あの稀少なハーバード大学1年生がインターンにやってきました:HRW東京オフィスインターン―小林です ― 2010/06/30 15:45
土井香苗です。さて、今年3月に、ハーバード大学のファウスト学長が来日されました。私も(ハーバード卒でもないのに)ファウスト学長を囲むディナーにまぜていただきました。ディナーの席でも、ファウスト学長は、「ハーバード大学の学部生に日本人が少ない。今年の1年生にはひとりしかいない」とおっしゃっておられました。
当時の鳩山首相とも面会され、同じ懸念を享有されたとの記事を日経新聞でも読みました。
【日経】ハーバード大学長「日本人生徒の減少懸念」 1年生わずか1人 (2010年3月15日) 記事の内容はこちらの方のブログに掲載されていました。
そんなことがあったのち、先日、「ハーバード大学1年生の小林です!」と元気な青年が東京オフィスのインターンに来たときには、「まあ、あの一人だけという1年生」と
驚いたわけです。
そんな小林くんは、いま、HRWでがんばってインターンしてくれているのはもちろん、ハーバード大学をはじめとする大学生活を高校生に発信する活動もがんばっています。そんな彼からのメッセージご覧くださいませ
↓
はじめまして、ヒューマン・ライツ・ウォッチの東京オフィスにて、夏季の間インターンをさせていただいております、小林亮介と申します。
当時の鳩山首相とも面会され、同じ懸念を享有されたとの記事を日経新聞でも読みました。
【日経】ハーバード大学長「日本人生徒の減少懸念」 1年生わずか1人 (2010年3月15日) 記事の内容はこちらの方のブログに掲載されていました。
そんなことがあったのち、先日、「ハーバード大学1年生の小林です!」と元気な青年が東京オフィスのインターンに来たときには、「まあ、あの一人だけという1年生」と
驚いたわけです。
そんな小林くんは、いま、HRWでがんばってインターンしてくれているのはもちろん、ハーバード大学をはじめとする大学生活を高校生に発信する活動もがんばっています。そんな彼からのメッセージご覧くださいませ
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はじめまして、ヒューマン・ライツ・ウォッチの東京オフィスにて、夏季の間インターンをさせていただいております、小林亮介と申します。
現在、アメリカ、マサチューセッツ州にある、ハーバード大学の学部の1年生です。生まれも育ちも東京で、昨年春に私立高校を卒業後、秋から寮生活を送っています。写真は来年のルームメイト他(4人で計20ヶ国語以上話します)と寮の前で撮影した写真で、中央にいるのが僕です。
現在、国際関係論を中心に勉強しております。ハーバードでは、3カ月間ほど与えられる夏季休暇は第3の学期とも言われ、学部生は世界中に散って、インターンやサマースクール等の活動を行います。通常の授業と、実践をつなぐ貴重な場です。そこで、僕もこの期間を利用し、東京に帰ってきて、人権という国際関係論の一分野にかかわるインターンをすることにしました。
オフィスでは、プレスリリースの邦訳などを中心に行っております。英語で読めて、日本語が出来ても、翻訳となると一筋縄ではいきません。自分の力不足を痛感することばかりですが、日本の皆さまに世界の人権関連の情報を発信するという大きな責任を伴う仕事に、大変やりがいを感じています。
上の写真は、学部1年生用の食堂です。さて、ハーバードというと皆さんの頭には何が思い浮かぶでしょうか?名前は耳にしたことがある方も多いと思いますが、意外とその内情は知られていません。ビジネス・スクールなどの大学院は比較的有名ですが、学部をご存知の方はほとんどいないのではないのでしょうか?
それもそのはず、ハーバード大学に在学中の約6600人のうち、日本人学部生の数は5名だけです。2009年度入学の学年では、僕1人しかいません。この数、実は昔からあまり変わっていないのです。特に、日本の高校から、ハーバードをはじめとしたアメリカの大学に入学する学生の数は、今も昔も、極端に少ない状況が続いています。
しかし、最近、この流れに変化が見られ始めています。3月には学長が日本を訪れ、日本人の学生数の少なさをアピールしたことを皮切りに、社会の注目を集め始めました。多くのTV番組がこの問題を取り上げ、NHKでは、学部の看板授業であるサンデル教授の"JUSTICE"の放送も行われました。
ただ、残念なことに、ハーバードの学部に関して日本語で存在する情報は、大多数が個人的なブログなどで発信されるもので、不正確かつ恣意的な要素を含んでいます。そこでハーバードの日本人学部生でHarvard College Japan Initiativeという組織を立ち上げ、Harvard Club of JapanなどのOB組織と協力して、日本の高校生やその保護者に向けた活動を行っています。
活動内容は、決して「アメリカの大学が日本よりいいよ」、などアメリカ留学を薦めるということではなく、「受験勉強以外の課外活動等を通して、自分の関心について高校時代から考えて積極的に行動し、日米を含めた幅広い選択肢から、主体的にへ進学先、専攻や将来を選択してほしい」というものです。この趣旨の下、高校をめぐっての日米大学生との座談会企画や、来年度のサマースクールの開校などを目指すなど、高校生と、大学生、社会人、世界をつなぐ活動を行っています。
昨年度のイェール・ハーバード・コーネル大合同 Info Session の様子
またアメリカの大学に少しでも興味のある日本の高校生、ご父兄、高校の先生方を対象に、ハーバード大学をはじめアメリカの名門大学15校ほどが合同で、8月22日に無料のカレッジ・フェアを企画していますので、是非お越しください。詳細は、http://www.harvardclubofjapan.org/006_1.do?no=75をご参照ください。
長々と個人的な宣伝になってしまって申し訳ありませんでした。今後は、HRWでのインターンと、そこで感じたことを率直に書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
参考URL:
Harvard Club of Japan: http://www.harvardclubofjapan.org
Harvard College Japan Initiative: http://www.hcji.org/Home
またアメリカの大学に少しでも興味のある日本の高校生、ご父兄、高校の先生方を対象に、ハーバード大学をはじめアメリカの名門大学15校ほどが合同で、8月22日に無料のカレッジ・フェアを企画していますので、是非お越しください。詳細は、http://www.harvardclubofjapan.org/006_1.do?no=75をご参照ください。
長々と個人的な宣伝になってしまって申し訳ありませんでした。今後は、HRWでのインターンと、そこで感じたことを率直に書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
参考URL:
Harvard Club of Japan: http://www.harvardclubofjapan.org
Harvard College Japan Initiative: http://www.hcji.org/Home