HRWマルチメディア:ケニア「正義を待っている―ケニアのエルゴン山域」③2011/11/15 12:33

こんにちは、インターンの湯村です。ケニアのエルゴン山域の強制失踪に関するHRWマルチメディア資料の紹介、第3弾。今回は写真です。



未亡人
2006から2008年の間に、約300名のケニア人が、ケニアのエルゴン山域で強制失踪させられました。ケニアの治安部隊に逮捕された後か、民兵組織サバオト国土防衛軍(SLDF)によって拉致された後に行方不明になりました。

恐怖
ケニア治安部隊のSLDFを抑える軍事作戦は、2年間アエルゴン山域を恐怖にさらして来ました。2008年3月の作戦により、SLDFは弱体化し、SLDFによる犯罪の影響が表面化しました。

集団埋葬
エルゴン山の住民たちは、ヒューマン・ライツ・ウォッチに、暴動に関わったSLDFとケニア治安部隊の双方が、被害者を集団墓地に投げ捨てていたと話しました。

避難民
エルゴン山域での暴動は、何十年にも渡る土地問題が根本にあります。1960年代に、政府が何千ものエルゴン山域の住民を、動物保護区と公報された森林地帯から強制移転させました。

色彩豊かなアフリカでの悲しい現実をリアルに伝えるBrent Stirtonさん(Getty Imagesシニアフォトグラファー)の写真は、こちらから。写真一つ一つに説明(英語)も付いています。

その他、エルゴン山域の地図や、このマルチメディアを作製したチームの紹介なども載っています。

関連資料:
ニュースリリース Account for "Disappeared" in Insurgency Crackdown: International Criminal Court Should Expand Investigation to Mt. Elgon Conflict(英語日本語

Mainichi RTにザナ・ブリスキさんが取り上げられました2011/11/16 14:37

こんにちは、インターンの湯村です。10月28日にHRWが主催したイベント「Art×Human Rights Tokyo 2011」のゲストのザナ・ブリスキさんが、Mainichi RTに取り上げられました!



「『MAINICHI RT』は、毎日新聞社がネットユーザーとつくる新しい媒体です。過去24時間(休刊日の翌日は過去48時間)に毎日jpで読まれた記事をピックアップ。ツイッター(@mainichiRT)に寄せられたツイーととともに紙面(週6日刊)に掲載します。Twitter上のリアルタイムコミュニケーションを紙面やWEBに。多くの人と感想を共有しながら『今』を一目で読むことができます。」

この毎日RTの2011.11.1号に、「Art×Human Rights Tokyo 2011」で来日した映画監督ザナ・ブリスキさんが載りました!

「国際人権擁護組織『ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)』東京事務所は28日、アートを通じで人権問題を考えるイベント『アート×ヒューマン・ライツ東京2011』を東京都渋谷区で開催した。インド・コルカタの売春窟に暮らす子どもたちが自分で写真を撮ることで厳しい現実を乗り越えていく姿を描いたドキュメンタリー映画『未来を写した子どもたち』の上映会後、ザナ・ブリスキ監督、南條史生・森美術館館長らがアートと人権をテーマに意見を交換した。」

記事全文は、毎日RTをご覧下さい!トークイベントの内容も載っています。
毎日RTのツイッターでもつぶやいて頂きました!是非チェックしてください。

『未来を映したこどもたち』上映会&トークイベント、無事終了しました!2011/11/17 14:16

こんにちは、インターンの大澤です。

10月28日に東京で行われた、ART×HR『未来を映したこどもたち』上映会&トークイベントが無事終了しましたので、そのご報告をいたします!

まず始めに、アーティストの方々によるワークショップが行われました。
子供の頃の夢を絵にするという内容で、会場全体がとても楽しい雰囲気に包まれました。

カクテルレセプションのあとはいよいよ映画上映!皆様楽しんでいただけましたでしょうか?
その後の香苗さんによるザナ監督のQ&Aタイムでは、映画への想いや、映画製作時の困難、映画に登場した子供達の今後について、たくさんのお話を聞かせていただきました!
こちらが監督のザナ・ブリスキィさんです。

Zana Briski

私はザナ監督のウィスパリング係を務めさせて頂いたのですが、とても気さくで素敵な方でした!

最後のゲストの方々によるパネルトークは、ザナ監督と香苗さんに加え、伊藤穣一さん(MITメディアラボ所長)、林千晶さん(株式会社ロフトワーク代表取締役)、南條史生さん(森美術館館長)という豪華な顔ぶれでした!
様々な観点から、「アートの力」についてお話して頂きました。

パネルトーク


皆様のお陰で、充実した楽しいイベントにすることができました。
お越し頂き、どうもありがとうございました!

The Daily Yomiuri "Syrian forces kill; 20 Arab action urged"2011/11/18 13:44

こんにちは、インターンの湯村です。The Daily Yomiuri11月13日4面に、HRWシリアレポートが引用されていましたので、ご紹介します。



11日にシリア治安部隊による武力弾圧で20人が死亡したという記事です。シリアでは、アサド大統領に対するデモが続いています。

   Since then, security forces have killed more than 100 people in Homs, Humman Rights Watch said in a report issued Friday.
   "The systematic nature of abuses against civillians in Homs by Syrian government forces, including torture and unlawful killings, constitute crimes against humanity," the group said.
  It called on the Arab League to suspend Syria, request the United Nations impose sanctions on those responsible for the vilence and refer Syria to the International Criminal Court.

関連資料:
ニュースリリース Crimes Against Humanity in Homs: Arab League Should Suspend Syria
報告書 We Live as in War: Crackdaown on Protesters in the Governorate of Homs
ビデオ Homs, Syria - Update

CNN.co.jp「スー・チー氏が会見 解放から1年」2011/11/21 23:51

こんにちは、インターンの湯村です。CNN.co.jpの11月15日の記事「スー・チー氏が会見 解放から1年」に、HRWが載りました!



14日に解放されて1年が経ち、アウン・サン・スー・チーさんが会見を開いたという内容の記事です。

「人権団体ヒューマンライツ・ウオッチによると、今月に入ってミャンマーの政権はメディアへの規制を緩和し、基本的人権を保護する法案を通過させた。スー・チー氏についても、移動の自由や国外メディアとの接触が実現されたという。
しかし、特に地方部では依然規制が厳しく、言論の自由、集会の自由などは制限されたままだ。今も数百人の政治犯が拘束されていると同団体は指摘している。」

全文はこちら

HRW資料:
ニュースリリース A Year After Elections, Rights Concerns Persist: Progress in Rhetoric and Policies Should be Matched by Implementation(英語日本語

SankeiBiz「摩天楼の呪いさえ寄せ付けない」2011/11/22 12:52

こんにちは、インターンの湯村です。SankeiBizの11月10日の記事「摩天楼の呪いさえ寄せ付けない」に、HRWが触れられました!



ドバイの超高層タワー、ブルジュ・ハリファに関する記事です。全文はこちら

「ブルジュ・ハリファはオープン時、エレベーター停止や財政危機問題に直面したほか、労働環境が世界的な人権NGO(非政府組織)、ヒューマン・ライツ・ウオッチの注意をひいた。」

ブルジュ・ハリファの建設労働者たちは、低い賃金で働かされ、労働後も帰宅できるまで長い間待たされるような状況でした。労働者たちの怒りは、抗議運動にまで発展した、とヒューマン・ライツ・ウォッチは発表しています。

HRW資料:
報告書 Building Towers, Cheating Workers: Exploitation of Migrant Construction Workers in the United Arab Emirates

「STOP! 北朝鮮の人道犯罪」11.25 院内集会2011/11/23 01:06

こんにちは、インターンの湯村です。北朝鮮の人権に関する院内集会のご案内です!

STOP! 北朝鮮の人道犯罪」

世界のメジャー人権NGOが大連合

日本もAll Japanで戦います!


11.25
院内集会にご参集ください


本年9月、
Human Rights WatchAmnesty International, FIDHをはじめとする世界15か国40余の団体関係者が東京で一堂に会し、北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合ICNK (International Coalition to Stop Crimes against Humanity in North Korea)を結成しました。


拉致問題はじめ北朝鮮人権問題の解決に向け活動している私ども日本の各団体もまた、この国際
NGO連合:ICNKへの参画を公に表明し、共同行動を推進しています。


拉致された同胞を取り戻し、北朝鮮に囚われたままの日本人妻らの帰還を実現し、さらには強制収容所に象徴される北朝鮮当局による人道犯罪を抑止するために、私たち日本の民間は、そして政治は何をなし得るのか。


拉致被害者生存情報、北朝鮮人権問題国際議連等の最新情勢について、議員諸先生方のお話を賜りつつ、私ども
NGOとして考えますところをご披露いたしたく、


                     ICNK主催 院内集会

北朝鮮の人権情勢と国連事実調査団CoIの提案

『人道に対する罪』阻止のためのグローバル連合結成の報告を兼ねて

1125() 正午~午後1

参議院議員会館 B-107会議室


を開催いたします。平日の昼、急な案内で恐縮ですが、この間、北朝鮮人権問題で献身してこられた各位、ご関心をお持ちの皆様にもぜひこの場を共有していただき、オールジャパンで取り組む決意を表明させていただきたいと願っております。


※参加ご希望の方は、お手数ですが、
tokyo@hrw.orgまで、件名を「北朝鮮院内集会」と題し、メールにて氏名、所属をお送りください。


11.25 ICNK主催 院内集会 呼びかけ人

アムネスティ・インターナショナル日本 事務局長 若林秀樹

ヒューマンライツウォッチ 日本ディレクター 土井香苗

特定失踪者問題調査会 代表 荒木和博

北朝鮮難民救援基金 理事長 加藤博

アジア人権人道学会 会長 川島高峰

NO FENCE 共同代表 砂川昌順 小沢木理

 

ご連絡・お問い合わせ;川添友幸 090-9816-2187


明日 北朝鮮の人権 院内集会 ご参加ください!2011/11/24 12:43

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ICNK のメンバーとして、1125日(金)正午、「STOP! 北朝鮮の人道犯罪」院内集会を開催いたします。ひとりでも多くの皆様にご参加賜れましたら幸いです。

 

● 「STOP! 北朝鮮の人道犯罪」院内集会

北朝鮮の人権情勢と国連事実調査団CoIの提案

『人道に対する罪』阻止のためのグローバル連合結成の報告を兼ねて

 

日時:20111125日(金)正午-午後1

会場:参議院議員会館(永田町) 地下1階 B-107会議室

参加方法: tokyo@hrw.org あて、タイトル「北朝鮮 院内集会」として、ご氏名、ご所属をお知らせ下さい。 

 

主催:北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合 (ICNK)

後援:アムネスティ議員連盟、人権問題を市民と共に考える議員連盟

 

●スピーカー:

 

有田芳生議員「横田めぐみさん生存情報 平壌市民名簿と脱北者証言の評価」

櫛渕万里議員「北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟(IPCNKR)」第8回総会報告

今野東アムネスティ議員連盟及び人権問題を市民と共に考える議員連盟会長笠浩史拉致議連事務局長ご挨拶 その他議員ご紹介

若林秀樹さん…アムネスティが展開している収容所閉鎖はがきキャンペーンについて

土井香苗…対北朝鮮国際NGO連合ICNKと国連事実調査団CoI推進の意義について

藤田隆司さん(特定失踪者 藤田進さんの弟)

荒木和博さん…今北朝鮮とどう向き合うべきか 日朝交渉の舞台裏を踏まえて

 

 

本年9月、世界のメジャー人権NGOが大連合し、参加国内団体が協同行動開始しました。Human Rights WatchAmnesty International, FIDHをはじめとする

世界15か国40余の団体関係者が東京で一堂に会し、北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合ICNK (International Coalition to Stop Crimes against Humanity in North Korea)を結成しました。

 

拉致問題はじめ北朝鮮人権問題の解決に向け活動している日本の各団体もまた、この国際NGO連合:ICNKへの参画を公に表明し、共同行動を推進しています。拉致された同胞を取り戻し、北朝鮮に囚われたままの日本人妻らの帰還を実現し、さらには強制収容所に象徴される北朝鮮当局による人道犯罪を抑止するために、私たち日本の民間は、そして政治は何をなし得るのか。

 

拉致被害者生存情報、北朝鮮人権問題国際議連等の最新情勢について、議員諸先生方のお話を賜りつつ、私どもNGOとして考えますところをご披露いたします。

 

平日の昼、急な案内で恐縮ですが、この間、北朝鮮人権問題で献身してこられた各位、ご関心をお持ちの皆様にもぜひこの場を共有していただき、オールジャパンで取り組む決意を表明させていただきたいと願っております。

 

11.25 ICNK主催 院内集会 呼びかけ人

アムネスティ・インターナショナル日本 事務局長 若林秀樹

ヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本ディレクター 土井香苗

特定失踪者問題調査会 代表 荒木和博

北朝鮮難民救援基金 理事長 加藤博

アジア人権人道学会 会長 川島高峰

NO FENCE 共同代表 砂川昌順 小沢木理

北朝鮮に拉致された日本人を救う会神奈川 代表 川添友幸



CNN.co.jp「就業女性の有給の産休獲得、初めて50%超 米国勢調査局」2011/11/24 13:27

こんにちは、インターンの湯村です。CNN.co.jpの11月12日の記事「就業女性の有給の産休獲得、初めて50%超 米国勢調査局」に、HRWの報告書が載りました!


アメリカ国勢調査局が、就職女性のうち、51%が有給産休を取得したと発表しました。50%越えは初めてであり、労働環境の改善が報告された、という記事です。

「ほかの先進国と比べ、米国の就業女性が出産に際して要求出来る労働上の権利は極めて貧弱で、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは今年、計178カ国を対象にした報告書を発表し、有給の産休を法的に保障していないのは米国、スワジランドとパプアニューギニアたけと指摘していた。」

HRW資料:
報告書 Failing its Families: Lack of Paid Leave and Work-Family Supports in the US
ニュースリリース Lack of Paid Leave Harms Workers, Children: Weak Laws, Discrimination Bad for Families and Business(日本語英語
メディア掲載 Maternity Leave and Human Rights(ニューヨーク・タイムズ)


HRWマルチメディア:ティム・ヘザーリントン「境界を越えて」①2011/11/25 15:23

こんにちは、インターンの湯村です。リビアでの暴動を取材している最中に命を落としたフォトジャーナリストティム・ヘザーリントンさんのHRWによる特集をご紹介します。今回はビデオです。




Tim Hetherington (1970-2011)
ティム・ヘザーリントンは、写真家・映画制作家・ジャーナリスト・人権活動家・芸術家でした。表現や発表の方法、創作内容に境界を見つけることはありませんでした。彼は明確にビジョンを持った人で、紛争を写真・映像・体験記・証言を使って説明して人間性のあるものにし、人間のあり方に光を当てました。
バイオの続きはこちら

ティム・ヘザーリントンは、スーダンのダルフールでの紛争の波紋を調査するため、HRWとチャドへ行きました。この映像は、Djawara村での調査結果を取りまとめたものです。村では、スーダンの民兵組織ジャンジャウィードと、チャドの徴兵によって、2006年4月に2日間に渡って118人が殺害されました。
ビデオはこちら

ティム・ヘザーリントンは、リベリア紛争、その余波、そしてリベリアの人びとへの影響を取材しました。紛争後、彼は国連安保理のリベリア制裁委員会で調査員を1年間勤めました。著書『Long Story Bit by Bit: Liberia Retold』は、最近のリベリアの権力の力学、国際的な共犯、そして正義の探究について探っています。
ビデオはこちら

リベリア紛争とその余波を取材してた数年間、ティム・ヘザーリントンは、国内の荒廃した建物に見つけた紛争に関わるグラフィティ(壁の落書き)を撮り収めました。その絵が明らかにするように、レイプや性的暴力はリビア紛争中に常に行われていました。
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