ご案内:ラウンドテーブル「ロシアの人権: ソ連崩壊20周年を受けて」 ― 2011/12/12 15:12
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のロシア代表 アンナ・セボーティアン(Anna Sevortian)の来日に伴い、以下のとおりラウンドテーブルを行います。年末のお忙しい中恐れ入りますが、是非ともお越しいただけましたら幸いです。
●ソ連崩壊20年:ロシアの人権、政治、そして国際アクターの役割●
日時:2011年12月20日(火)午後4時―5時半
会場:明治大学リバティータワー15階 1157教室 (駿河台キャンパス)http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html(御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、神保町駅 よりそれぞれ 3-5分)
スピーカー:アンナ・セボーティアン(Anna Sevortian)
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)ロシア代表 (経歴)
参加方法:tokyoアットhrw.org (アットを@に変えてください) あてで12月18日までに、タイトル「ロシアラウンドテーブル参加」として、ご氏名・ご所属をお知らせ下さい。
使用言語:英語、日本語
主催:アジア人権人道学会・ヒューマン・ライツ・ウォッチ
内容:
ソ連崩壊から20年、ロシアの人権状況は改善も見られる一方で問題も多い。9月にはプーチン首相が12年の大統領選への出馬意思を表明。まったなしの政治改革への展望に暗い影を落としている。
人権活動家への迫害は続き、NGOを取り巻く環境は厳しい。北コーカサス関連の活動家の殺害事件をはじめ過去多数の犯罪が起きたが、犯人処罰はほとんど進んでいない。ロシア政府の欧州人権裁判所などの人権関連機関への対応もおざなりだ。ロシアでは、表現の自由の分野では前進が見られたものの、それを打ち消すかのように、その他の法律で後退が見られた。
91年のソ連崩壊時、多くの人びとが期待した。共産主義「後」の旧ソ連諸国には、民主主義・法の支配・人権保護に基づく新しい時代がやってくる、と。この予想は誤りだったのか?
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、国際団体として、最も早くモスクワに事務所を開設した団体の一つ。同事務所を拠点に、ロシアの人権状況について長年調査・報告を続けて参りました。
本ラウンドテーブルでは
・ 1991年以降のロシアにおける人権状況の進展
・ ロシアにおける最近の人権問題
・ 不安定な状況が続く北コーカサス
・ 人権促進に向けて、日本を含む国際アクターの役割
を中心に、ロシアの状況について皆様にブリーフィングさせていただくとともに、意見交換できますことを楽しみにしております。
アンナ・セボーティアン(Anna Sevortian)経歴:
ヒューマン・ライツ・ウォッチのロシア代表。旧ソビエト連邦においても15年以上にわたる人権活動の経験がある。ロシア代表として、モスクワオフィスを統括し、ロシア・ウクライナ・ベラルーシに於ける人権問題について調査・アドボカシー活動をしている。現職に就く以前は、モスクワの民主主義・人権開発センター(Center for the Development of Democracy and Human Rights)の副代表だった。
モスクワ大学で修士号(ジャーナリズム)を取得し、間もなく同大学で博士号も取得予定。ロシア政府と非政府団体の関係を調査分析したセボーティアンの研究は、07年度のチェヴェニング賞を受賞。ケンブリッジ大学国際研究センター(Centre of International Studies)の客員研究員、ウッドロー・ウィルソン国際センター(Woodrow Wilson International Center for Scholars)の研究員(Galina Starovoitova Fellow)。
2011年3月には、ヒューマン・ライツ・ウォッチ報告書「打ち砕かれた希望:ベラルーシ選挙後の弾圧」(http://www.hrw.org/reports/2011/03/14/shattering-hopes-0 )を発表した。ロシア国籍。
お問い合わせ: HRW東京オフィス 03-5282-5160 www.hrw.org/ja