北朝鮮政府による人権侵害を裁くには - 記者会見・勉強会2010/09/15 10:59


 9月9日木曜日北朝鮮政府の人権侵害を国際刑事裁判所に提訴するための指針を討
議する記者会見とそれに続く勉強会が行われました。インターンの栗本、小田、そして新人の瀬戸がお手伝いも兼ねて見学をしてきました!


まずは、メディア関連の方々をお呼びしての記者会見が行われました。インターン・スタッフが慌しく会場を整えてまもなく、記者の方やテレビ局の方が続々といらっしゃいました。

今回は、北朝鮮やビルマの人権問題にとても積極的に携わってくださっている、衆議院議員の中川正春先生もいらっしゃいました。お忙しいところ本当にありがとうございました!!

会見が始まると、司会進行の土井さんを中心に有識者の方々のお話があり、北朝鮮の人権状況や他国の対応、北朝鮮政府首脳を国際機関で裁くために必要な事項等々が話し合われました。
インターンの小田さんも、土井さんの助手として資料発表。他のインターンは感動しました!

人権侵害に対して提訴を行うには、まず国際人道法違反疑惑を調査する国際調査委員会(Commission of Inquiry) の設置が重要であり、これに向けた働きかけに消極的な政府を動かすためには、メディアなどによる世論喚が重要だ、というお話がとても印象的でした。

そして、記者の方々がお帰りになった後、続けてNGOの戦略会議が行われました。
北朝鮮政府や人権問題に関する現状についての情報交換や、Commission of Inquiry設置を目指すうえで何が必要かなど、記者会見の内容を更に踏み込み様々な話し合いが行われました。


北朝鮮の人権問題に関心のあった私たちインターンにとって、新しい知識をたくさん得られ大変ためになる勉強会でした!!

わたしたち一人ひとりが人権問題を身近なものとして関心の対象にすることがとても大切なことなんだな、とヒシヒシと感じる日となりました。