『世界人権年鑑2012年』発表!!2012/02/09 17:20

こんにちは、インターンの湯村です。HRWが毎年発表している、世界人権年鑑「ワールド・レポート」。その2012年版が出ました。

2011年は、「アラブの春」によって、中東や北アフリカの人権状況に注目が集まりました。「世界人権年鑑2012年」は、昨年の世界90か国以上の人権状況がまとまっています。表紙は、エジプトのタハリール広場で民主化デモに参加している16歳の女の子Fatmaの写真です。この写真が撮られた3日後の2011年2月11日に、ホスニ・ムバラク大統領は辞任しました。

HRW代表ケネス・ロスは「人権と真の民主主義を実現するため、国際社会は“アラブの春”を前進させている市民たちを強力に支援すべきだ。独裁的な指導層への忠誠心が、民主的な改革リーダーたちへの支援の障害となっている。新政府が、全ての人びと、特に女性と少数派に対して人権と法の支配を拡大するためにも、国際的影響力の駆使が必要不可欠である」と話します。

「世界人権年鑑2012年」はこちらからダウンロード(英語)できます。
年鑑発表に関するニュースリリースはこちら(日本語)。

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