福島からの声⑧2012/04/16 18:01

こんにちは、インターンの湯村です。「福島からの声」の第8回目です!

4児(19歳、14歳、10歳、8歳)の母親。娘2人と郡山市の団地の公園にて。福島第一原子力発電所から約60km
© 2012 Katsuo Takahashi for Human Rights Watch

うちは母子家庭で、家族で県営住宅に暮らしてます。 行政からは、子どもの健康診断関係の情報はぜんぜん来ていません。なので、4人の子どもたちは全く検査を受けてないんです。 いつになったら郡山市は健康診断をやるのかなぁと思ってるんですが。

ただ、県から家族一人一人に健康管理調査の質問票は来たんです。311日から数週間何をしてましたか、という質問でした。けれども、何ヶ月も前に何をしていたかなんて詳しくわからない。だからまだ出していない状態なんですけれど。

放射能がどれだけ身の回りにあるのか全然はっきりしないままで、すごく心配です。例えば家の周りの放射能レベルも全然まったくわからないままで。すごく寒い冬の日に、県営住宅の出れる人で集まって除染もしたんですけど、除染の前も後も放射線を測ったわけでもないんです。だからうちの周りにどれだけ放射能があるかわからないままなんです。それから、一番心配なのが、その除染した泥が自分たちの住んでいる近くの倉庫にまだあることなんです。県営住宅なので行政が話し合って決めるんだと思うんですが。汚染ゴミの置き場ができるまでってことだと思うんですが、それまで何年置くのかということも分らない。子どもたちも、その倉庫の近くで遊んでしまってますし。大丈夫かなっていうのがすごく心配ですね。


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