい目が少なくなかったはずです。その中で、氏が世間に自分のセクシャリティーを公言して、法律制定に動きだしたことは、法律的な変化だけでなく世の人々の意見を変化させたのではないかと思います。氏の法律家としての、「すべての人々は平等であり、婚姻が許させるべきだ」という強い意志にも感銘を受けました。

もうお一方、LGBTの若者の自殺防止・いじめ防止を目標に活動していらっしゃる団体「ハートをつなごう学校」様も、LGBTを子どもに持つお母様からのメッセージを上映してくださいました。
「ある日、娘が『女をやめる』と言ったとき、神様はどうして我が家を選んだのと思った。けれど、よく考えれば、娘が息子になったとしても、たった一つ変わらないのは、あの子は私の子であるということ。親だったら、子どもと一緒に悩み考えたいものなのです。」と語られていたのが、とても印象的でした。

こちらが、「ハートをつなごう学校」のHPです。
多数の著名人からのメッセージも掲載していらっしゃるので、ぜひご覧ください。
http://heartschool.jp/message/

今回のレセプションで、私自身、LGBTに対してのとらえ方が大きく変わりました。以前は、LGBTってなんだろう?そんな人たちに会ったこともないし…などと思っていました。
けれど、LGBTであることでたくさん悩まなければいけない人がいること、中には自ら命を絶ってしまう方までいらっしゃることを知った今、LGBTに対する社会の目を少しでも変えていきたいと考えるようになりました。

この「グット・エイジング・トーク ~はたらくLGBT Colorful Eve Reception」で、参加者の方々が有意義な時間を過ごされたとしたら、とても嬉しいです。

浅野 知美