ニューヨークスタディツアー①-岩瀬大輔さんにお会いしてきました2012/01/06 18:22

インターンの石川です。

今回からシリーズで2012年2月14日~22日にかけてインターン、ボランティアを中心とした学生が企画する、

「ニューヨーク・ボストンへの国際人権スタディツアー」

について紹介させていただきます!

約1年前、将来国際貢献を志す学生に、現場で働く方々との交流の機会を実現したいと、学生数名で企画を立てて以来、多くの方々にご指導ご支援を頂きながら実現が見えてまいりました。

このツアーの目的は、
・将来国際貢献を目指す若者を集い、
・現在海外でご活躍なさっている方々にお話をお聞きし
・現地の学生とディスカッションをすることで
・日本からのアンバサダーとして「震災後の現在の日本」を伝えるとともに
・将来振り返って大きなきっかけとなるような機会を提供する
いうことです。

全ての企画はボランティアスタッフの大学生が、企画からゲストとの連絡、運営まですべてを担当しています。

第1回目は大きな支援者の一人である岩瀬大輔さんにお話をお聞きしてきました!

岩瀬さんは弁護士資格を持ちながら、ライフネット生命副社長でありヒューマンr・ライツ・ウォッチ東京委員会のメンバーとして日頃よりご支援いただいています。

岩瀬大輔さんは、司法試験に合格して間もない大学4年生のとき、「司法試験合格者による米国司法視察ツアー」を企画。その時に交流した大学生たちに刺激を受け、後のハーバード大学MBAへのご留学にも繋がったということです。そのときの体験談はハーバード留学記に詳しく執筆されています。

岩瀬大輔さんにアドバイスを頂き、母校であるハーバード大学でのプレゼンテーションやディスカッション、ブラウン大学での震災復興に関するプレゼンテーション、ニューヨークでの最高裁判所見学、国際連合本部見学&現役国連職員の方々へお話を伺い、ヒューマン・ライツ・ウォッチNY本部訪問など、盛り沢山の企画で、現在学生共々準備に追われています。

出発の日があと1ヵ月と迫っていますが、最後まで企画をよりよいものとできるよう、頑張って生きたいと思います!

少女の夢を奪う「児童婚」――サレハ大統領後のイエメンから2012/01/06 20:55

土井香苗です。WEBRONZAに拙稿 「少女の夢を奪う『児童婚』――サレハ大統領後のイエメンから」 掲載されました。ご一読いただけましたら幸いです!

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「少女の夢を奪う『児童婚』――サレハ大統領後のイエメンから」

by 土井香苗

イエメンの16歳の少女アフラは言った。

 「大学に行って弁護士になりたかったけど、もうだめね。だって赤ちゃんを産むんだもの」

 彼女の瞳は夢破れた憂いに沈んでいた。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員ナディヤ・ハリーフェ(在ベイルート、http://www.hrw.org/bios/nadya-khalife)が、2009年に中東・イエメンを調査した際に出会った少女アフラ。当時16歳だった少女アフラは結婚5カ月目で妊娠していた。弁護士の夢は無理でも、せめて卒業まで学校に通いたいという彼女の願いも、父親から却下されてしまった、と言っていた。

 将来の夢も学校も諦めたアフラ。しかし、彼女は特別ではない。悲しいことに、2011年12月に報告書として公表(http://www.hrw.org/ja/news/2011/12/08-0)されたハリーフェ調査員によるイエメンでの調査結果は、前出の少女アフラが、少女時代に結婚を強制された結果夢を諦めた大勢のイエメン人少女のひとりに過ぎないことを示している。

 全世界で、児童婚させられている少女は約5000万人と言われるが、なかでもイエメンはその傾向が顕著な国のひとつだ。


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http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011122900040.html