ニュースの深層「弾圧を超えて発信する中国の言論人」打合せ編2010/10/21 13:24

こんにちは、インターンの湯村です。

10月13日㈬放送のニュースの深層の打ち合わせに同席しました。
左から 北井大輔さん、王進忠さん、香苗さん、大塚ディレクター

今回は、「弾圧を超えて発信する中国の言論人」と題し、ゲストに北井大輔さん(アムネスティインターナショナル・日本)と王進忠さん(自由アジア放送東京特派員)をお迎えします。

2010年ノーベル平和賞が、劉暁波氏(中国で服役中の民主活動家)に授与されると発表されたことによって、中国の言論の自由や報道の自由に今注目が集まっています。中国の人権や報道の実情に精通していらっしゃるお二人に、中国の現状を聞きます!

放送時間は、
10月13日㈬ 午後8:00~8:55 朝日ニュースター

皆様、どうぞご覧ください!!

ニュースの深層;「検察審査会 市民の司法参加とは」2010/10/21 15:26


みなさま、こんにちは。インターンの小田です。

1020日の「ニュースの深層」は、小沢一朗議員の強制起訴を受け て、「検察審査会」について国学院大学法科大学院教授で弁護士の四宮哲(しのみや さとる)
がゲストでした。


司法制度改革の一環として、
2009年に裁判員制度と共に改革された「検察審査会」ですが、その実については恥ずかしながら、理解できていませんでした。


検察審査会も、裁判員制度と同様に無作為に市民が
11人審査員として選ばれ、証拠を照らし合わせて、起訴が相当か否かを判断をしていきます。裁判員制度と併せて四宮さんは、市民の司法参加の意義について、 
・裁判そのものの透明化、フェアになること。 
・市民の意識が変わること。        を挙げられました。 
特に、後者については、検察審査会や、裁判員裁判に携わった人が「社会に関与した」という達成感、充実感を味わい、、具体的には選挙に行く様になったり、メディア報道などを鵜呑みにしなくるという効果もあるそうです。


番組の中で、印象的だったのは「死刑のように、プロでも一ヶ月以上も判断に苦しむことを一般市民に負わせるのはいかがなものか?」という問いかけに対して、「死刑という制度は、我々国民が選択したもの。その制度を持つと国民が決めた以上、その判断をもする責任がある。」という旨を仰っていたことです。但し、控え室で、四宮さんは死刑反対の立場であるとうかがいましたが。しかし、死刑反対の立場の方からの発言であればこそ思い発言ですよね。私たちは、単に、感情だけで「死刑にすべき!」と叫ぶのではなく、その死刑の決定と執行もまた国民として行なう----その覚悟が国民にあるのか?考えさせられました。


また、ニュースで「起訴」「逮捕」と聞くと、それだけでその人が有罪であると考えてしまいがちではないでしょうか。けれど、有罪か無罪かは、裁判所が決めるべきこと。つまり、有罪か無罪かは「法廷」で決めるものです。ですから、起訴=悪いことをした と決め付けるのは正しくないんですね。


裁判員制度もあわせると、なんと年間
1万人以上の市民が司法の中に入っていくことになるそうです。
その人数からは、私も(そして皆様も、、、)決して他人事ではありません。それなのに、積極的に理解しようとしていなかった自分自身の意識の低さに悲しくなりました。


因みに、四宮さんに控室で伺ったのですが、、、
 検察審査会に選ばれた方は、ちゃんと日当が支給されるそうです!