シリア:政府弾圧でデモ参加者の死亡2011/03/23 17:48

政府当局はデモ隊への過度な武器使用やめよ

(カイロ、2011年3月21日)シリア政府は南部ダルアで、2011年3月18日及び20日、デモ隊に実弾発射するなどし、少なくとも5人を殺害した。このような比例原則を逸脱した過度な武力行使は今すぐやめなくてはならない、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

報道によると、3月20日日曜日、開始から3日目を迎えていたダルアのデモ隊に対し、政府部隊は、デモを解散させるべく、再び何度も発砲するとともに催涙ガスを投じた。この攻撃で1人が死亡し、多数が負傷。この日までにダルアで殺害されたデモ参加者は、少なくとも5人に上った。

「シリア政府は声を上げる自国民に発砲することに対し、何ら良心の呵責を覚えていない」ヒューマン・ライツ・ウォッチ中東・北アフリカ局長のサラ・リー・ウィットソンは語る。「シリア国民は、この地域で最も抑圧的な政府の1つに対して敢然と立ち向かう勇気を示した。しかし、それが命と引き換えに行われることがあってはならないのだ。」

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日本語ニュースリリース: http://www.hrw.org/node/97531
英語オリジナル: http://www.hrw.org/en/news/2011/03/21/syria-government-crackdown-leads-protester-deaths