スリランカ:米国政府の戦争犯罪報告書が 広範な人権侵害を明らかに (10月22日)2009/11/11 13:30

<ヒューマン・ライツ・ウォッチ ニュースリリース>

スリランカ:米国政府の戦争犯罪報告書が  広範な人権侵害を明らかに 

日本語ニュースリリース: http://www.hrw.org/ja/news/2009/10/22-1
英語オリジナル: http://www.hrw.org/en/news/2009/10/22/sri-lanka-us-war-crimes-report-details-extensive-abuses

10月22日、米国国務省は、スリランカでの戦争犯罪についてのレポート(http://www.state.gov/documents/organization/131025.pdf)を公表。スリランカで26年も続いた内戦は、今年5月に分離独立派武装組織タミル・イーラム・解放のトラ(LTTE)の敗北により終結しました。しかし、内戦の最後の数ヶ月間、スリランカ政府軍と、LTTEの双方により多くの戦争法違反が犯されました。今回米国政府によって発表されたレポートは、内戦後はじめての第三者による報告書で、LTTEによる子ども(児童)の徴兵や、政府軍による捕虜や戦闘員の殺害、拉致・強制失踪、そして両軍による民間人及び民間目標への攻撃などについて詳細にとりまとめています。ヒューマン・ライツ・ウォッチは関係諸国政府に対し、米国国務省のレポートを、国際的な事実調査を求める明確な呼び掛けとして利用するよう求めています。

レポートはこちらからご覧いだけます:
http://www.state.gov/documents/organization/131025.pdf 

このレポートは海外のメディアでも大きく取り上げられています。例えば・・・
イギリスGuardian紙
http://www.guardian.co.uk/world/2009/oct/22/sri-lanka-state-department-report 
BBC
http://www.bbc.co.uk/sinhala/news/story/2009/10/091022_us_appropriation.shtml 

もっとスリランカの人権ニュースをご覧になりたい方はこちらへどうぞ
http://www.hrw.org/ja/asia/sri-lanka

コメント

_ 山田 ― 2009/11/11 13:46

日本ではほとんど報道されることのない情報です

これからも頑張ってください。

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