福島からの声⑫2012/04/20 19:08

こんにちは、インターンの湯村です。「福島からの声」の第12回目(最終回)です!


12歳の娘と7歳の息子(障がいあり)の母親。郡山市の自宅にて。福島第一原子力発電所から約60 km
© 2012 Katsuo Takahashi for Human Rights Watch

私の息子はダウン症なんです。だから、福島から避難すると、新しく小学校を探すのも大変ですし、息子の環境を変えることがちょっと難しいということもありました。娘にも意見を聞いたところ、転校したくないということでした。福島から来た子がいじめられたということも未だに聞くじゃないですか。こういったいろいろなことを考えて、やっぱり福島に残ることに決めました。

二人の子どもの母親として、安全だと思えるためには正確な数字が必要ですね。内部被爆を避けてくことが大事だと思うので、食べ物の検査結果をしっかり明らかにしてもらうことが必要です。ある数字以下はNDで安全です、では不十分です。透明性が必要です。正確な数字を示してくれれば、選べます。選ぶ権利がほしいんです。