ニュースの深層:反日デモ 中国の若者たちの現状2011/01/15 22:10

みなさん、こんにちは。インターンの小田です。

11月17日放送のニュースの深層(キャスターはHRWの土井香苗)は、時事通信社外信部記者の城山英巳さんがゲストでした。テーマは、「反日デモ」。

城山さんは、「中国共産党『天皇工作』秘録」(文春新書)という著作で、アジア太平洋地域に関する優れた出版物の著者に贈られる「第22回アジア・太平洋賞」を受賞されたばかり!

さて、番組の核心へ。

中国での反日デモに多くの若者が参加した背景とは一体何だったのでしょうか?

中国では、デモはどんな内容でも許されるわけではありません。ほとんどすべてが禁止されている状態、、、。その様な中で、「反日デモ」は第2次世界大戦中の出来事に基づくものとして、唯一と言ってもよい、政府から許されるデモ、と城山さんはご説明くださいました。

城山さんは、中国の若者は大学入学率は上がっているのに、就職先がないなど世間に対する不満が募っているといいます。その、不満の矛先を反日デモに向けている。そして、デモの起きた場所を地図で見ると、内陸部の地方都市で起きていることが分かります。中国政府としては、首都である北京や万博中の上海、アジア大会を控えた広州でデモをすることについては許可を出さず、なんとか政治的問題に発展しにくい内陸部に抑え込もうとしたため、この様な分布になっていると仰いました。

その他にもいろいろ大変興味深い分析や現実をうかがいました!

みなさまも、ぜひ、毎週水曜日午後8時から、朝日ニュースターのニュースの深層をぜひご覧くださいませ!